研究グループの日常を紹介します。
2012年度は、毎週火曜日の午後に専攻演習(ゼミ)、水曜日午前には圃場整備が行われています。
専攻演習
1.研究テーマについて、今年1年間の研究計画を発表する「計画発表」
2.研究に関わるものや、興味ある分野の英語の文献をいくつか読んで、分かりやすく
まとめた上で発表する「文献紹介」
3.今年1年の研究成果を報告し、研究室の皆の意見やアドバイスを聞いたり、時に激しい
討論が展開される「中間報告」と「最終報告」
(言うまでも無く、手を抜けば厳しい指摘も・・・)
このように、ゼミは3つの形式で開かれています。
圃場整備
酸い予備の午前中には、新農薬の委託試験(まだ市場に出る前の農薬の効果や薬害をみる試験)や、
実験に用いる圃場で植物の栽培・管理などを行う「圃場整備」があります。
基本的には圃場の草刈りなどが主な仕事になりますが、この他にも、資料室の書籍や文献整理、
飼育室の整理など様々な雑務も「圃場整備」の時間に行います。
委託試験もかなり力が入っています。薬剤をまいて、害虫の殺虫効果や薬害を検討するのですが、
圃場整備の日以外にも虫のカウントを行い、正確なデータを出すようにしています。
キャベツの害虫についての、薬剤の効果試験をしています
日常生活は・・・
この他の日は、各自授業に出たり実験を行っています。基本的に生物相手なので、多くの人は
毎日研究室に来ます。
シーズンには、頻繁に採集に行ったり、野外でデータ集めも行います。
夏場には、飼育する虫の数が膨大になってきて、毎日飼育とデータ取りだけで、朝から深夜まで
かかってしまう人もいます。
まさに飼育地獄です・・・でも、データが出るとうれしいものです。
テーマに関してはメンバーのページをご覧ください。
また、不定期ですが、何人か集まって昆虫採集などに出かけることもあります。野外調査のついでに
というものありますし、遠出することもあります。また近場で行うこともあります。


ライトトラップの風景です。多いときはシーツ全面に昆虫が飛んできて張り付きます。
これは学内の様子なので、そういうことはないですが(笑)