戸定の昆虫 2024-4 (10~12月)Oct. to Dec., 2024


 酷暑の夏が終わりましたが,更新が進まずすいません・・・写真は撮っていますが・・・ 

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  10 12日(土
 
  昨日に続き,今日は後輩と少し遠出して他のアオイトトンボ科のイトトンボ撮影に行きました。
 一番の目的は絶滅危惧1B類のコバネアオイトトンボでしたが,数が以前より減っている気がします。
  
  逆光で奥が暗いから良い写真ではないですが,ようやくオスも見つけました。次世代につないで
 くれるよう祈っています。
  
  メスもいました。この地では本種の繁殖行動はほとんど撮影できていません。また様子を見に
  行きたいものですが・・・
   アオイトトンボもいましたが,昨日撮影したのでもう1種オオアオイトトンボも多かったので目を
  向けると・・・
  
  まだ暖かいし時期的に早いと思っていたのに,もう連結したペアがいました。 これは
 午後遅くに産卵とか見られるのでは,と思いましたが・・・
  
  午後4時前から水辺の樹に多くのペアがやって来ました!そして交尾個体が見られ!
  
   多数のペアが交尾や産卵をはじめました。上は交尾個体。
  
  良い感じの太さの枝に産卵するペア,産卵に適したこの枝は,よく見ると過去の産卵痕でボコボコ
  になっています。
  
  この枝もボコボコしているのは,過去の産卵痕が膨らんだことによるものです。
  
  背景が抜けた良い位置での産卵でしたがピントが合った瞬間に産卵休止して飛び立ちました。ペアは
 産卵位置を頻繁に変えていました。
  
  夕闇のなかで産卵するオオアオイトトンボ,こういう写真を撮りたかったので嬉しい。また夕闇のなかでの
 撮影をしに訪れたくなります。でも毎回こういう位置で産むとは限らないからなあ・・・

  
  だいぶ暗くなってしまい・・・最後はファインダーも覗きにくくなり撤収しました。

  10 11日(
 
  昨日,書類を提出できたのですが,この連休も日曜日は出勤なので思い立って午前中だけ撮影に
 職場近くですが,ちょうど良い時期だと思ったので・・・
  
  アオイトトンボの交尾,昨年よりも水辺の草が茂っているので写真撮りづらかったですが,幸い
 個体数も多かったので,写すことができました。
  
  しっかり撮影できたのはこの2ペアでしたが,それでも撮影できたので良かったです。
  産卵はフトイとかではなくミクリのような植物でした。やはり少し繁っていたので写しやすいペアを
 探しました。
  
  幸い手前の方で産んでくれるペアもいて写せました!
  
   いつもそうですが,産卵するペアが集中する葉や茎があります。この写真に写っていますが,葉の上に
 無数の産卵痕があります。このペアの後ろにもあるので,他のペアが産んだ痕か,このペアがリピート
 したのだと思いますが,こうしたお気に入りの産卵場所で何度も産卵することもあるのだと思います。
  次もリピート個体がいるかを確認するため,また出かけたいです・・・

  10 1日(
 
  今日から少し不在なので,飼育している昆虫の餌替えのためシラカシを取りに行くと・・・
  
  枝にハゴロモがとまっていました。アミガサハゴロモですが, ちょっと気になったので調べて
 みたら,チュウゴクアミガサハゴロモでした。 このところ関東各県でも分布域を拡げているので
 園芸学部でも普通に見られる状況になったようです・・・シラカシも寄主植物になのかは不明ですが
 今後も樹木等を観察しないと・・・ と思いました。


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