戸定の昆虫 2023-2 (4~6月)April to June, 2023


  感染者増加でもマスクの着用が緩和され,5月8日からは季節性インフルエンザと同類になるので
 そうなるとに完全に日常が戻るのか・・・と言うとまだかもしれませんが,祈りたいですね。


  1〜3月は結構更新できたので,この調子だといいが,新年度・・・そうは行かない気も・・・(笑)

 2023年 トップ

  512日(金)
 
  少しだけ時間が取れたので写真撮影に出てみました・・・
  
  もう出ているだろうと見に行ったオオイトトンボですが, まだ個体数は少なかったです。朝冷えた
 ので活動が鈍いのかもしれません。また残念ながら晴れたり曇ったりだったので晴れると活動しますが
 曇ると飛ばないので多くない印象なのかもしれません。
  
  交尾個体も見られたので,出始めではなく,もう活動が盛んなのだと 思いますが
 良い写真は撮れず・・・このペアも岸からかなり離れたところで交尾していました。
  
  これは石垣島で観察した種と近縁のシマハナアブだと思いますが,斑紋がはっきりしないとか
 体に綿状のものがこびりついています。この綿状のものが周囲に落ちていますし,この個体はずっと
 体の掃除をしていたので, 恐らく羽化直後なんだと思います。幼虫は水中で育つので,池の端とか
 スイレンの葉柄部とかで?蛹になった個体が羽化して休んでいるのではないかと思います。
  オオイトトンボは残念だったので,クロイトトンボなどを探しに行きました。
  
  例年,この時期はクロイトトンボが優占している場所ですが,今年もクロイトトンボは多かったです。
 お昼頃でしたが,多くのオスがメスを待って小競り合いという状況でした。
  
  今年は水量が多く,水面下まで伸びている水草が少ないようで,ごく僅かしかありませんでした。
  
  近くにはここしかなくて,たまにペアが来ては産卵していました。
   となると,産卵場所が足りないので・・・
   
   このように展葉前のハスの葉が産卵場所としてかなり活用されていました。手前の2ペアはクロイト
 トンボで,奥の青いのはセスジイトトンボです。
  
  産卵に適した場所が重なるのか, こうしてセスジイトトンボのオスの上にクロイトトンボのオスが
 つかまるような光景も見られました。セスジイトトンボは嫌がっていましたが,しばらくこの状態で
 両種のメスは産卵していました 。
  
  セスジイトトンボのメスは時々このように水中に潜るところまで下がっていきましたが,
 今回は潜水産卵は見られませんでした。
  
  この葉は産卵だけではなく休み場所にもなっていて,つがいになった個体がとまり,交尾する
 ような状況も見られました。
  
  ふと張り出していた枯れ枝を見たら,ちょうどイトトンボが交尾をするところでした。移精したように
 見え,その後交尾態になるところを撮影しましたが,そこはブレてしまい,交接したところが上の写真
 ですが,確認したらなんとアオモンイトトンボでした! 時刻は13時30分なので,もうアオモンの交尾
 時間は終わっているはずですが,朝冷えた影響なのかもしれません。本来は早朝に行われるアオモン
 イトトンボの移精を写真に撮りたかったので,大変残念でした・・・
  
  また奥の方に目をやると,クロスジギンヤンマ?が産卵していたので,これも遠かったですが,
 望遠で何とか撮影・・・,撮影して確認すると,なんとギンヤンマではないですか!
  もうギンヤンマが産卵(しかも単独産卵)すると思っていなかったので驚きました。
  
  近寄ると逃げる個体が多い中,このクロイトトンボのペアは撮影してもあまりに気にならないようで
 そのまま交尾していてくれました。水面ギリギリまでカメラを下げての撮影ができて満足しました。
   またオオイトトンボ狙いで,出かけたいものです。

  55日(金)
 
  沖縄から戻り,日常生活に入る前に今度はGWでしたが,やることも多く,天気も悪かったりで
 結局1回だけ近場の池でトンボ撮影・・・でも風が強く時間は少なく,アオモンイトトンボのみ撮影。
  
  未成熟個体も多かったので まだこれからでしょうけど,交尾個体も多く見られました。まだ未成熟っぽい
 的な色合いのメス(下の個体)との交尾。
  
  まだ翅が透き通っていないという感じですから,この個体も未成熟か・・・
  
  このメス個体は成熟個体と言って良いでしょう。 時間がなかったので産卵は撮影できず。
  
  オス型メスとの交尾も同じぐらいの頻度で見られました。オス型メス(下の個体)の場合はどれも
 成熟している色合いのように見えました。
  
  このオス型メスはやや色が薄いかな?成熟度合いとの関係は分かりません。
     
  このペアは,風の影響が少ない しっかりとした草の葉にとまっていたので,写真をたくさん撮り
 ましたが,戻って確認すると・・・なんと手前の葉がメスの腹部と融合しているではありませんか!
 草の先端の色が腹部とほとんど同じ色で,しかも腹部に ちょうど重なっているため,全然気が付き
 ませんでした。ちょっと驚きました。

  427〜30日(木〜日) その2( 4月29~30日 )
 
  トゲオトンボの生態写真が撮れたので,アカナガイトトンボが多かった川で交尾や産卵が見られ
  ないかと出かけてみました。
  
  姿は見られたものの,天気が晴れたり曇ったりで そう活性が高いわけではないのかも・・・という
 感じでした。またオスは多いがメスは 姿が・・・
  一方で,ベニトンボは多数見られ,イトトンボではムスジイトトンボが多く見られました。
  
  ベニトンボは縄張りはったり,交尾や産卵も見られますが,交尾は飛翔しながら単時間,産卵も
 素早く単時間で満足な写真は撮れませんでした・・・
  ムスジイトトンボは あまり動かず写真も多いです(笑)
  
  あちらこちらで,オスがテリ張りしています。
  
  また多くのペアが産卵していました。
  
  交尾個体も見られました。関東とかでは同所的に見られるセスジイトトンボやクロイトトンボ等は
  沖縄にはいないので,このムスジイトトンボが優占するのかもしれませんね。
  
  アカナガイトトンボは産卵に適していそうな場所などに多数のオスがいましたが ,メスが現れな い
 ので 皆まったりしていて時々争いがある程度でした。うち1頭が大きな獲物を捕まえていました。
 この餌は何だかちょっとわかりません・・・
  と,そこに交尾行動を見つけたという声が!
  
  初めて見ました!アカナガイトトンボの交尾個体です。もっと良い位置にいたのに,ベニトンボに
 追い立てられて奥に行ってしまったため,位置が悪かったですが,仕方がないですね。またの機会に
 良い写真が撮れますように!このペアはもう少し良い写真が撮れるようにと周りの草を傾けたり
 したら逃げて しまいました・・・
  
  やはり今日もオキナワハンミョウの撮影(笑)今日の個体は何か摂食しています。食べている個体を
 撮影したのは初めてでこれも嬉しい。
  その後は違う場所に行ってみましたが,残念ながら悪天候,雨が止んだので少し違う場所へ・・・。
 そしたら小さな流れがあったので降りてみると・・・
  
  やはりいました!ヤンバルトゲオトンボ!少し道から下りますが,比較的観察しやすい場所でした。
  新たなポイントが見つかると嬉しい !

  採集とかしつつ,結局はまた元の場所に・・・
  
  今回はあまり撮影していなかったリュウキュウハグロトンボを狙ってみました。オスの翅は美しい
 ですね・・・
  
  成熟したメスもみられました。今回は交尾個体も1ペアしか見られず撮影もできませんでした。

  
  リュウキュウルリモントンボも見つけました。美しい配色で嬉しい。
  ふと目をやると・・・
  
  午後も遅かったのでまさかと思いましたが,リュウキュウルリモントンボのタンデム個体が見られ
 ました!このまま連結産卵してくれましたが,写真が撮りづらい位置だったので諦めてしまいました。
  
  赤いサシガメがいました。調べたらキベリヒゲナガサシガメという種でした。 屋久島以南に分布
 しているので沖縄方面の種ですが,真っ赤なのに“黄色い縁”とは不思議なネーミング。日本には本属の
 サシガメはこの種しかいないようですが,海外には見事に黄色い縁を持った種がいるのでそこから
 名付けられた和名のようです。
  
  あっという間に最終日となり,悪い予報だったのに雨にはなっていないから観察や採集に出ました。
  
  ヤンバルトゲオトンボは今回はちょうど良いシーズンで撮影もたくさんできました。ありがとう。
  
  でもやはり雨模様で霧雨より少し降っているという感じ・・・水滴も溜まる中,まだ出始めという
 感じのリュウキュウルリモントンボがいました。
  でも雨でしたが,羽化個体もいるんですね!
  
  リュウキュウルリモントンボのメスの羽化個体羽化殻もありますが,尾鰓はとれています。
 はじめに翅が伸びてその後に腹部が伸びますが,ちょうど腹部が伸びたタイミングでした。
  
  こちらはやや色づきはじめたオスの個体。 地面に近いところにいたのですが,ヒラヒラ飛び上がり
 ました。翅を先に伸ばして飛んで逃げられるようにしているんでしょうね。素晴らしい仕組みです。
  と,後輩がヤンバルトゲオの交尾態を見つけました。
  
  地上から10㎝ぐらいのところで交尾していました。細かい雨も降っているので枝先に水滴も溜まって
 います。雨とかでも交尾が行われるのは,薄暗い湿った場所で生活している本種の生態によるものかな
  と感じました。
  
  ヤンバルトゲオトンボは,他にもオスがテリ張り(縄張り)をしていました。
  
  リュウキュウルリモンもオスは出ているので,天気次第ではこのあとに交尾とかも見られるかも
 ですが,トラップの回収とかいろいろあるので,撮影ポイントをあとにしました。
  
  もう一つの撮影場所でのアカナガイトトンボ。やはり単独個体ばかりでした。次の機会に交尾や産卵
 のシーンの撮影ができますように!
  フェロモントラップは2箇所で採集できてまずます・・・。またテントウムシの採集もできました。
  また出かけたいものです(笑)

  427〜30日(木〜日) その1( 4月27~28日 )
 
  今年も沖縄本島で採集や調査を行いました。合間を縫っての昆虫撮影(笑)
  
  立ち寄った沖縄そば屋さんの池にいた!リュウキュウベニイトトンボです。産卵個体は少なかった
 ですが,良い位置で産んでいたので早速撮影。
  
  小さな池でしたが,産卵個体を綺麗に映し出していました。
  
  公園ではクロマダラソテツシジミが交尾していました。
  あちらこちらにたくさんいたので,きれいな個体を見つけて撮影しました。
  
  羽を閉じている個体。チョウに詳しくないとウラナミシジミかな?と思ってしまいますが,近年は
 関東でも見られるのでだんだん浸透してきているかもです。
  
  帰るときにまた公園に寄ったときの写真ですが,オスが 翅を開くと鮮やかなブルーが目を引きます。
  
  これは横からの撮影。背景の赤い花とのコントラストが,良い感じになりました。
  アセロラの実が落ちていて,そこにもチョウがやってきました。
  
  アカタテハです。本州にもいるので沖縄という感じではないですが,この個体もきれいだったので
 撮影できて嬉しい。
  
  日当たりが良かったのでべったり翅を開いていましたが,ここまで開くよりは 上の写真の方が
  良いですね。
  トラップを仕掛けつつ,だんだんと北部を目指します。
  
  移動途中やトラップしかけた場所での撮影。これはニジュウヤホシテントウですね。
 いつもはオオニジュウヤホシテントウしか見ないので新鮮です。
  
  最後にトラップ仕掛けた地点にオキナワハンミョウがいました。 本州のハンミョウより緑がかって
 いましたが,九州でもこのような個体がいるので,斑紋では分かりづらいですね。
  仕掛けた地点のすぐ下には川があり,

  降りてみたら結構トンボ類が・・・
  
  ベニイトトンボは,今回見た中で一番多かったトンボです。 未成熟個体もたくさんいました。
 この場所は成熟個体が数多くいて天気が良いときは盛んに繁殖行動していました。でも彼らの
 交尾は 飛びながらで単時間なため写真には残せず・・・
  
  コシブトトンボはここでしか見られませんでしたが,確認できて嬉しい。
  
  夕方になってしまいましたが,最後のポイントへ,繁殖行動は終えていましたが,リュウキュウ 
  ハグロトンボが休んでいました。翅の青色が美しい。

  葉の上に何かいる! と ファインダーを覗いてみると・・・
     
  写真を見るとわかりました。このように複眼が出っ張っているのは,メダカハンミョウです。
 メダカ(目高)という位なので体から飛び出す複眼にビックリします。
  
  調べたらヤクメダカハンミョウ(シロスジメダカハンミョウ)の沖縄個体群のようです。横から
 見ても複眼の飛び出し具合がよくわかりますね。
  
  初日最後はヤンバルトゲオトンボです。今年も会えてうれしいですが,見つけていた生息地が
 工事のためにだいぶ改変されています。まだ工事中なのでこの先が不安ですが,少しでも生息地が
 残りますように!
  翌日は曇りだが晴れ間もあるので,トラップ回収とか採集を・・・合間に写真も・・・
  
  オキナワハンミョウ,この個体もやや緑がかっています。他の場所にもう少し緑色がかった個体も
 見つけたので,以下で紹介します。
  
  養鶏場の隣の草原にアメリカミズアブが大量にいてビックリ。まあ食性からすると養鶏場の廃棄物
  等で増殖しているのでしょうけど・・・特に学会でも紹介されていたこの昆虫なので,紹介します。
  
  今日も見かけましたヤクシメダカハンミョウ。1センチもない小型のハンミョウですが,複眼が出て
  いるので 大変印象的です。
  
  ヤンバルトゲオトンボのいる場所に行ってみましたが,幸い多くの個体が見られました。工事がこれ
  以上 拡がらないことを祈るばかりです。
  
  姿が見られなかったリュウキュウルリモントンボもいました!でもオスしか見ない・・・まだ早い
 ようですね・・・
  
  オオシオカラトンボの沖縄個体群(亜種)もいました。例によって飛翔しながらなので交尾は撮影
  できず,その後の産卵をいくつか撮りました。これはオスが警護しながら産卵を促しているところ。
  
  産卵して上がってきたところ,メスが後方を向いていて残念
  
  勢いよく卵を含んだ水を飛ばしながらの産卵。 撮影すると実はこんなにダイナミック。
  
  同行した後輩が見つけてくれたヤンバルトゲオトンボの交尾個体!昨年はこの場所で見つからなかっ
 たので ,もっと奥地に行くと思っていたので嬉しい!初めて見て感動しました。
  
  交尾を終えたメスですが,今回は交尾後のメスがまず卵を出す遊離性静止産卵は見られませんでした。
 これ以降観察できた個体はどれもそうでした。
  
  他にも交尾個体が見られて感激・・・この日だけでも4ペアの交尾が見られました!
  
  交尾後しばらくして,メスは産卵をはじめました。他のペアのメスは奥に入ってしまったり見失っ
  たりしましたが,この個体はわかりやすいところに静止してくれたから,その後も産卵の撮影が可能
  でした。感動です・・・
  
   この個体は緑がかった個体だと思いますが・・・赤みが弱いのは確かです。こういう個体もいます。
  一方で・・・
  
  この個体は関東と変わらない色合いです。前胸背面も赤いので結構違う印象ですね。こうなると
 色合いからは区別ができないということになります。ではどこが違うのかというと,前胸部の光沢と
 後翅の白い紋だそうで

  ナミハンミョウ
  オキナワハンミョウ

  上のナミハンミョウは「前胸部のシワが強くて光沢がにぶい」そして下のオキナワハンミョウは
 「前胸部のシワが弱く光沢が強い」とあります。確かにシワの強弱は上の個体の方が強いですね。
 また後翅の連なっている大きい白紋は  ハンミョウ「 横向き」 オキナワハンミョウ「斜め」
 とありました。,両者を比べたら下の個体は 斜め と分かりますが, 単独だとわかりにくい(笑)
 でも棲み分けされているので,両者が一緒にいることはないから区別できますかね・・・

  次にオキナワトゲオトンボの発生場所に行ってみました。 流れを上っていくと・・・
  
  右のオスが警護するなかで,左の石の上にいるメスが産卵するようなので観察しました。
  すると・・・
  
  下の湿地に降りるのかなと思ったら,まずはとまった湿った石への産卵ポーズから始まりました。
 石へは産卵していないようでしたが,その後は移動をし始め・・・
  
  石の影や落ち葉などに産卵し始めました。
  
  小石の間に産卵しています。 腹部先端に卵も見えます。
  交尾時間にはもう遅いと思い,産卵も撮影できたので,降りはじめたら前方からトゲオトンボの
  交尾態が飛んできて私にとまり!その後目の前の枝にぶら下がりました!
  
  こんな事もあるんですね!背景に木漏れ日が写り,美しい写真になりました。わざわざ訪ねてくれた
  ような素敵な出会いに感謝です。
   30分ほど交尾してくれたので,他の場所に行った後輩も戻ってきて撮影できました。
  
  離れた直後,その後オスがメスを放しました。
  
  メスは近くに残りました。でもこのメスは見失ったので,この場をあとにしました。
  
  再びヤンバルトゲオトンボのいる場所にいくと,羽化して少し経った個体が・・・
 もう少ししっかり見ていたら,もっと白い個体も観察できたかもしれず,やや残念。
  あたりを見渡すと,他にも羽化したばかりの個体が・・・
  
  リュウキュウルリモントンボのオスの羽化したばかりの個体。まだ胸部が黄色いです。
 彼らはこれからたくさん出てくるようです。
  もう一匹いたので写したら・・・
  
  こちらは黄色くてもメス個体で,メスの配色です。 今回初めてのメスだったので,嬉しく
 なりましたが,飛び立ちなぜか下に降りました。
  
  溝の中でしたが,そのまま見ていると なんと単独産卵をするではないですか!繁殖行動はまだ見られ
  ないのかと思っていたので嬉しい誤算!発生初期ではありますが,もうしっかり活動中ですね。
  もう夕方なので 最後にトンボの多かった場所に行くと・・・
  
  イトトンボ類は全く見られませんでしたが ,ベニトンボが周りの植物で休んでいました。このまま
 お休みなんでしょうね・・・お疲れ様でした。

  422日(
 
  天気予報は晴れるというので,採集や撮影に出かけました。しかしスッキリ晴れることはなく
 昆虫も少なくて残念でした。
  
  ダイミョウセセリがいました。セセリチョウの仲間は翅を閉じてとまる種とこのように
 開いてとまる種類がいます。黒くて翅を開いているから蛾のように思えますよね・・・
  
  ハルジオンが満開になっていて,数は少なかったですが,吸蜜に来る昆虫も いました。これは
  翅に淡い黒斑もあるのでナミハナアブと思いましたが・・・。
  また肉食性の昆虫もいました。
  
  ジョウカイボンの仲間ですが,マルムネジョウカイのようです。オスのようです。
  
   おなじくマルムネジョウカイのようです。こちらはメスのようです。彼らは小昆虫を食べているので
 ハルジオンに来る昆虫たちを狙っているのでしょう。
  田植えを間近にして水田に水を入れていましたが,大きめの昆虫が泳いでいます。
  
  腹部を左右にフリフリ泳いでいてユーモラスでしたが,ケラです。久々に遭遇!脚はあまり使わず
 左右にくねくねさせての泳法が見事でした(笑)落ち葉につかまって一休み。
  
  ずっと休んでいて上陸してくれないから,写真撮りたくて陸地にあげてみました。やらせになって
 しまいましたが,ケラの写真撮るのが久しぶりだったので,姿をちゃんと残せて嬉しいです。
  
  ホソミオツネントンボの交尾や産卵を撮影しに行ったのですが, 天気や池の状態も良くなくて,
 1頭もいなかった・・・トンボは諦めて他の昆虫を撮影していましたが,田んぼ脇の湧き水に行くと,
 ニホンカワトンボがもう出ていました。この個体は粉を吹いていて橙色翅型個体です。縁紋は赤い。
  
  このオスは腹部末端しか粉を吹いていなくて翅に色がないので,無色翅型のオスです。縁紋が淡赤褐色
 なのでまだ未成熟ですかね・・・
  
  これはメスですが,無色翅型のようです。縁紋が白い。 今年は彼らの交尾や産卵を撮影したいと
 思っています。

  414日(
 
  成虫越冬したイトトンボ3種の交尾や産卵の写真を撮りたいと時間を作って出かけましたが,昨年
 より全然少なかったので2種の産卵写真だけしか撮影できず・・・
  
  オツネントンボです。この場所では,今年もこうやって草本に産むペアが多かったです。 このペアは
 少し高い葉の先端付近で産んでくれたので撮影し易かった。
  
  最初のうちは大変敏感で,撮影してもちょっとの動きで直ぐに逃げてしまいましたが,お昼を過ぎた
 時間帯からは,気に入った植物で産卵していると近くで少し動いたりしても全然気に留めず?産卵を
 してくれました。この葉には産卵痕がたくさんあるので多くのペアが産んでいるのかもしれません。

   オスはたくさん見られたホソミオツネントンボでしたが,メスが全然いなかったものの,昼になった
 頃に産卵個体も見られました。
  
  こちらの種は敏感であまり近づけず,またしょっちゅう移動していました。このペアのメスは
 青みは少ない個体です。
  
  このメスは青みが強くオス型メスと言っても良いくらいの青みですね。他の場所でも撮影したく
 なりましたが,行ける日と天候に依りますね・・・でも撮影ができて良かった・・・

  49〜10日(日〜月
 
  調査の後半は石垣島でした。2日間とも天気は良かったので,採集も大丈夫でしたし,時間を作って
 もらい写真撮影もできました。  
  
  アカナガイトトンボです。彼らの交尾態もまだ観察したことがない・・・ いつかは!
  
  コシブトトンボがいました。小さなトンボですが,毎回見ると嬉しくなります。これはオス。
  
  こちらは水辺より少し離れたところにいたメスです。 この種の交尾も撮影したいと思っていますが
  今回も見られませんでした。時間帯を調べて観察しないとなりませんね。
  
  ヒラタアブ的な形態ですが,腿節が太くて特徴的です。でも小さくて5mmほどの大きさでした。
 調べますが,分からないかもですね・・・
  
  学生が見つけてくれたリュウキュウベニイトトンボの交尾態です。少し逆光で真横から撮影できた
 のですが,ちょっと真横過ぎて?・・・図鑑に掲載されているような写真 に思えます(笑)
  
  ウマゴヤシ?にの葉に産み付けられたキチョウの卵,マクロの撮影でしたが
 うまく撮影できました。
  
  ナナホシキンカメムシを見つけました。まずますかもですが,輝きがもう少し写せると良かった
  
  同じ植物(リュウキュウグワ?)に2頭いました。これもまあ良い感じに光沢が現れたので,これは
 これで良しとしますかね・・・
  
  与那国島では撮影できなかったコフキショウジョウトンボの成熟個体,石垣島では静止してくれた
 ので撮影できました。これは枝に降り立った直後なので少し翅が持ち上がっています。
  
   こちらの個体は翅を前方に下ろした静止したポーズですが,真横からの撮影で頭胸部の様子もわかる
 状態になって良かったです。
  
  ヤエヤマカラスアゲハが吸水していました。真新しい個体で動かないからストロボ無しでも非常に
 美しく光沢を出すことができました!こういう写真はストロボない方が良いですかね・・・
  
  水辺にナガレトゲハネナガヒシバッタがいました。 横から撮影したので刺が分かりませんが,本種
 だと思われます・・・
  
  コシボソトンボです。まだ出始めなのかあまり活発な行動はしていませんでした。
  
  何頭か見ましたが,昨年の方が多かった気がします。でが遅いということh,まだ季節の進みが遅い
 という解釈も可能ですから, やはり旧暦だと閏2月というのが気になります(笑)
  
  やはり毎年南国で見るのが最初で,写真に撮るのも嬉しいアオモンイトトンボです。こちらは
 オスです。
  
  こちらはメス個体。オレンジ色とか赤みがなくて緑色ですから,成熟個体ですね。
  
  コナカハグロトンボがいました。こちらはまだ少し成熟が必要な色合いをしていました。
  
  別個体ですが,これもやや未成熟です。成熟個体は腹部の色が 赤くなります。
  
  ベニトンボです。こちらは成熟していました。ショウジョウトンボとは違った赤色が美しいです。
  
  アカスジベッコウトンボ,石垣島では成熟個体が見られました。

  続いて 初めて撮影した チョウの成虫!
  
  アオバセセリ!これまで幼虫は撮影していたものの,成虫は初めてです!本州にも分布していますが
 ではなく,石垣島で撮影したというのも不思議な縁を感じます。美しい色合いに感動しました。
  
  少し翅を開いたので表面も少し見えましたが,個人的には頭部の青緑色が美しく感じました。
 大きいセセリチョウで,この2枚を撮影したら遠くに行ってしまいました・・・
  
  これは裏面の白い紋が一様ではないから,マサキウラナミジャノメだと思います。もしかしたら
 初めての撮影か?
  
  こちらは白い縁毛が目立たないので,ヤエヤマウラナミジャノメだと思います。この個体は飛んで
 行ってしまったので,裏面は撮影できず・・・
  
  リュウキュウアサギマダラがいました。新鮮な個体が多くて嬉しい!
  
  こちらはアサギマダラ・・・この個体が北へ移動するのかもしれませんが,アサギマダラは全てが
 長距離移動するのではなく,あまり移動しないものもいるので,追跡しないと分かりませんね。
  
  イシガケチョウです。今回はいろいろなところに出かけているので,チョウも多く撮影できて
 いろいろな昆虫を撮って公開するのが久々で嬉しいです。
   
  やや翅が傷んでいますが,スジクロカバマダラが休んでいました。この種も久々に撮影したかな
  
  与那国島では集団吸水が見られたナミエシロチョウでしたが,ここでは吸蜜個体が撮影できました。
 この個体はオスですが,久々にメスも冊デイできました。
  
  ナミエシロチョウのメスは結構好きなチョウの色合いなので久々に撮影できて嬉しいです。
  
   黒い紋が強いのは翅の表なので,こちらの方がよくわかりますよね?
  最終日,朝食を食べた店の脇に生えていた樹にいたキジラミです。
  
  キジラミの図鑑?を見ても全然分からないので種名はわからないかもしれませんが,眼が赤くて
 特徴的なのでいつか分かると良いですが・・・
  
  羽化したてだと,こんな緑色をしているようです。
  
  そして若虫は 平べったく,幼虫がいる葉の部分は虫こぶになっています。ダンダラテントウと思われ
  る幼虫がいましたが,恐らく成虫や若虫を食べているのでは?と思いました。
  
  葉表にいた成虫たち。そして膨らんでいる部分は裏に若虫がいる虫こぶとなっている部分です。
  カメムシ目繋がりで・・・
  
  イワサキクサゼミも最終日なので撮影してみました。
  
  これは,タイワンクシヒゲベニボタルのようです。美しい紅色ですね。
  チョウも撮影しました。
  
  シャッタースピードが遅いために,翅がブレてしまいましたが,アオスジアゲハです。動きが速い
 から撮影できると嬉しい(笑)
  
  そしてこちらはミカドアゲハです。吸蜜を撮影したのは初めてかも!嬉しいです。
  
  石垣島で前にも撮影したことがあるマダラアシナガヤセバエです。靴下をはいているような脚先の
 跗節だけ白色なのがユニークですが,盛んに前脚を動かすので左前脚だけブレてしまいました。
  
  小さな流れがあったので降りてみました。トゲオトンボはいませんでしたが,アカナガイトトンボが
  見られました。この鮮やかな赤色がとっても印象的です。
  
  頭胸部と腹部の前半が赤いので真っ赤なイメージですが,腹部の後ろ3分の2は黒いので,渋い配色
 です。赤いトンボ繋がりで・・・
  
   こちらは全身が赤いショウジョウトンボです。本州ではもうすぐ羽化してきますが,こちらでは
 年中成虫が見られ,形態もやや異なるので タイリクショウジョウトンボと別亜種になっています。
  
   前日はオスとメスを見つけていたアオモンイトトンボですが,この個体かどうかは分かりませんが
 今日は交尾しているペアを見つけました。毎年このアオモンイトトンボの交尾を南西諸島で撮影して
 トンボの交尾写真の公開が始まりますが,今年はアオナガイトトンボの交尾を最初に撮影したので
 2種目です。ということで今年もトンボの撮影も行っていくことでしょう・・・
  忙しい中での採集や調査でしたが,写真も数多く撮影できて良かったです。

  46〜8日(木〜土
 
  このところ恒例の八重山での調査ですが,今年も行って参りました。前半は与那国島です。着いた
 日はまだ晴れていたのですが,7日は雨と風が強くしかも気温も20℃を下回るという気象条件に,ここは
 どこなのか分からなくなりそうでした・・・8日は気温はまだそう高くないものの天気は回復したので
 一応目的種の採集は行うことができました。
  着いて直ぐ向かったのは,やはりこの水辺・・・
  
  アオナガイトトンボ,今年も見ることができました。 大雨があったようで若干地形が変わっていた
 のと,草刈りが行われていたので他のイトトンボは非常に少なく残念・・・
  
  リュウキュウベニイトトンボだけは見られました。時間があったらヒメイトトンボなどを探したいと
 思いますが・・・
  せっかく来たのだからと,今年は夜間もライトトラップを行うことにしました。でも風が強いので
 成果はあまりなく・・・
  
  これは,南国の蛾の代表という感じのシロスジヒトリモドキです。これが来ただけでも
 楽しい気持ちにはなります。
  
  これはケシキスイ?ゴミムシダマシ?ちょっとわからないので詳しい図鑑で調べますが
 分かりますかねえ・・・?
  7日の午前は寒すぎてアヤミハビル館にお邪魔して標本や生きた生物を観察していました。
 館の方とお話ししていたら,こちらの人は 旧暦で話しをすることもあって,今は閏2月
 なので少し発生が遅いものもあるという見解もあるそうです。サクラの開花が早いことで
 そんなこと思いもしませんでしたが,閏月もこのタイミングであることは偶然ではないし
 生物は月の影響も受けていますから ,そういう観点で物事を見る必要もあるな,と 新鮮な
 感覚でした。興味深いお話しありがとうございました。
  午後は天候も回復傾向だったのですが,風が強く採集はうまくいかず・・・写真は少し
 だけですが撮影できました。
  
  ミヤコキンカメムシが交尾していました。暗かったのでストロボを使用しましたが,少し色合いが
 変わってしまいますね・・・ いつか自然光で撮影したいものです。
  
  これもストロボつけないともう少し黒っぽい幼虫ですが,集中して発生していました。
 調べてもらったらマダラガ科のクロツバメの幼虫でした。 成虫は美しく青く光る蛾ですが
 幼虫の形態はなかなか凄いですね・・・
  
  これも学生が見つけてくれましたが,私にとっては本当に久しぶり(20年ぶり?)の出会いでした。
 オオミドリサルハムシです。 薄暗い林床にいたので,このメタリック色もストロボで色が変わりました。
 いつか明るいときに撮影したいものです。
  
  鞘翅の側面が青く光って美しいですね。久しぶりに見て感動しました。
  
  これは与那国島に固有種のヨナグニアカアシカタゾウムシです。固有種ですが,数は少なくない
 ものの,パッチ状に分布している状態でした。見られて嬉しい!
  
  センダングサとかの葉に潜り込んでいました。どうも夜行性のようでした。これまで注目して
  いなかったので 観察できて良かったです。
  与那国島を発つ日には天気も良くなったので,いろいろ観察できました。
  
  島内で一番見られたのはこのダンダラテントウでした。本州の色彩とはまるで違って赤いのが
 大きな特徴です。 卒論で扱った懐かしいテントウムシなので見るとテンション上がります。
  サツマイモの葉が食べられているので,めくってみると・・・
  
  何ともお洒落な色彩のメイガの幼虫がいました!一見テントウムシやクサカゲロウの幼虫のように
 見えるので,擬態的な意味合いがあるのかもしれません。直ぐに分からなかったので種名調べます。
  晴れたのでようやく姿を見せてくれました。
  
  イワサキクサゼミです。草むらで盛んに鳴いています。
  
  こちらはオスが鳴きながら上の個体に近づいてきましたが,上の個体は完全無視だったので,直ぐに
 行ってしまいました。既交尾のメスだったのか?ちょっとわかりませんでした。
  
  このキムネカミキリモドキも慢性諸島に行くとよく目に付きます。でもこれまでしっかり撮影して
 いなかったので ,狙ってみました。キムネ(黄胸)もそうですが,オスの腿節が太いのも大きな特徴
 です。まだ出始めなのか,今回はメスは見つけられませんでした。 ということでこの太い脚を使って
 オス同士が争うような行動も見られませんでした。
  
  このカミキリモドキがよく見られるのは,こうしたセンダングサの花の上が多いです。この個体は
 花粉を食べていますね。
  
  数が多かったのでいろいろ撮影してみました(笑)
  
  個体数が多かったから満足できる写真も撮れました。
  
  上からだけでなく,横からも撮影してみました。これはこれで良いですけど,脚の太さは上からの
 撮影の方が良いですね(笑)
  
  アカスジベッコウの未成熟個体がいました。まだ複眼の色も灰色なので,羽化したばかりだと思い
 ます。 これから個体数が多くなるんでしょうね。
  
  本州にもいるツマグロキンバエだと思います。南西諸島にもいるんですね!
  色違いのように見える個体もいました。
  
  調べたら八重山にはハラアカツマグロキンバエが生息しているようですが,この個体がそうなのか
 単なる未成熟個体なのかよくわかりません。もう少し調べてみます。
  
  ハエ繋がりで,これはオビキンバエのようです。動物の糞や死体に集まる掃除屋さんの代表のような
  ハエです。 でも意識して撮っていなかったので撮影できて嬉しい。
  
  昼食を食べに水辺に来ました。いたのは成熟したアカスジベッコウです。 このような翅をもつ
 トンボは日本には少ないので,これも見つけたい種類です。
  水辺でアオナガイトトンボを探してみると・・・・
  
  とうとう交尾個体を発見!前にも草があって完全に真横からは撮影できませんでしたが,近くで交尾
 してくれたことに感動!とっても嬉しかった!
  
  もっと良い位置で撮影したかったが,メスの腹部が外れてしまいました。このまま全然動か
  なかったので ,時間もなく産卵は撮影できませんでしたが,今年,ついに交尾も撮影できて
 ・・・ 感無量・・・です。
  また見慣れないトンボがいました!
  
   こんなトンボ知らない!と興奮しましたが,調べるとコフキショウジョウトンボの未成熟個体の
  ようです。コフキショウジョウトンボは八重山諸島にしかいない種なので,それは嬉しいですけど。

  道路脇にナミエシロチョウの集団給水が見られました。
  
  これだけ多くの集団給水を見たのは初めてかも!これは一部ですが,この倍の個体がいました。
  
  少し拡大しました。どの個体も翅の傷みがほとんどない,新鮮な個体です。

  比較的大きな・・・
  
  ハチのように見えますが,ヤエヤマナガハナアブ という種類でした。大きめでどう猛なハチだと
 思ってしまいますね・・・
  これもハナアブですが・・・
  
  アシブトハナアブに似ていますが,紋が違うから近縁の別種と思って調べたら,オキナワアシブト
 ハナアブでした。代置種的な存在ですかね・・・
   与那国島の最後はヤエヤマカラスアゲハ!緑と青が美しい!
  
  この時期の調査は,今年で終わりの可能性もありますが,また訪ねたい良いところです。

  43日(
 
  今年は春が早いので,昨年から行っているレモンにつくカラタチトビハムシの発生が気になり
 行ってみました。
  
  3月中旬から越冬成虫が 見られるようになったそうで,既に殺虫剤の散布が始まっていました。
 もちろん収穫第一ですからなるべく影響がないようにと,まだ散布していない圃場の一部の樹だけ
 無散布にしていただきました。ありがとうございます。
  
  まだ出てきたばかりの新芽をかじる越冬成虫。こんな小さいうちに食べてしまうので,展葉したら
 摂食部分は大きくなってしまいますから,結構ダメージがありそうですね。
  
  葉の先端にについているクリーム色の大きなものは,このハムシが産み付けた卵です。 今年も
 野外調査を実施します(私がどこまで同行できるかですが・・・)

  研究室に戻ると学生が捕まえた虫を見せてくれました。
  
  ミイデラゴミムシです!へっぴりむしという名でも呼ばれ,いじめるとブッという音とともに臭い
 ガスを噴射します。出させてみたいが(笑)まだ試していません。

  4 1日(
 
  毎年4月に入るとミノウスバを紹介していますが,いつもの年はまず初齢幼虫からの紹介の
 ところ,今年は4月1日の時点で・・・もう終齢幼虫!
  
  集合は解散しており,単独行動です。
  
  既に多くの葉が食べられてしまっていました。しかし年一化(年に一回発生)のミノウスバは
 これで発生はおしまいなので,マサキはこの後新たな芽から成長し回復します。
  今年はこの場所で農薬の試験をしていました。 試験はもう終わったのですが,処理した新芽を
 観察してみると・・・
  
  左の処理区は初めに少しかじられたため,少し摂食痕がありますが,右の無処理区は若齢の
 摂食の影響で傷んだ葉が枯れてしまっています。早春の芽吹き時に新芽が枯れているのは美観が
 損なわれますから嫌がられるミノウスバですが,この後は発生しないから温かい眼で見守って
 ほしいものの・・・こう枯れていると,公園管理や造園的には難しいですね・・・
  


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