戸定の昆虫 2024-1 (1~3月)Jan. to Mar., 2024


  写真はたくさんあるものの更新できない・・・困ったものです。

  という私ですが,今年もよろしくお願いいたします・・・

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  3 10日(
 
  春の昆虫を探しに出かけました。
  
  もう先月から発生しているという声を聞いていましたが,モンシロチョウ,初めて確認しました。
  
  数匹確認しましたが,オスだけのようでした。

  今回も多くのニホンミツバチが 菜の花を訪れていました。・・・
  
  風が強くて撮りにくかったものの,飛翔の写真を撮ってみました・・・あ,これは違いますが・・・
  
  
  羽ばたきの回数が多く,素早く飛ぶので,やはり難しい・・・
  
  花のそばにいるときは,速度も遅くなるからチャンスですが, 良い写真を撮るのは難しい・・・
  
  花粉ダンゴをたくさん付けている個体が多いですね。
  
  飛翔狙いでもそれなりに撮せたが,良い写真とは言えませんねえ・・・
  
  とまった個体でも真横からの写真だときれいに見えて嬉しい・・・
  
  シャッタースピードを1/1000 程度にしましたが,それでもまだ遅いですね・・・
  
  翅が体を覆わないように写すのは運の世界ですが,なかなかうまくいかなかった・・・
  
  これは花にとまっている写真ですが,脚もきれいに写っていてお気に入りの1枚(笑)この個体の花粉荷は
 そう大きくないですね。
  
  ハチの場合,飛翔時の翅はとまっているよりは少しブレている方が良いと思いますが, これだと
 見えない感じなのでそれも残念ですね・・・
  
  またの機会に良い写真を撮って公開できれば・・・ (その時はその写真しか出しません(笑)) 

  2 24日(
 
  三連休の中日の本日だけ天気が良いというので,ホソミイトトンボを探しに今年初の場所へ
 自力で探し出せるのか不安でしたが,3頭探し出せて満足しました(笑)ナラ枯で,冬季に木の伐採を
 行っていたようで,その影響か,開けた林にいるホソミオツネントンボはほとんど見られず,
 やはり3頭しかいませんでした。
  
  ホソミイトトンボ,針葉樹の枯れた枝にいることが多いです。日当たりの良い樹にいます。
  
  機からぶら下がっていた細い枝にいた個体。風で直ぐに揺れてしまうような不安定な
 枝なのに・・・鳥などが絶対にとまらないので良いんでしょうかね・・・
  私が近づくと直ぐに枝の後に隠れるところが 良いですね・・・
  
  この個体は枯れた杉の葉にとまっていました。 こういうところにとまっている個体は近づいても
 はっきりとは隠れませんでした。
   
  ホソミオツネントンボも写したので・・・背景の林にホソミイトトンボのいる針葉樹が見られます。
  
  この個体は近づいたら,腹側に体をねじって翅が見えないようにしていました。

  2 18日(
 
  20℃近くあったのではという気温・・・昆虫たちの活動を写しにでてみました。
  
  この公園ではキタテハがたくさん飛んでいました。
  
  こうして翅を開いている個体も多かったですが・・・
  
  日向ぼっこしつつも,あまり翅を開かない個体もいました・・・
  
  翅を開かない個体の後ろにやって来た個体が,前の個体を押したりしています。たぶん後の個体が
 オスでアピールしているのでしょう・・・でも前にいるメスと思われる個体はまだ反応なし・・・
  菜の花が咲いているので行ってみますと・・・
  
  たくさんのニホンミツバチの姿が・・・
  
  多くの個体が花粉ダンゴを持参,しかし,ニホンミツバチってこんなに黒かったっけ?と思うぐらい
  黒い個体ばかりでした。
  
  菜の花は花粉もあって蜜もあるから,春先に最も適した花ですね・・・
  
  暖冬だと冬越しコロニーも元気に冬を乗り越えられそうで良かったですね!

  2 11日(
 
  某学会でのプレゼンという大きな仕事があり,それをきっちりこなして良い結果になったことで
 連休はのんびり過ごしましたが,昆虫撮影もしました。
  
  ホソミイトトンボは,やはりなかなか見つからず・・・しかし陽当たりの良いスギの樹でやっと1頭
 発見しました。日射しも暖かで越冬しているポーズではなかったが,見つけて嬉しい!
  
  ホソミイトトンボは,以前見た枝から動いているような個体も多かったですが,雪なども乗り越え
 元気に過ごしているようです。やや広角のマクロレンズだと背景も分かって良いですね。
  
  このペアは前回もこの枝にいたので,移動せず仲良く過ごしているようです。
  
  結構暖かいので,今年は春が早いかもしれませんね・・・

  1 20日(
 
  近くの公園で昆虫探しをしましたが,狙っていた越冬トンボは見つからず,予報よりも結構早くから
 雨天となり,しかもそれなりに降ってきたので しばらく雑木林で雨宿り,木々を見て回ると・・・
  
  幹にアミメクサカゲロウ がいました。でも,風雨が普通に当たるようなこの場所で長期間越冬して
 いるとは思えないので,恐らくこの個体は暖かい日に動いて,そのまま動けなくなったのでは・・・
 と思います。多くは常緑樹の葉裏にいると思いましたが・・・
  でもこの写真だとこの種の翅の幅広さがわからないので・・・
  
  上からだとこんな姿です。体色が緑だから目立つため,外敵にも見つかってしまいそう・・・
  暖かい日に移動できると良いのですが・・・

  1 17日(
 
  人間ドックがあり,都内,しかも皇居の近くでした・・・。皇居や赤坂御用地のトンボ相は既に
 いろいろ明らかになっているので,私が見つけるとしたら成虫越冬イトトンボ,まあ見つけやすさ
 からしたらホソミオツネントンボだろうと,探索を行いました。
   東御苑や北の丸公園はきっちり管理されているので,池の周辺の木々を探してやはり見つかりません。
 ホソミイトトンボがいるような針葉樹もなかったので,諦めて戻ろうかと思って,それでも探しながら、
 根元から枝が数多く出ている カツラがあったけど,枝が赤いので,まあいないだろうと軽く見たら・・・
  
  赤にこの色だから目立っていましたが,ホソミオツネントンボいました!でも真横から見ると
 幹の色とは似ているので,これでもわかりにくいとは感じます。
   千代田区,皇居の近くで越冬しているトンボを見つけるというのも,嬉しい出来事でした!

  1 13日(14日(日)
 
  締め切りすぎていた原稿を書き終えたので,今週はホソミイトトンボをどうしても撮影したくて
 出かけました。でも教えてもらったのに,自力ではほぼ見つからず・・・(涙)
  
  スギの樹にいると聞いたので見て回りましたが,この個体だけは見つけました。枝に引っかかった
 マツの葉につかまるという個体でしたが, 遠目だと枯れた松の葉と同じ色。
  
  90mmレンズだとこんな感じ。この個体しか見つかりませんでしたが個人的には満足。

  これも見事な擬態ですが・・・
  
  スギの葉にとまっているオナガグモです。 実際は糸を張っていて活動中なのか?気が付かずに歩いて
 きたクモを食べるそうですが・・・脚を折りたたんでいるから葉の一部?みたいな状態ですね・・・

  違うエリアに行くとそこには・・・
  
  たくさんのホソミオツネントンボが!今年初めて数多く見られたので嬉しかったです。
  
  今回は30mmマクロレンズも持参したので ,背景が広く映って良かったです。
  
  枝の先にいる個体が多かった・・・
  
  入り組んだ枝の一つになりきっていて・・・いつもながらすごいです。
  
  この場所ではメスもそれなりに見られました。
  
  オスももちろん見つけましたが,メスが多いように感じました。
  
  背中側が黒っぽいのがわかる様に撮ってみました。彼らは越冬中でも体の向きを変えることが
 できるので
  
  幹についたツタらしき蔓にも とまっていましたが,これはこれで枝にも見える。
  
  でも,さすがに葉についていると・・・違和感が(笑)あまり見ないですね・・・
  
  背景を大きく切り取ると,絵になる光景が多くて良かったです。
  
  オスメスが一緒にいることも。奥側がオスです。
  残念ながらホソミイトトンボは他の場所でみられず・・・
 
  よって翌日もホソミイトトンボ狙いで近場に。
  
  枯れた竹の枝にいた個体ですが,私が近寄ると見事に隠れます(左)。 昨日も全然見つからなかった
 のは,私が気配出しすぎるからですかね・・・・次回は気配消してみます。
  
  この個体はヒノキの枝にいましたが,やはり裏側に回って隠れます。探し出すのも大変です。
 教えてくれた人は気配を消すのがうまいらしくたくさん見つけています・・・・羨ましい
 ですが,私も頑張ります。
  
  見つけられなかったので,ホソミオツネントンボのいる場所に行くと,なんと先週いた個体は
 2匹とも移動していました・・・
  でもこのまま帰るのも悔しいので探し回ったら・・・
  
  見つけましたが,あまり良い場所ではなかった・・・でも良しとします。

  1 6日(7日(日)
 
  恒例の? 越冬トンボの撮影に出てみました。
  一番の目標はホソミイトトンボでしたが,秋にたくさんいた場所でも全然見つからず,秋に多かった
 ので,直ぐに見つかると思っていたのが甘かった・・・
  
  歩いているとイトトンボが飛び出したので撮影してみると,なんとオツネントンボではありませんか!
 この種だけは木の洞とかに隠れて越冬しているから,越冬中の撮影は難しいですが,13℃とか暖かかっ
 たので 出てきたようです。残念ながらどこから出てきたのかはわかりませんでした。
  一番の難関のオツネントンボが撮影できたから,残り2種を撮影して,同じ場所で越冬3種の撮影を!
 と 気分も高まったので・・・
  先ずは開けた場所でホソミオツネントンボを探しますと・・・
  
  暖かいからやや弛緩した状態ですが,オスが1頭見つかりました。
  残りはホソミイトトンボだけですが・・・何度も探したものの・・・・どこに隠れているのか・・・
 ということで3種制覇はお預けに・・・
  
  翌日も少し時間が取れたので近場でホソミイトトンボ探し・・・
  
  ホソミオツネントンボは見つけましたが,例年より非常に数が少ない・・・イヌシデの枝にいた
 ところを枝ごと撮影。
  
  こちらは少し影になっていましたが,やはりオス個体でした。
  ホソミイトトンボもいる場所なので,探しますが見つかりません。 知人に聞いて場所を教えていた
 だきましたが,ダメでした・・・他の場所を聞いたので,次はそこに行ってみます。
  
  ホソ繋がりでホソヒラタアブ(笑)
  
  図鑑と比べてみると体色,斑紋の変異が大きいということで ,ホソヒラタアブかと思っていますが,
 何頭もいた個体の変異はそれなりにあるので,誤同定では無いと思うが・・・・
  
  
  2枚目はストロボ光無し。色彩はどれも異なります。 どの個体も複眼が離れているからメスです。
 今年に入って6,7頭見ているが全部メスです。秋に交尾してオスは死んでしまっていないのか?
 ヒラタアブ見つけたらオスも探してみます。
  
  1 4日(
 
  仕事始めなので,学内の昆虫の写真を撮ろうかと午前のプレゼンを終えて,午後に少しだけ散策。
 日射しがあると,やはり暖かいですね・・・
  
  今日も見つけました,ツチイナゴ!元旦に見つけた個体は逃げてしまい撮影できませんでしたが, 今日の
 個体は比較的おとなしく,全身を何とか撮影できました! 季節的には真冬のツチイナゴを撮影できたのは
 大変嬉しいが,気温的には春だから,少し微妙です。でも1月4日に撮影したのは確かだから良しとします。
  やはり成虫で越冬するクロスジホソサジヨコバイです。
  
  毎年見つけますが,印象的な色ですね。そしてどちらが頭かもわかりにくい(笑)
  
  ハラビロカマキリの卵鞘。圃場のカラスザンショウの幹にありましたが,この木の幹には
 卵鞘が結構ありました。以前のものもありましたが,ハラビロカマキリが産卵によく使う
 木だということがわかりました。

  1月  1日(
 
  年末に大変重要な仕事があって,年賀状とか何もできず,でも一応できたものの・・・・
 新年早々にそのプレゼンがあって・・・今年も大変な状況での幕開けです。
  でも息抜きに撮影も必要!
 
  
  毎年行く近場のホソミオツネントンボ越冬地ですが,今年はさんざん探してこの1頭のみ・・・
 いつもの年なら凍える寒さの中の撮影ですが,今年は手袋はいらない,薄手の上着で良いという
 13℃。この個体も越冬と言うよりは単なる休止状況。飛び立ちそうでした・・・
  他の昆虫も探すと結構飛んでいます。一番驚いたのはツチイナゴが活動していたこと!で
 も撮影できず ・・・残念・・・
  他にいたハエ目昆虫も皆普通に飛んでいてじっとしていません。
  
  ヒラタアブの仲間がいましたが,種名わからず・・・調べてみますが,ちょっと難しいか・・・でも
 後日他の場所でも見つけ,どうもホソヒラタアブのようです。

  今年も見つけました・・・黒いハエ・・・でもこの個体は緑色に輝いています。
  
  顔面横の写真から判断すると,ホホグロオビキンバエ が一番近いようです。 複眼が離れているので
 メス個体のようですね・・・
  
  枝とかを使っているから,これはチャミノガのようですが,断定はできませんねえ・・・

  冬場に昆虫たちを見つけると嬉しくなります。月半ばに少し遠出してみます。

  というわけで、幸先良くスタートしましたが、今年も更新の継続が不安いっぱいですけど・・・
 ・・・本年もどうぞよろしくお願いします
 


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