私、野村は、日本応用動物昆虫学会の援助もいただきましてブラジル・イグアスの滝で行われた第21回国際昆虫学会に出席させていただきました。登録者数は5000人!日本からは300人ぐらい出席したそうで、大きな学会です。私は3回目の出席でしたが、いろいろディスカッションすることが出来て実り多き大会となりました。
今回の大会は一言で言えば「南米風」でした。最初の登録に4時間も並ばされた人もいたり、会場のロケーションの問題などもいろいろありましたが、「へーきへーき」という感じで個人的にはなんだか陽気に進んでしまったような気がします。
発表はシンポジウム(オーラル)とポスターの2つに分かれますが、オーラルで申し込んだのにポスターに回された人もいて、混乱も起こっていました。ポスター会場でパソコンを使用したり驚いたことにスライドを映写している人もいました。
今回はポスターの発表日は一人1日(午後)に限られたので、あまり余裕はありませんでした。また、ポスターの張り出しは、アルファベット順でしたので、見たいポスターを探すには講演要旨とプログラム(これも分かりづらい)を駆使した予習が必要で、結局は端から端まで歩き回るしかなく、大変です。会場のすぐ隣ではアルコール類が販売され、農薬会社のブースでもアルコール類が振る舞われているために、しゃべるほうも聞くほうもほろ酔いの人が増えてきます。
私は24日にポスターで発表しました。今大会ではヤマトクサカゲロウの種内変異を発表しました。クサカゲロウの研究をしている人などと話す機会があり、有意義な時間を持つことが出来ました。
他の日だったら時間が過ぎても発表は続くのでしたが、この日は公式のバンケットだったために7時過ぎには片づけたのでした。しかし会場へ行くバスは待てど暮らせど無くて、やはり南米的でございました。
学会の写真は大して無いですが、イグアスの滝などの写真をお見せしましょう。興味ある方はこちらをクリックしてください。