戸定の昆虫 2017-1 (1~3月)
2月12日に米国より帰国しました。本年もどうぞよろしくお願いします。
3月 22日(水)
今日は暖かかったので、学生と学内を歩きました。研究材料等に用いるチョウを採集する目的も
ありましたが、キタキチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ベニシジミ、ルリシジミと5種のチョウを
目撃しました。しかしそれらのチョウは学生により捕獲されたか、飛んで行ってしまい、残念ながら
カメラに写ることはありませんでした・・・
そのため、それ以外の昆虫を紹介します・・・来週は学会があるので、おそらく3月はこれで最後
となります。例年そうですが、特に今年は1〜3月が少なくてすいませんでした。まだ自由に更新
出来ないようなので、今後もあまり頻繁に写真が出ないかもですが、ご了承ください。
地面を見ると、ハラヒシバッタがたくさんいるのがわかります。様々な斑紋を持っているので
それらを写しても良いなと思いますが、変異が多すぎです・・・真横から写した写真がなかった
気がしたので、腹ばいになりながら撮影していたところ、クロヤマアリがやってきました。目の前に
きたのでどうなるのかと思いましたが、アリはハラヒシバッタの横をすり抜けていくだけでした・・・
マエアカスカシノメイガも早春から出現する昆虫です。これまでも写していますが、いつも単体
なので、次回は交尾など少し違った写真で紹介したいものです。
3月 9日(木)
どうもカメラを持って出る暇がなく・・・今日は暖かい日だったので、ようやく学生実験の合間に
学内に出ることができました。久々の日本の昆虫です!
圃場のバラの新芽が伸びていましたが、もうイバラヒゲナガアブラムシが見られました。どんどん
増殖しています!でもよく見たらヒラタアブの卵が!これくらいの密度でも幼虫は育つのかな?
最初のうちは摂食量が少ないかもしれないからアブラムシが増えれば大丈夫かもしれませんね。
おや?でもこの密度に卵3つは多すぎのような気も・・・大丈夫なんでしょうかねえ・・・
日当たりのいいところにはヒラタアブ成虫も見られました。ホソヒラタアブかな?
もうだいぶ春という感じです。(成虫越冬だけど・・・)
同じ種ですが、やや体の大きさが違うからこちらはオスなのか?と思ったら腹部の先端が尖って
いるのはメスだそうで、上は腹部がわからないから性別不明ですけど大きいから大きなメス?
2月15日(水)
帰国してもばたばたしていて昆虫の写真はないです・・・
園芸で一番早い桜がほころんでいました。春ももう近いですね。今後ともよろしくお願いします。
3月に入ったら昆虫の写真も狙います。
2月6日(月) アメリカでの最後の昆虫写真・・・
アリゾナは暖かかったのに季節は冬だから昆虫は少なかったです。残念・・・バッタとかもいたが
写真に残せませんでした・・・またハイシーズンに再訪したいものです。
よく見かけたのは、このカマキリの卵嚢。古いのも入れると全部で10個以上は見ました。
ハラビロカマキリに似た感じで、これはネイティヴの種のようです。成虫を見たい!
大きなサボテンに花が咲いていましたが、花の終わったところに花外蜜があるのか、アリが群がって
いました・・・明らかに蜜を舐めている感じです・・・これくらいしか写せず残念・・・
1月29日 (日)
ステートカレッジを出て行く日が近づきました。夕方パムの家に行きますが、その前に昼に
ガーデンに行きました。虫はいないかと探したら・・・
ユスリカがいました!でもあまりいい写真ではない・・・もう少しと思って近づいたら逃げて
しまいました・・・こんなに寒いのに成虫がいて活動するとは・・・
1月1日 (日)
日本では元旦からカメラ持って出ませんが、こちらでは元旦の行事とかがないから、天気が
良いので、ガーデンで新たな昆虫を探してみました。でもさんざん探したのにいなかった・・・
諦めて帰ろうと、木の幹を見たら何かが動いています。
ゾウムシでした。暖かいので動いているのか?木の幹を上がっていましたが、横なども向いた
ので写真も撮れました。口吻の長い典型的なタイプです。
種名ははっきりせず、Dirabius rectirostris に似ていますが、微妙に形態が違うような・・・
またその種は草を食べるというので、違うかな・・・もう少し調べます。
前回見つけたシャクトリムシは・・・
このところ暖かいが、動いていないようです。、
前回と反対側から撮影してみました・・・
本年もよろしくお願いします。