戸定の昆虫 2014-4 (10~12月)


 12月まで更新できずすいませんでした。自然の営みを紹介していきます。


 2014年 トップ

 12月21日 (日)

 忙しすぎるので、写真を撮らなくなっていて、もう今月も終わるという時期になってしまい残念です。
でも今日はフユシャクの観察会を行いました。これで今年は終わりかもです。

 
 いつもより早く行ったのは、このチャバネフユエダシャクの写真を撮ること、うまくいけば交尾個体も
と思ったのですが、 残念ながら交尾個体は見られませんでした・・・でもメスはいました。
 何度見てもびっくりのメスです。これがチョウ目の成虫とは思えませんね。

 さて、フユシャク観察は越冬昆虫を見ることができるので、それも楽しいのですが、紹介します。
 
 サクラの樹の洞に、ヨコヅナサシガメの幼虫が越冬していましたが、今年の集団は大きい!
結構な個体数が体を寄せ合っていました。

 
 フユシャクガの仲間のメスは、翅の退化度合?が結構違うので観察していておもしろいです。この種は
かなり翅が残っていて、退化の途中にあるかのごとくです。クロオビフユナミシャクのようです。

 
 そしてこちらはもっと小さくなっているが、小さな翅があるタイプです。シロスジフユエダシャクの
ようです・・・

 
 これは同定難しい・・・調べますが不明種になりそうです。

 
 
 黄色くて細いこのサシガメの幼虫ですが、調べたらもう一つの特徴で和名がついていました。
ヒゲナガサシガメです。この時期に幼虫でしかもこの2個体の齢期は違うので、決まった休眠期を
持たない幼虫休眠という感じなのか、それとも休眠はせず耐寒性が強いのかは、わかりません。

 
 
 
 そしてこのカオマダラクサカゲロウに至っては、成虫で越冬している個体と、下のように幼虫で越冬
している個体が見られました。ステージも決まっていないとは・・・ちょっとびっくりです。下の幼虫は
木ぎれなどゴミを背負っていました。

 
 このシャクガの幼虫も種名は難しいかもです・・・終齢でないとなあ・・・

 
 
 クモも結構見られます。この子は幼体なのか手元の図鑑ではわかりませんでした・・・

 
 これはヤガで斑紋がわかりやすいので、もう少し調べてみます。

 
 
 まだ早いと思っていたウスバフユシャクかクロテンフユシャクが交尾をしていました。この1個体だけです。
この種のメスは翅が全くないタイプです。これが完成形なんでしょうか・・・

 
 これは決定的という感じですが、残念ながらオスメス並べてみたので、自然の姿ではありません。
すいません・・・でも右のオスもチャバネフユエダシャクでした。こうして並べてもすぐに交尾には
至らないのが、おもしろいですね・・・

 
 比較的大きなチャタテムシがいました。ウスベニチャタテではなかった・・・なんだろう・・・

 
 写真を撮っているときは、エサキモンキツノカメムシかなと思いましたが、背中の黄色い紋がハート型ではなく
その他の特徴から、モンキツノカメムシなのだと思います。やや珍しいので,撮影して良かった。

 
 これもシロスジフユエダシャクのようですね。

 
 これはクヌギカメムシのようですが、近縁種ではないとは言えないので・・・でも一応クヌギカメムシとしておきます。

 
 どうしてこういう毛虫も幼虫越冬なんでしょうかね・・・キドクガの幼虫です。目立つ配色です。

 
 サザナミフユシャクのオスではないかな・・・じっとしていてまだ活動しないのかもです。

 
 帰り道でも見つけました。
 
 合計4匹見つけました(私は見つけていない)・・・しかし不思議な形です。
 
 
 サザナミフユエダシャクと思われる個体。

 
 個体変異もあるみたいですね・・・難しい・・・

 ということでいろいろ見られました。次は1月中旬です。
 

 11月28日〜12月1日 (金〜月)

 少し涼しくなってきましたが、鹿児島と奄美大島に行きました。供試虫の採集でしたが、残念ながら
天気も悪く、写真も多くはありません。でも別立にしますね。下の写真をクリックしてください。
 

 11月19日 (水)

 以前は学内に比較的多く生息していたトゲナナフシが、最近はほとんど見られなくなってしまいました。
鬱蒼としていた林が明るくなったのだと思いましたが、絶滅はしていないよなと思っていたものの、
ここ数年は見つかりませんでした・・・
 
 ところが事務棟そばのアスファルトで歩いているトゲナナフシを発見!まだいたんですね!
でもアスファルトではかっこわるいので、樹に放しました。やらせですいません。でもこうして
横から写真撮ると、トゲが確認できますね!

 11月13日 (木)

 忙しくて出歩かないので、つくばの写真だけになっていてすいません。

 
 この前撮影したのと似ていますが、同種かどうか不明なゴミムシです。胸部背面に乗客を乗せてすばやく
動き回っていました。このダニは体液を吸ったりしているのか・・・気になります。でもこのダニ結構大きい。
すばやく動きつつ、この2匹連れは行ってしまいました。

 
 
 一方でこのコクワガタは足取りもゆっくりで、時々止まりながら動いていました。こちらはもうそろそろ
寿命なのかなという気がしました。

 
 タラノキの落ちそうな複葉の柄にツマグロオオヨコバイがいましたが、盛んにお尻から吸った樹液を排泄していました。
かなりの頻度で排泄していて、こんな落下しそうな葉柄だけど樹液は普通に流れているんですね。やや周期的に排泄をして
いるので、腹部から落下直後に写真を撮ろうとカメラを構えました。
 ほとんどは失敗ですが、数枚上手く撮れました。排泄最中はこのように球状になりますが、もう少し遅いと線状に流れて
しまいます。
 
 これは少し遅れたので排泄球の後ろに流れたあとがあります。これが排泄直後の状況で、球が一番大きいかなと思います。

 11月6日 (木)

 つくばのほ場も寒くなってきました。

 
 でもヒナバッタは元気にしていました。イネ科の雑草にしがみついて食べていました。

 
 
 ササキリもまだ鳴いていました。こうして写すと結構かっこいい!

 11月3日 (月)

 これまで時間が取れなくて、祝日でしたが、西千葉の屋上ビオトープで調査しました。

 
 イモムシがいましたが、少し見ただけだとわからなかった・・・調べる時間を作るので少しお待ちください。

 
 ビオトープのヤツデの花にも昆虫が来ていましたが、ハエはわかりませんねえ・・・調べてはみますが・・・

 
 まだヒロバネカンタンが活動していました。だいぶ少なくなってしまいましたが、この個体は元気でした。

 
 ミノガがいましたが、誰だろう?今回はわからないものが多かったです。屋上調査も
今シーズンはこれでおしまいです。

 10月30日 (木)

 木曜日なので、つくばでの撮影一コマです。

 
 ツマグロヒョウモンのオスですが、後翅も破れてだんだん痛みが増しているようです。もう少したつと
いなくなってしまうかな・・・

 
 草地にヒナバッタが数多くいました。この個体は鳴きながら移動していました。

 
 地上に降りてきて産卵の準備をするヤブキリです。彼らの生活もそろそろ終わりです。

 
 ゴミムシがいましたが、オオゴミムシに似た形態です。でもオオゴミムシは成虫越冬なので、こんなに
腹部が膨らんでいるから産卵間近という気もするので、そうなると違う種ですね・・・もう少し調べるものの
わからないかもです。

 
 センチコガネが飛んできてとまりました。頭の形態でオオセンチコガネかどうかわかりますが、この写真だと
わかりづらく残念・・・うーん・・・どちらだろう。

 10月25日 (金)

 今年もミノウスバの成虫の季節です。学内の発生地にいました。
 
 羽化したてのオス個体です。翅を伸ばしていてまだ閉じる前でした。
 
 でもマサキの樹を見たら、もう産卵しているメスが!発生のはじめではないですね・・・
 
 他にも産卵個体が・・・卵を守っているようでした・・・

 
 カラスウリのウリウロコタマバエの虫こぶが目立っていたので、撮影しました。虫こぶの名前は
カラスウリクキフクレフシです。3齢幼虫で虫こぶと一緒に越冬するようなので、その準備に入る個体が
入っているのでしょう。

 10月28日 (月)

 学内草刈り日で見つけたケバエの幼虫です。
 
 同じような環境なのに一カ所に集まっています。土の中にいると目立ちませんね・・・

 10月25日 (金)

 神奈川の公園に出かけました。

 
 ミナミトゲヘリカメムシという種類のカメムシがいました。本州から南西諸島までいるようなので分布が南に
偏っているわけではないようですが、カメムシの仲間は温暖化で北上しているものもいるので、この種もそうなって
いるのかもしれませんね。

 
 黄色いカイガラムシを初めて見ました。調べたらキイロワタフキカイガラムシのようです。カイガラムシも
いろいろ奥が深い昆虫ですので、興味深いです。

 
 ヤガがとまっていましたが、この手のヤガは似た種が多く、斑紋の変異もあるので
同定ができないかも・・・手元の古い図鑑にではわからなかったので、調べます。

 
 ミナミヒメヒラタアブがホバリングしていました。なぜか彼らの撮影は上手くいきます(笑)

 
 ヤツデの花にも来ていました。

 
 ホシホウジャクも巧みにホバリングしつつ吸蜜しています。こちらは翅が止まらず・・・もっと高速にしないと
いけませんね・・・来年度の課題です。

 
 スズメガの仲間は、体の太さの割に翅が小さいので、羽ばたきの回数もアブより多いことが伺えます。

 
 この不思議な翅と止まり方をするのは、トリバと呼ばれるガの仲間です。エゾギクトリバっぽいが、少し違うので
調べてみます。個人的には吸蜜していて後脚のとげなどもよく見えていて気に入っている写真です。

 
 ハナアブも来ていましたが、調べたらアシブトハナアブという種でした。後脚の腿節が太いのですが、この
写真だとはっきりしませんね。種名がわかればそれがわかるような写真が撮れるので、まだまだ修行しないと・・・
良い勉強になりました。

 
 赤いカメムシがいるので、珍しいと思い、撮影したものの種名がわかりません。いろいろ調べたのですが、
赤くなければクサギカメムシなので、これはクサギカメムシの赤色タイプだと思います。越冬に向かって
赤くなるのかもしれませんが、詳細は不明です。

 
 桜の樹にヨコヅナサシガメの幼虫が集まっていました。まだ動き回っていましたが、そろそろ越冬準備に
入るのかもしれませんね。もう冬も間近な感じになりました。

 
 一方できれいなヒカゲチョウの成虫もいました。彼らは幼虫越冬なので、まだ産卵して幼虫が生まれるわけですね・・・
昆虫たちの晩秋の過ごし方も様々なことがわかりましたが、冬の気配を意識した生活を送っていることは
間違いないところです。

 10月23日 (木)

 つくばのほ場での撮影ですが、今回は少なくてすいません。

 
 夕方になり、モンキチョウが寝るために休んでいました。モンキチョウも幼虫越冬のようなので、このメスが
産卵してその幼虫が育たねばですが、間に合うかな・・・

 
 以前撮影したことがある キンケハラナガツチバチかなと思います。触角が長いのでオスのようです。
夏から秋にかけてハラナガツチバチの仲間がよく見られますが、相当数のコガネムシの幼虫が寄生されて
いるのだなと思ってしまいます。

 10月 18〜19日 (土〜日)

 秋のミカン収穫で、1年生と熱川に行きました。昆虫は多くなかった・・・残念・・・ライトトラップを
仕掛けましたが、その写真しかなかった・・・

 
 夜間採集のライトに来たイチジクキンウワバです。よく見られるウワバですが、こうやってライトに
来てくれると嬉しいなあ・・・

 
 マダラスズもライトに来ていました。

 
 秋に多いマメノメイガです。マメの害虫として有名ですが、幼虫などの写真も撮りたいものです。

 
 比較的大きなシャクガが、ライトのそばの樹で休んでいました。調べたらエグリヅマエダシャクという種類でした。
晩秋まで現れるガのようです。 

 10月 17日 (金)

 カメムシなどを狙って、松戸市内で採集を行いました。

 
 コアオハナムグリが、セイタカアワダチソウで花粉を食べているようでした。顔の部分が花粉に覆われ、目も
見えにくいのでは、なんて思いました。

 
 ヒロバネカンタンのメスは翅が広くなっていません。青空バックで撮影しましたが、顔がはっきりせず残念・・・

 
 アキアカネがとまっているところを接近し、写してみました。

 
 オンブバッタのペアは同じ色同士が多いように感じましたが、褐色のメスと緑のオスというコンビは、あまり
見たことがない気が・・・撮影できて良かった。

 
 おなかがふくれたハラビロカマキリが悠然と歩いていました。体に傷もなく、きれいな色をしているカマキリ
でした。

 
 今日見つけたキタキチョウは全部秋型でした。もう秋型の季節になりました。

 
 珍しいと思っていた配色のコンビが、ここでは割といるようでした。オスメスで色が反対のペアも探したい・・・

 10月 16日 (木)

 先週からつくばのほ場で農薬の試験が始まりました。11月20日まで毎週なので大変です。頑張りつつも
細かい調査は若い学生に任せて(笑)、写真も撮るという魂胆です。

 
 アミメアリが集まっていました。小さなアブラムシ?がいるようです。

 
 
 アキアカネが結構いました。色づいている個体とそうでもない個体がいました。オスメスかな・・・

 
 クサカゲロウが休んでいました。顔面が写っていないので種名は少しお待ちください。

 
 クサギカメムシも休んでいました。そろそろ越冬シーズンですね。

 
 ササキリが数多く鳴いていました。見つけたこの個体はメスでしたが・・・また妙に黒っぽい配色でした。
 
 一方こちらはオスで、しかも鳴いているところです。

 
 夕方になりました。さかんに飛んでいたツマグロヒョウモンたちが、落葉性マツに止まってもう寝る準備をしていました。
これはメスですね。
 
 
 2番目の個体もメスで、上の個体はオスですね。あとしばらくは元気に飛び回るのでしょう。彼らは幼虫越冬
のようですから、次世代が冬までに育つようにしないと・・・

 
 帰るときにセイタカアワダチソウの花にウリキンウワバがとまっていることを学生が発見してくれました。
成虫の野外個体の写真は撮影できると嬉しいものです。

 10月 12日 (日)

 都内の公園にいきました。小さな庭園でしたが、昆虫は多く楽しめました。今度は夏とかに行ってみたいものです。
キタキチョウがいましたが、夏型と秋型が混在していました。
 
 こちらは夏型です。黒い帯が幅広いですね。
 
 こちらは黒い帯がほとんどありません。秋型です。

 
 ツマグロヒョウモンのオスがべったり翅を広げていました。

 
 ササキリが鳴いていましたが、鳴き声が違うので、ようやく見つけて撮影だけしました。調べたらオナガササキリのようで
それなら尾である産卵管が長いメスも撮影しておけば良かったと思いましたが、後の祭り・・・残念でした。また来年かな!

 10月 2日 (木)

 今日も学内のアカホシゴマダラを撮影しました。
 
 実生の若いエノキにはアカホシゴマダラがたくさんついています。もう学内でも多いチョウになっています・・・

 10月 1日 (水)

 学内の昆虫を撮影して、まずはページを改める予定でしたが、更新が12月18日では・・・
申し訳ないです。

 
 アカホシゴマダラの幼虫です。学内ではすっかり多くなってしまいました。

 
 ビロウドハマキが交尾していました。温暖化で多くなっているガだと聞きますが、確かに多くなっているようです。


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