戸定の昆虫 2021-2 (4~6月)


 なかなか感染抑えられないのが心配ですが、気をつけて過ごしましょう。


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   6月 26日(土)
  午後からオンラインのシンポジウムと学内の会議が重なっていましたが、どちらも参加できました。
 その前の午前、晴れ間もあったので通勤途中の池に・・・
  
  ショウジョウトンボが産卵していました。オスの警護飛翔もありましたが、一緒に写るほど近い位置
 にいなかったので、メス単独となります。
  
  シオヤトンボやオオシオカラトンボのように勢いよく水を飛ばすのではなく、腹部を打ち付けている
 状態でした。
  
  上空にいる方がピントが合いやすいですが、そこから降下する場所が予想と違うことばかりなので
 産卵時の写真は精度が落ちます・・・
  
  上の写真と同じ位置で産卵しましたが、 移動してきてまた近くに来たときなので偶然だと思いますが
 産卵に適した場所という可能性もあります・・・
  
  ランダムに産むものだと思っていましたが、何か好みの条件があるのかもしれません。
  
  高速シャッターで連写してもなかなかピントが合わず(笑)また何かチャレンジしてみます。
  
   この他にいたのは、オオシオカラトンボとコフキトンボ、あとはウチワヤンマとコシアキトンボ。
 コフキトンボ以外はほとんどとまってくれませんでした(笑)最初から撮影するつもりもなく(笑)
 ヤゴの抜け殻がありましたが、コフキトンボのもののようです。
  あまり時間もなかったので、残りは2種のイトトンボを撮影しました。
  
   ここでは、アオモンイトトンボは連続的に発生しているようですね。個体数もすごく多いとまでは
 いきませんが、それなりに見られました。今後数が増えてくるのか観察してみます。このメスは褐色で
 成熟していますね。
  
  このメスは橙色で体色的には未成熟ですが、交尾しているということは成熟個体なんでしょうかね。
 Corbet PS (1999)「トンボ博物学」でも、同属のヒメアオモンイトトンボIchnura pumilio はオスが
「成熟」した体色ではないメスを捕らえて交尾する、という例を引用しているので、このようなことは
 珍しくはなさそうですが、メスも受け入れているということは体内は成熟しているのか、オス側の問題
 なのか、分からないことがありそうです。 でも未成熟体色の個体が産卵するのかは興味があります。
 (でも産卵そのものをあまり見ていないので、多くの事例を観察するのは難しいか・・・)
  
  このメスはまだ緑色っぽさも残る個体ですが、この体色の場合は普通に交尾は見られますね。
  
  この水辺には2種のイトトンボがいます。あとクロイトトンボもいたが少ない・・・ この日は
  見ませんでした・・・
  
  横から見るとわかりやすいですが、低いところを飛んでいる2種のイトトンボなので、この
 写真のように上から見ることが多いと思います。その際に腹部9節目がとか言われても写真でも
 わかりにくいので同定は困難でしょうね・・・腹部の先から3つめが青いのがアオモンイトトンボで
 (左)、先端から2つめが青いのがアジアイトトンボ(→)と書けばわかりやすいかと思っていた
  のですが、この写真を見てそんな自信は吹き飛びました(笑)よく見れば確かにそうかもですが、
  色とかは個体差や成熟度合いにもよるので、もっと良い区別点がないか考えます。
  
  で、上の写真の右にいるアジアイトトンボです。   
  
  横から見ると違いますが、交尾個体だとメスの色が違うということが判断材料なので、オスだけだと
 よく見ないとわかりづらいかもしれません。
  
  淡いグリーンの体色が私は気に入っています。
  
  一時姿が見えないときがありましたが、また多くなってきているので春に羽化した次の世代が
 出現しているのだと思います。このあとは連続的に発生するのでしょう・・・
  
  他の昆虫やらも撮影しました。
  
  肉食性のアブについては、マガリケムシヒキとシオヤアブが毎年恒例ですが、久しぶりにアオメアブ
 を撮影できました。 吸い込まれるようなグリーンの眼が印象的ですが、これに吸い寄せられて捕食される
 わけではないでしょうけど、マメコガネが捕まっていました。
  このところよく見るクモですが・・・ 争っています。
  
  前脚がマッチョな真っ黒で1センチ近くある特徴的なクモだったので、すぐに同定できるだろうと
 思いきや、図鑑を見てもよくわかりません。ネットで調べても誤同定のページが見つかる位でした。
  
  どうも大きさ 比べをしているようです。光の反射の関係か上の個体の腹部の色が変わって見えてい
 ます。カニグモとかは前の2対の脚が大きいので、これは違うと思い、もしかしてハエトリグモ?と
 思って図鑑を見たら・・・
  
  オスクロハエトリという大型のハエトリグモでした。 その名の通りオスは真っ黒でメスはベージュと
 全然違う色でした。でも不思議と争いの写真は見つからない。結構ユニークですが・・・で、生息場所は
 水辺のヨシなど単子葉植物上とあり、まさにその通りでした。で、この勝負、上の個体がブレていますが、
 下の個体に投げられて落下しました。大きさ比べではなく力比べだったんですね。クモの世界も興味
 深いです。この大きな前脚は争い以外に捕食にも役立つのかも気になりました。また近くにメスは
 いませんでしたが、次回は探してみます。
  
  
  アジアイトトンボよりアオモンイトトンボの方が多かったので撮影個体も多くなる(笑)どのペアも
 メスは異色型でしたが・・・
  
  ようやく見つけました、メスがオス型のペア。
  
  オスと全く同じ色合いのメスです。
  もう1組いました。このメスはブルー味が強いですね。
  
  今年も同じフレームにメスの2型のペアを並べる写真を狙いたい。
  昼頃になって交尾も終わる時間ですが、
  
  よく見るパターンはメスが副性器から尾端を外し、まだ連結しているけどメスがばたついてオスが
 把握を外すというものでしたが、このペアはオスがメスを解き放っているのにメスの交尾器が外れて
 いない、という あまり見ない光景でした。トラブルなのかメスの都合なのか?興味深かったですが、
 時間がなくて場所を離れました。

   6月 24日(木)
  栃木と茨城に行ってトンボ撮影をしましたが、お目当ての稀少種は全くかすりもせず、他のトンボを
 紹介します。  
  
  シオカラトンボの交尾個体がいました。 低いところにとまり、その後は逃げてしまいました。
  河川での観察は諦め、沼に行きました。
  
  ここもトンボは少なかった・・・ナナフシモドキが植物体上にいましたが、枝に似せてもしっくりこない
 位置にいたので、ここには留まらず、逃げた方が良いと感じました(笑)
  
  沼の周りを歩いていたら、羽化したばかりのイトトンボがヒラヒラと飛び出しました。 見たら
 ホソミイトトンボのようです。栃木では飛来記録扱いとなっていますが、羽化したてですから
 この沼で産卵した個体がいるので、世代が回っている(定着している)ということになりそうです。
  
  本種は成虫越冬ですからこの春に産卵したのだと思いますが、他に成虫はいなかったので成熟個体や
 越冬世代等も確認はできませんでした。
  この沼ではこの1種だけでした。
  最後に茨城の河川で撮影・・・
  
  ハグロトンボがいました。これはオス、たまに翅を広げています。
  
  頻繁に行うときがあったり、じっとしていたりしていました。

  
  これはメスですが、この行動はオスメスで見られます。
  
  このオスは前脚を持ち上げていましたが、ポーズをとっているのではなく(笑)近くを小さな昆虫が
 通ったので、脚を上げてよけたのでした。でもしばらくそのままにしていたので、なんか微笑ましい。
  
  ハグロトンボの交尾や産卵、今年は撮影したいものです。
  この川にはもう1種 、ノシメトンボがいました。
  
  学内に多いコノシメトンボより翅とかが大きく感じます。これはメスですね。
  
  この個体はオスですが、まだ未成熟でメスと同じ様な明るい配色です。
  
  この川で羽化したのでしょうか?川岸にたくさんの個体がいました。
  ということで、撮影できた種数は少なかった。

   6月 20〜21日(日〜月)
  いろいろ忙しいものの晴れている時間帯に短時間池に出向いて撮影してみました。
  
  この池には植物遺体がたくさんあって、これまでも産卵していないか探していましたが、全く
 見つからなかったのが、ようやく今回産卵シーンを撮影できました! これまでいなかったのはなぜだろう
 と思うような感じです。ただ他の場所はアメンボがたくさんいたりしたので、少し静かな環境の方が
 良いのだと思いました。
  
  他にもいないかと探しましたが、この1頭だけでした。
  
  コフキトンボ、コシアキトンボが多かったです。コシアキトンボは飛びっぱなしで動きも超速いので
 撮影は難しい・・・コシアキトンボはとまっていることが多いので撮影できました。この個体はメスですね。
  
  こちらはオスで縄張りを主張していました。でもメスは離れたところにいたので、観察した午後2時
 頃は交尾とかの時間ではないのかな?
  これまでずっと狙っていたものの撮影できなかったアジアイトトンボの産卵・・・
  
  午後になっていましたが交尾個体は見つかりました。産卵している個体はいないか、と、水辺を探すと
  
  メスがいたので、もう少し探してみたら・・・
  
   やはり岸からは見えづらいところで産卵中の個体を見つけました! 初めての撮影の機会で嬉しい。
  
  頻繁に産卵場所を変えていました。ようやく撮影できましたが、今後も探してみます。
  
  池の畔ではアオモンイトトンボも多いのですが・・・
  
  
  このように元気に活動中。もう少し午後も早い時間に、産卵する個体を探してみたいと思いました。
  他の池では
  
  外見上はすっかり成熟しているアオイトトンボがいました!今の時期に成熟している(様に見える)
 個体は、それなりの頻度でいるのでしょうかね・・・気になりました。
  
  他にも2頭ほどオスがいましたが、いずれも粉をふいていました。(複眼はまだ灰色っぽかった)
 一体これはどういうことか気になります。でも関東のアオイトトンボは西日本のものに比べて
 小さかったです。また秋に成熟した個体を見て色の違いをみたいと思いました。
  
  ここではシオカラトンボが多かった。縄張りを主張するオスも多かった。
  
  交尾個体も1ペア見ましたが、良い写真にはならなかった。
  もう一つの池は、もう夕暮れだったのでトンボはあまり多くなかった。
  
  妙にブルーに見えるトンボがいましたが、撮影したらアオモンイトトンボのオス型メスでした。
 この場所では昨年もブルーのメスを撮影しているので、これも頻度の問題でしょうけど、ある程度の
 割合でいるのだと思います。また昼に来たいですね。そうなると昼に行くところが多くなる(笑)

   6月 18日(金)
  西千葉の打合せのあとに時間が少しあったので、千葉市の公園に
  
  まだ羽化したてのイトトンボが飛び立ったので見たらオオアオイトトンボでした!でもヒラヒラ
 のんびりの飛翔だとパトロールしているオオシオカラトンボやシオヤトンボに襲われそうです。
 実際この個体もちょっかい出されて逃げ込んでいました。この個体は♀
  
  今年見たアオイトトンボやコバネアオイトトンボの未成熟個体よりも 遙かに敏感で少し近づく
 だけで結構遠くに逃げてしまいます。彼らより大きなトンボ等の捕食圧もあると思いますが、
 近縁他種より敏感なのが、種の性質だとしたら何によるのかなど、いろいろ疑問は多いです。♂個体
  
  捕食者にもなっているであろうオオシオカラトンボは、 こうしてテリ張りをして1ペアだけ交尾と
  産卵を確認しましたが良い写真にはならず・・・
  
  水田に産卵しているメスの写真だけかろうじて・・・
  
  シオヤトンボもまだまだ数多くいました。
  
  交尾個体も撮影できましたが、休耕田?なので足場が悪く真横からは撮影できず ・・・
  
  産卵個体もいましたが、動き回るので良い写真にならず・・・
  
  このペアは草むらに降り立ってしまったので、背景がうるさすぎて残念・・・
  青いイトトンボがいたので撮影したら・・・
  
  ホソミイトトンボのオスでした!千葉県だと北部にはいないので見つけて喜びましたが、メスは
 見ませんでした。またこの個体が飛び立った途端、シオヤトンボに襲われ・・・残念でした。この時期
 になると捕食圧が高くなり命を落とすイトトンボも多いと思われました。ホソミイトトンボのような
 成虫越冬種の場合は 、早く産卵してしまった方が良いのでしょうね。もっと撮影したかったので残念。
  成虫越冬種といえば・・・
  
  ホソミオツネントンボ!まだ元気に活動中でした。 でもメスがなかなか産卵しないなど、もうだいぶ
 弱ってきている印象です。産んでいるのはイネの葉でした!水田を利用するのですね!確かにこの時期の
 イネはまだ柔らかいので産卵に適しています。
  
  もうすぐ新成虫も出てくると思うので、2世代同時生息を見てみたいものです。 この卵は
 もし順調なら8月に羽化してくるのですかね?産卵期間が2ヶ月以上にもなっていると思うので
  羽化の時期も長期に渡るのかもしれません。成虫越冬だから来年の春に一斉に生殖時期に入るから
 こういう生活史を持つ種にとっては、むしろ羽化時期がバラバラになった方が環境の変化等にも
 適応できそうです。
  
  ニホンカワトンボは無色翅型オスが2頭いるだけでした。 メスとかどうしたんだろう?
  
  薄暗いところにいたので背景が暗くなり残念。ちょうど草刈りが行われていたのでかく乱されたため
 に個体数が少なくなっていたのかもしれませんね。
  
  オオアオイトトンボの羽化殻がイネの苗に結構付いていました。この水田には結構狭く、
 張りだした木の枝があったので、そこに産卵されたのかもしれません。もしくは水田中の
 雑草とか? 今秋確認してみたいものです。
  
  この付近にも羽化した成虫がいましたが、パタパタと少し離れた薄暗い方に逃げていくので
 写真撮りづらい(笑)朝から行けば羽化のシーンも撮影できるかもですが・・・
  
  この個体は水田のイネに止まっていたのを静かに写しました。アオイトトンボの仲間は
 羽化の直後だけこのように翅を閉じて静止していますが、オオアオイトトンボは産卵時期が
 遅いので、冷えたときには閉じて止まるそうです。いつか目撃してみたい。
  
  この個体は一気に近くの林床まで飛んでいきました。このままこの林で夏を過ごすのでしょうけど
 また訪れてそんな光景を撮影したいものです。
  
  これはアキアカネのようです。まだ未成熟で体色も黄色っぽいですね。この時期に羽化して山地に
 行くようですが、このあたりの個体群はどこへ行くのでしょうかね・・・ もう既に羽化個体も見られて
 いるのですね。今年は少し早いような気がします。
  短時間ですが楽しめました。

   6月 15日(火)
  学内の池は相変わらずオオシオカラトンボとショウジョウトンボとアオモンイトトンボが活動中
  
  熱心に縄張りを張っています(オオシオカラトンボ)。
  
  アオモンイトトンボの交尾個体をこの池で(偶然ではなく)初めてちゃんと撮影しました。
  
  同じペアですが、こうしてこの池で世代が回っていくのを確認できて嬉しいです。あと写真は撮れ
  ませんでしたが コノシメトンボも見られました。

   6月 12日(土)
  いろいろ忙しくなっているのですが、昼と夜にそれぞれ昆虫撮影のお誘いをいただき、朝から翌朝まで
 活動しました。2カ所の場所は大きく離れており、さらに撮影方法が全く異なるため、フル装備で移動しま
 したが、自動車ではないときは大変でした(笑)、でも目的は達成したので満足です。
  まずはチョウの撮影(今回はトンボ関係ありません(笑))
  でも最初の場所に到着して少ししたら雲が多くなってしまい・・・しばし他の昆虫撮影。
  
  ヒナバッタが鳴いていましたが、そこは撮影できず・・・でも1頭逃げて通路にとまったので撮影
 しました。
  花にはハチが来ていましたが、動きが速い!
  
  トラマルハナバチですかね? こういう花だと出てくるタイミングで撮影するので難しい。   
  
  毎年結構撮影していたマガリケムシヒキですが、今年はようやく撮影しました。産卵管があるので
 メスですね。産卵管と言えば・・・
  
  いました!久々に見たオナガバチの仲間です。長い産卵管ですよね。
  
  伐採され、カットされた木を歩き回っていました。 翅に紋があって大型なのでオオホシオナガバチ
 だと思われます。この種が産卵しているところは写真撮ったことがないので、観察することに・・・
  
   触角で探索しながら歩き回っていましたが、この木は何もいなかったので飛び去りました。視界から
 消えてしまい焦りましたが、他に木のブロックにいました。
  
  そしてとうとう産卵してくれました!この場所にキバチの幼虫がいるのでしょうかねえ・・・良い位置で
 撮影できたので良かったです(笑)
  
  他にもいないか探し回っていましたが
  
  大変写真写りの良いものになって有り難いです。
  
  少し角度を変えたりして産卵します。
  
  撮影中に空が明るくなったので、目的の昆虫の出現を待っていたところ・・・・
  
  なんと最後の最後に現れました。ヒサマツミドリシジミです。しかし予想よりやや遠いところに
  とまったので 、これで精一杯なのが残念です。
  風もあり時々翅を閉じます。
  
  
  もう少し大きく写せたら良かったですが、これはこれで良しとします。
  
  次に向かったのはヒメボタルの撮影、昨年も行った千葉県内の産地ですが、昨年に比べて遙かに
 多くて感激しました。ホタルの写真はどうしてもコンポジットしてしまうので、自然の写真ではない
 という感じがしますけど、今年は数が多かったのですごい写真になりました(笑)
  
  明るいレンズを用意したので、きめ細かく良い感じ!満足しました。でももっと良い写真に
 したいので少し練習とか場数を踏まないと・・・

  本日のイベントに誘ってくれた、それぞれのOBに感謝します。   

   6月 11日(金)
  イラガセイボウが出てきたイラガの繭ですが、もう1つは何も出てこなかったので、これも諦めて
 いたら、昨日とかに出ていたようで・・・・
  
  散々飛んだようなあとがあり、鱗粉もはげてしまい残念でしたが、これがイラガの成虫です。
 何事も油断禁物ですね・・・というわけで綺麗ではないものの成虫の写真も撮れました・・・

   6月 10日(木)
  このところ忙しくて写真は撮っているものの、更新できません。
  でも今日の分だけでも先に ・・・
  早起きしてミドリシジミの写真を撮りに行きましたが、天気が霧というか曇りで、だんだん晴れて
 きたものの、ミドリシジミの数も少なく、他の昆虫を紹介します。
  
   オオカマキリの若虫です。まだ3センチぐらい。蛾の腹部を持っていてお食事中。
  
  ヒメギスの若虫ですが、こちらは結構大きくなっていました。あと1〜2回の脱皮で成虫ですね。
  
   ブチヒメヘリカメムシがいました。透明な翅が気になって撮影しましたが、あまり意識したことが
  なかったので近場にもいるのか探してみないと・・・
  カメムシ繋がりで・・・
  
  菜の花らしき枯れた植物があり、そこからあぶれたという感じで隣のセイタカアワダチソウにナガメが
 いました。この葉には若齢の若虫から亜終齢、終齢と成虫が揃っていて、発育ステージを紹介するのに
 うってつけの 写真となりました(笑)
  コウチュウもいました。
  
  ヒメジオンの上に、ほとんど塞がるようにいたコアオハナムグリです(笑)
  
  眼と同じ位置なので首ではないですが、首の部分が黒くなっているように見えるコメツキムシが
  いました。ホソサビキコリのようにも見えますが、ちょっとわかりません。
  クズにはたくさんのコフキゾウムシが・・・
  
  交尾個体も多かったですが、オスの上にさらにオスが乗って争っている個体もいました。
  
  大きなシロコブソウムシもいました。久々に見ました。2種見つけたのでもう1種もいないかと
  探してみたら ・・・
  
  いました!オジロアシナガゾウムシです。パンダゾウムシとも言われているとか?1カ所で3種の
 クズに寄生するゾウムシを同時に見たのは初めてかも!時期も良かったのかもしれません。
  チョウは多くなかったのですが、いよいよ日が射してきたら現れました。
  
  ミドリシジミがこう現れたら良かったのですが、ベニシジミです。新鮮な個体でした。
  
  一方こちらは越冬個体のキタテハ。だいぶ擦れてきていますが翅は破れが少ないです。食草の
 カナムグラの上にいました。
  結局ミドリシジミは飛んでいる個体を 2頭見ただけでしたが、こういう日もありますね!でも個体数は
 非常に少ないという印象を受けました。単に時期が早いとかなら良いのですが・・・
  平日なので大学に向かったので、ここでおしまい。
 
  学内の昆虫の紹介すると
  
  これは他の場所にいたコクワガタを移動させたので自然の姿ではないですが、記録的に。
  
  ゴマダラカミキリがいました。以前はバラの木が多かったのでたくさんいましたが、最近はそう多く
 ない。でも見つけると嬉しい。しかし彼らはこのバラの害虫だったりするので、嬉しいではいけない
 のですが・・・
  
  少し離れたところに飛び立っていきました。
  ノコギリカミキリがいましたが・・・
  
  シャッター押した途端、飛び立ってしまいました。
  
   学内のトンボ池の水が結構減ったので水を入れました。昨日も入れ、今日も入れに行くと・・・
 トンボがいるので今のトンボを撮影してみました。
  
  池の畔で縄張りを張っているショウジョウトンボです。
  
  メスはこのように淡い色をしています。少し観察していたら目の前で交尾しました。でも数秒で
 離れ産卵行動に入りました。
  
  そしてメスが単独産卵(オスは上空で警護飛翔)。残念ながら、あちらこちらに大きく動くので 、
 この打水しているところは撮影できませんでした・・・で、この写真を確認したら左端にアオモン
 イトトンボの交尾個体がいることがわかり、びっくり(笑)あとで産卵とか撮影しようかと・・・
  
  この方がやや産卵という感じ・・・

  もう1種縄張りを持っているのは・・・
  
  オオシオカラトンボです。2頭のオスがいました。でもメスはいません。ところが水道を止めに行っ
 たところ、いきなりメスが登場し交尾しました。
  
  彼らの交尾は数分間と、比較的長かったので撮影できました。
  
  その後はオスが上空で警護飛翔する下でメスが産卵します。ここには2頭のオスがいるので、熱心に
 警護飛翔していました。
  
  打水時のカットは、この写真だけ、それなりにうまく撮影できました。 なかなか難しい。
  
   上空では何とかピントも合うが、降りる位置の推定がまだ難しい。
  
  
  
  上空の写真だけでも撮れたので、良しとします。
  
  テリ張りしているもう1種はシオカラトンボでしたが、今回メスは確認できず。またオオシオカラとの
 追尾などが多く、彼にとっては無駄なことが多い感じでした。
  昼休みに「アオモンイトトンボが産卵」という情報を聞き、行ってみると ・・・
  
  関東個体群で初めてしっかり産卵できたかも(笑)気温が高いからか 13時すぎにはあまり産卵
  しなくなりました。また観察してみます。
  
  いろいろなトンボが産卵する良い池になっています!
  まだ姿は見ていないが・・・
  
  春から抜け殻だけは結構見つかるギンヤンマも、いつか戻ってくると良いですね・・・
  まだ水中には・・・
  
  いきなり開けたところに終齢幼虫が出てきました。どうしたのかと見ていたら、いきなり噴射して
 素早い動きで水面付近のメダカの稚魚を襲い、食べてしまいました(奥に消えて写真は残せず)。
  導入したメダカも生態系の一部になっていますね。
  
  セグロアシナガバチが結構頻繁に水を飲みに来ます。暑いので、この水を巣に吐きかけて羽ばたいて
 乾くときの気化熱で 巣内の温度を下げているそうで、教わっていないのに「なんで知っているの!?」
 と驚嘆します。結構長い時間水を吸って重くなった体で飛んでいきました。
  水があると、いろいろな生物の役に立っているようで嬉しいです。

   6月 8日(火)
  今日は午前と午後にそれぞれ別の場所で打合せでしたが、午後の打合せはトンボ撮り仲間の後輩も
  参加したので打合せのあとにトンボ撮り(笑)もう夕方だったので、ウチワヤンマの羽化を撮影しよう
  ということに!
  
  最初の場所にいたコフキトンボ、でも帯トンボ型は暗くなってしまい撮影できず・・・
  
  ウチワヤンマの公園に着きましたが、風が強く水面も荒れていたので、上陸していませんでした。
 でも午後9時過ぎから穏やかになり、上陸個体が数多く現れました。
  
  これが最初に見つけた個体。この個体はなかなか皮を脱がなかったので他でも観察
  
  これは水から上陸したばかりの個体です。まだ湿っています。
  
  少し前に上がった個体は 乾いていますが、結構この状態でしばらく過ごします。体の中では
 いろいろな変化が起こっているのでしょうけど・・・
  
  上の個体を少し経ってから見たら、もう体が抜けはじめていました。アオイトトンボと違い
 体は色づいているのですね。意外でした。
  
  だんだん体がせり上がってきます。白く見える糸状のものは脱皮した気管です。
  
  時々上体を後ろにそらして、抜けるようにしているようです。
  
  だんだん抜けてきました。翅がもう少し伸び始めています。
  
  体を前方に倒しはじめます。
  
  前脚が頭部と胸部の間に収まりました。成虫が休んでいるときの位置ですが、この時期に
  ここに格納するのは なぜでしょうかねえ?
  
  前脚を収めたまま、さらに前傾姿勢となり腹部を抜きはじめます。
  
  ここで前脚を使って さらに前方へ進みます。
  
  腹部もだいぶ出てきました。
  
  だいぶ前屈みになって腹部の先端を抜きます。
  
  おお、腹部が抜けました!でも翅が背びれみたいで 、知らない人が見たら何の生物か分からない
 かもしれませんね(笑)
  
   腹部がヤゴの体から完全に抜けたので、ここから次の段階に入ります。
  
  曲がっていた腹部を伸ばします。また背びれに見えていた翅が伸びてきています。
  
  その後、翅が伸びてきています。腹部の伸び方は、それほどでもないですね。
  
  翅もだいぶ伸びてきました。でもまだ翅も腹部も伸びそうです。
  
  だいぶ体も伸びた感じですが、まだウチワ部分が小さいとか腹部が太いので、もう少し何か変化が
 あるのだと思います。
  これがだいたいの羽化過程ですが、最初に見つけたヤゴを見に戻ると
  
   本当に長い間出てこなかったのに、出てきたらこんな状態で動いておらずびっくり・・・
 なんで頭突き状態でいるのか・・・謎です。このまま死んでしまうのかとか結構心配したので
 いろいろな羽化個体を観察後、また戻ってみました。
  恐る恐る確認すると・・・
  
  良かった!途中変な状況となったものの、無事に成虫になっていました。安心しました。
  せっかく羽化してもカルガモに食われる個体も多く厳しい世界です。でもこうして命をつないで
 いくんですね・・・
  コンクリ以外での羽化も見ました。
  
  ここでの羽化を観察できれば良かったが、今回の観察でも満足しました。

   6月 5〜7日(土〜月)
  私事ですが、大腸ポリープを取り(良性でした)その後は少し休養しました。出かけたので、
 ついでにトンボ三昧(笑)
  
  最初に見たのはシオヤトンボのメスでした。曇っていてトンボは多くなかった。
  
  これは分布域からするとアサヒナカワトンボです。翅の褐色部が濃いので褐色翅型(チャバネカワ
 トンボ)と思われます。それがいる地域なので間違いないとは思うものの・・・
  
  体も綺麗に輝いていて美しい!
  
  少し粉をふいた個体もいました。
  
  無色翅型のメスがいました。メスの翅は無色のものが多いようですが・・・
  
  オスも無色翅型のものがいました。この個体はやや小さかった。
  
  後の木の間から空が見えますが、曇っているのでそう明るくなかったから変にはなりませんでした。
 でもいまいちですかね・・・
  
  曇り気味で他のトンボが少ないので、アサヒナカワトンボばかり撮影(笑)
  
  
  この付近には無色翅型しかいませんでした。
  
  メスがクリーニングしていました。
  
  どのタイミングでクリーニングするのか、いまいちわかりません。 結構個体差もあるようですし
 あまり汚れているようにも見えないが・・・でも産卵終了個体の可能性もあるし・・・
  
  大きい個体のように見えたが、ヒメウラナミジャノメでした。
  
  小型のカゲロウがいましたが、調べたらガガンボカゲロウのようです。 後翅が小さいので翅が2枚の
 双翅目であるガガンボに似ているという意味で名付けられたのでしょう・・・
  
  6日に行った池はすごいところでした・・・柵があって入れない感じだったのにちょうど入る人に声を
 かけたら、親切にも案内していただけました。
  
  まずいきなり未成熟の コバネアオイトトンボがお出迎え。初めて見て感動しました。
  
  羽化の時期だそうで、それなりの数がいました。 メスも結構いました。
  
  コバネアオイトトンボは羽化直後の個体の胸部が橙褐色になるのが特徴だそうですが、
 そのような個体も見られました。
  
  まだ羽化したばかりの個体も多かった・・・産卵の時期にまた訪れたいものです。
   成熟していたトンボは
    
  フタスジサナエです。サナエトンボの仲間も多く見られるところだそうです。
  サラサヤンマガ飛翔していて、ホバリングも見られました。
  
  これは少し遠かった・・・
  突然座っていた私の横に来て驚きましたが準備不十分でシャッタースピードが遅く・・・
  
  ややブレていて残念・・・
  準備万端だとピントが合わず・・・
  
  これが最高に良かったのですが、何と急に上昇して翅が切れました・・・・またチャレンジします。
  ハラビロトンボはなぜかメスばかり遭遇・・・
  
  のんびり日に当たっている感じがしました。
  
  意識して撮影したのは今年初めてなので、撮影するだけでも嬉しいものです。

  この池の周辺で特に多かったトンボは・・・
    
  キイトトンボでした。たくさんのキイトトンボがいる池とは夢のようです。
  
  まだ成熟しきっていない個体も多かったので、交尾産卵はもう少し先かなと思う時期でした。
  
  メスもいましたが食事中が多かった。黄色型のメスばかりでしたが、まだ複眼がはっきりと緑色に
  なっていないから未成熟かもしれないですね。
  
  この個体は成熟していました!やはり黄色型のようですね。この個体もお食事中で排泄中

  またもう1種多かったのは・・・
  
  モノサシトンボでした。キイトトンボとモノサシトンボが多い池って一体・・・でもこれが昔の日本の
  池の風景だったんでしょうねえ・・・今はどちらの種も本当に少なくなってしまい、残念です。
  
  メスもいましたが、交尾個体等はいませんでした。
  
  モノサシトンボ科の種は細身で良いフォルムですね!しかも色合いが爽やかで・・・
  
  たくさんいたので、ついつい多く撮ってしまいました。
   一方で少なかったがついに見たというのが・・・
  
  まさかの「絶滅危惧IA類」ベッコウトンボです。もうシーズン終盤でしたが、見られて嬉しい!
  近づこうと思いましたが逃げて高いところにとまったので頑張って追跡
  
  横からも撮影しましたが、よく見るとこれはヨツボシトンボ!途中で入れ替わったようでびっくり
 またの機会にベッコウトンボ狙います。
  
  ベッコウトンボに大興奮したので、気持ちを沈めるためにナナホシテントウを撮影(笑)
  
  多かった2種をまた撮影・・・
  
  これは成熟しているオスです。眼も綺麗なグリーンになっています。
  
  次は交尾や産卵を撮影したいものです。
  
  まだ羽化したてのような個体もいました。
  モノサシトンボも未成熟個体が多かったです。
  
  未成熟個体は、このように体色は薄褐色です。
  
  オスもメスもこのような個体はそれなりにいました。
  
  結構たくさんいて感動しました。
  ということで、成熟個体を最後に(笑)
  
   清楚な色合いが良いですね。
  
  こんなにいるとは思わず感激でしたが、両種とも交尾や産卵をじっくり観察したいものです。
  
  すっかり感動して池をあとにしました。

  で、翌日も撮影時間が取れ・・・・
  
  池ではチョウトンボが羽化していました。翅を広げていますがまだ飛翔できない個体でした。
   次にとまっていたのは
  
  粉がだいぶふいてきたアオビタイトンボのオスです。
  
  何頭かが縄張りを張っていましたが、メスはみませんでした。
  リュウキュウベニイトトンボがいました。
  
  連結していたものの交尾や産卵は見られませんでした。もっと早い時間でないといないのか・・・
  
  オス単独も見られました。でもやはり♀単独は見つからない・・・
  交尾個体がいましたが・・・
  
  ベニイトトンボでした。リュウキュウベニイトトンボは午前でベニイトトンボは昼頃から交尾とか
 見られると思ったので、ベニイトトンボの時間 になっているのでしょう。
  
  このように連結してここから交尾に至りますが、移精はしなかったので他の場所で
 連結して遺精したペアがここにやって来たようです。
  
  オオイトトンボやクロイトトンボのように、オスがメスを 持ち上げて交尾を促す行動は
 確認できず、メスが自力でオスの副性器に尾端を持っていく感じに見えたので、結構大変そうです。
  
  副性器に近いところに当たりますが、当初は何回も失敗しました。
  
  十数回のトライで
  
  交尾に至りました。
  交尾態が多くみられると共に、池の方での産卵も見られはじめました。
  
  開けた場所での産卵なのでそれなりに良い写真となりました。
  
  ヒシの葉に産み付けている個体が多いようです。
  
  ハラビロトンボのオスがいました。こうして見ると彼らも青額が目立ちます。
  もう一種、黄色っぽいトンボが落ち着きなく飛んでいましたが、少し離れた場所にとまってくれたので
 写してみたら・・・
  
  何とヨツボシトンボ!ベッコウトンボと違い、絶滅危惧種とかではないですが、見ると嬉しい。
 でも、かなり敏感で少し近づいただけで逃げてしまいました・・・
  
  ベニイトトンボのつがいがとまった先にいた羽化したてのベニイトトンボ?の♀。
 ・・・鏡か亡霊のように見えて、不思議な雰囲気だったので写してみました。
  
  他で産卵が続いていても、水辺付近の植物で交尾している個体も多かったです。
  
  それでもリュウキュウベニイトトンボのつがいもいました。でも産卵とかは探してもわからなかった。
 もしかしたら草とかの影で産卵しているのかもしれませんが・・・ またの機会に探してみます・・・

  最後に、ついつい撮ってしまうベニイトトンボの交尾と産卵
  
   池の水面が背景で良い感じです。
  
   真横に近い位置で撮影できて、これまでで一番良いカットかも! 結構満足しました。   

   6月3日(木)
  突起がついたように見えたトンボがいたのでファインダーで確認すると
  
  なんと 産卵途中でオスが食いちぎられたと思われるクロイトトンボです。 昆虫の場合は
 開放血管系と中枢神経系の分散により、このような悲劇があってもオスの腹部の把握器はメスを
 掴んだままになっています。
  
  でもさすがに 違和感があるのか、メスはさかんに気にして外そうとしていました。そのうち
 把握する力も弱まると思いますが、筋肉が硬直していたら、しばらくついているかもしれません・・・
  詳しい方に聞いたらこのような光景を何回か目撃したことがあるそうで、メスを掴んで羽ばたいて
 いるオスが、シオカラトンボに噛みつかれて一瞬でこうなったそうです。この場所でもシオカラトンボが
 飛んでいたので、シオカラトンボによるものだと思われます。
  自然界の厳しさを目撃しました。

   5月 28〜30日(金〜日)
  供試虫採集に出かけましたが、残念ながら全く採れず・・・
   トンボの撮影は充実していました・・・
  
  昨年の秋にアオイトトンボがいた公園の池 に行ってみると、羽化してきたアオイトトンボがたくさん
 いました。これからどこかの林とかで越夏するのでしょうけど、今はまだ池の周りにたくさんいます。
  
  眼の色が薄褐色なので未成熟なのがわかります。
  
  上の3頭はいずれもメスです。もちろんオスもいました。
  
  数十匹はいたので秋に戻ってくるのが楽しみですね。
  
  オスメスが同じ植物にとまっていたりすると嬉しくなります(笑)
  いろいろ撮影していたら・・・
  
  これも未成熟のオスですが、体色がはっきりしていたのでよく見たら腹部先端にうっすらと粉が
 ふいています。脚の基部もそのように見えますが、そんな個体もいるのだろうという感じで、あまり気に
 しなかったのですが・・・
  
  この個体にはびっくり! 眼も青くなり粉もふいており、外観は成熟している個体です。となると
 もうこの個体は成熟しているのか? 他にはここまでの個体はいませんでしたが、この個体がどうなる
 のか気になるところです。書籍の記述だと6月に産卵が観察されたこともあるようなので、このような
 早熟な個体の存在が示唆されます。近いところなら成熟度合いとか今後どうなるとか確かめられる
 のですが、遠いところなので、またの機会に確認してみたいものです。
  
  この1頭だけでしたが、他にも粉をふきかけているものもいたから、気になります。
  アオイトトンボが羽化しているところは池の一角で他の場所にはいませんでした。少し歩き回って
 みると・・・
  
  ハラビロトンボがいました。腹部背面に大きな何かがついているので、「何か寄生者の蛹?巨大な卵?」
 とか思いましたが、
  
  植物の種子のようです。飛び回っているときにくっついたのだと思いますが、写真的には残念でした(笑)
  
  コフキトンボも何頭かいましたが、帯トンボ型のメスはいなかった・・・
  コシアキトンボがテリ張りしていたので、せっかくだから飛翔を狙ってみました。
  
  なかなか難しいですね・・・
  
  背景も明るい方が良いのでこのカットが一番良いかもです。本当は背景が水面だけではなく、植物か
 何かが映り込んでいる方が良いですけど・・・
  ということで初日は終了
  
  次の日も時間の割にトンボ撮影は 充実
  こちらの池ではまずクロイトトンボが目につきましたが・・・
  
  右前方に降り立った個体が移精をしました!真横から撮れたら言うことなかったのですが、少し
 残念・・・でも今年は移精のシーンが撮影できて(講義で使えるから)有り難いです。
  
  サナエトンボの仲間はすぐに種名が出てきませんが、これはタベサナエでしょうかね?サナエの時期も
 終わりそうですが、またいろいろ探したいものです。
  
  いつも地面にとまっているシオヤトンボが、朽ち果てた杭の上にとまっていたので撮影しました。
 でも細い枝にとまっているの印象とはほど遠いですね。
  
   メスもいて交尾して産卵もしていましたが、この地でも大変慌ただしく広範囲に及んだため撮影は
 困難でした。
  流れがあったのでカワトンボの撮影をしました。
  
  ニホンカワトンボがいました。橙色翅型のオスです。成熟したオスの特徴で腹部全体が白粉をふいて
 います。
  
  同じく無色翅型のオスです。成熟しても腹部中央に白粉をふかないと書いてありましたが、まさにその
 特徴を持った個体でした。
  流れの上流ではメスもみられました。
  
  ニホンカワトンボ淡橙色翅型のメス個体です。こうしてオスメス観察できると嬉しい。
  池の周りが湿地になっていますが、そこに青っぽいイトトンボが見られましたが、すぐに見えなく
 なります。探し回ったらいました!
  
  ホソミイトトンボです!しかも交尾していた!成虫越冬の本種の写真を撮りたかったので大変
 嬉しいです。
  
  オスは2頭いました。オスの腹部は圧倒的に細いです。
  
  その後このペアは産卵しました。本種が集団で産卵しているところを撮影したいですが、先ずは
 1ペアでも産卵しているところが撮れて嬉しいです。
  
  安定した場所がないのか、少し産んでは移動を繰り返していました。最初は草の中に入っての産卵が
 多かったですが、そのうち写真を撮りやすい位置にも出てきてくれました。
  
  真横からの撮影も出来て満足しました。ブルーが美しいです。
  
  オスが翅を羽ばたくときと止まっているときがありましたが、止まっているときの方が絵になるので
 その写真ばかりですね・・・
  
  少し産んではこのように休んでいました。細身というのがしっくりくるフォルムですね。
   ということで、この池をあとにしました。
  途中で多くの蛾が舞っていました。
  
  白い蛾でキアシドクガのようです。羽化したての個体も見られました。なかなかとまらず
 飛んでいた成虫の写真は撮れず・・・
  
  このサナエトンボはフタスジサナエのようです。なかなか区別が・・・もっと多く撮影しないと
  ダメですね(笑)
  
  途中で寄った池の畔では、アオイトトンボがたくさん羽化していました。羽化直後の個体は
 アオイトトンボ属のトンボの特徴である翅を半開きにしてとまるのではなく、均翅亜目の特徴
 である翅を体の後で重ねるとまり方をします。確認できて嬉しい。これは翌朝行けば羽化も
 見られるのではないかと期待も高まります。
  
  どの個体も翅も腹も伸びきっているので午前中に行けば羽化が見られるかな・・・
  
  ムスジイトトンボも羽化したての個体がいました。どのトンボも羽化シーズンですかね。
  
  この個体もまだ複眼上部が褐色なのでもう少しで成熟ですかね・・・
  
  この真っ黒いトンボが謎でしたが、まだ粉を吹く前のオスのハラビロトンボですね。前額の青藍色
 の金属光沢があるのに気が付かなかった。
  
  またすぐそばにメスもいたので、すぐに気が付かないとなりませんね(笑)
 
  さて、翌朝アオイトトンボの場所に行くと・・・
  
  たくさんのアオイトトンボが羽化していました。 感動です。
  
  出てきたとき、翅はほとんど伸びていないんですね。
  
  腹部も太くがっしりしていますね(笑)
  
  どちらから延びるのか少し油断して他の写真を撮っていたら・・・
  
  翅からなんですね。あっという間に伸びていました。
  
  さらに翅も透き通ってきました。
  
  腹部も伸びるともう形は完成されますね。
  
  こうして色づいてきます。
  
  初日に見た個体とほとんど変わりありませんね。この地に秋に訪れたら たくさんの
  産卵個体が見られそうなので、また来たいと思います。
  次の場所に向かう途中テングチョウがやけに目につきます。
  
   移動中のアスファルトにたくさんいてそれでも驚きですが・・・
  
  水がしみ出している林道では数多く吸水していました。
  
  こんなにたくさんいると驚きます。
  
  ここまで多いともう・・・・これが何カ所もあると圧倒的でした・・・越冬世代が多く生き残れば
 次世代がここまで多くなることも十分考えられ、実際、大発生的な記述もあるようですが、それでも
  毎年見られるものでもないので 、どんな条件でここまで発生が多くなっているのか、特に今回は
 広範囲に及んでいたので,大発生に至る環境条件や気象条件など知りたいです。
  なかなか驚きの光景でした。付近のエノキが丸坊主になっているのかとかは確認しませんでした。

  驚きながらも池に行ってみると・・・   
  
  ここにもいました、ホソミイトトンボです。千葉では見なかったので見られて嬉しいです。
  
  産卵個体も撮影できました。ここでは翅を羽ばたいているところを撮影しましたが、シャッター
  スピードがやや遅いが羽ばたきはわかりますかね。ここは足場が安定していないようで頻繁に
 羽ばたいていました。
  
  落ち着いたときもありましたが時間は短かった・・・
  
  最後に川の淀みに行きましたが、水がきれいなところでした。
  
  クロイトトンボが多かったです。見慣れたクロイトトンボでも見つけると嬉しくなります。
  
  産卵個体も多く見られました。これはオスと同色のオス型メスですね。
  
  これもオス型メスとの産卵
  
  イグサの仲間の枯れ枝が良い感じで水面に並んでいるので産卵しやすいようでした。これはオスと
 異なる配色のメスですね。
  あとはセスジイトトンボがいましたが、産卵している個体は近くにおらず、少し奥に行ったら
  
  見つけましたが、この場所は少し深いので長靴ではダメで、離れた岸からの撮影でした。
  その岸で場所決めしていたらモノサシトンボが飛んだので、嬉しくなって撮影しようとファインダーを
 覗くと・・・
  
  なんと!グ、グンバイトンボではありませんか!!!!ファインダー越しに叫んでしまい(笑)
 結構大きな声を出したので逃げるかと思いましたが大丈夫でした。この個体は未成熟だったので
 付近を探すと・・・
  
  これはメスですが、この個体も未成熟ですかね。準絶滅危惧種にあっさり会えてびっくりです。
 本種は東京の井の頭公園で発見されたそうで、私の先生の先生に当たる石井悌先生の著書「武蔵野
 昆虫記」には杉並に多産している記述もありますが、もちろん今は完全に絶滅しています。それどころか
 関東はほぼ絶滅なので、いつか会いたい種でしたが・・・有り難いことです。
  
  成熟個体もいました!美しい配色で見ていて飽きません。
  
  何匹もいました。でもまだ産卵とか交尾には早いようでした。
  
  名前の由来になっている中脚と後脚の広がりが美しいですね。
  
  オスに見とれていたら成熟したメスはこの1頭しか写していなかった・・・でもメスの個体数が少な
  かったのは 確かです。
  また訪れて産卵とかを撮影したいものです。
  
  またまた素晴らしい出会いに感謝です。   

   5月 27日(木)
  学位審査から戻ってきたら事務担当の方が興奮気味に「繭に穴が!」と教えて
 くださいました。
  
  この繭もイラガセイボウが入っています!穴も大きいので観察することに!
  
  こうやって口器でかじりながら穴を拡げていきます。
  
  周囲をだんだんと拡げて、時々顔を出して出られるかどうか確認して、また引っ込んで削ることを
 何回か繰り返しました。
  
  そして削っては体を出す頻度が多くなり・・・   
  
  とうとう出てきました。私が観察して1時間強(笑)
  
  いや〜感動しました。撮影者も仕事があるのに・・・・困ったものです(笑)

   5月 26日(水)
  春先に採集してきたイラガの繭。授業用にイラガの成虫の写真を撮りたかったのですが、他にも期待
 していたことが・・・もし寄生者のイラガセイボウが出てきたら、それはそれで嬉しいと思っていました。
 でも5月も末というのに何も出てこないから、半分諦めていたところ・・・
  
  出てきました!イラガセイボウです。出てきた繭の周りを動かないので繭との写真も撮影できました。
  
  出てきた繭に興味津々なのも面白いです。他の繭も何が出てくるか楽しみです。こんなハチもいる
 ということで 、紹介します。

   5月 23日(日)
  大学の後輩たちと都内の公園に行きました。大学で用事があったために途中で帰りましたが、
 その後に他の珍しいトンボもいたそうなので残念・・・私の撮った写真を出しますが、相変わらずの
 トンボですいません。
  
  初めて見たオオイトトンボ!交尾や産卵などを撮影しました。 ブルーのメスばかりでグリーンは
 ほとんどいなくて目撃だけで写真は撮れませんでした・・・
  
  「オオイトトンボといっても眼後紋が大きい意味で個体が大きいわけではない」と 記述している
 図鑑や書籍がありますが、 確かに眼後紋が大きいものの、いるとブルーが目立つので大きく感じるのは
 確かです。春先の大きいトンボという意味でも良いなあと感じました。確かに体長はムスジイトトンボ
 等同属他種と大きく変わらなくても、データ的なものより印象からの和名も良いですね。
  
  
   上がオオイトトンボ、下がムスジイトトンボのオスです。大きさは変わらず眼後紋(眼の後ろの青紋)
 の大きさは違います。またオオイトトンボの方が水色ですね。
  交尾の様子を写真にしたいと思いました。ちょうどやって来た連結個体がいたので、これは移精も
 見られるかと期待しましたが、オスはメスをつり上げ・・・
  
  結構高くつり上げ・・・
  
  
  移精は行われず、交尾状態になってしまいました。このペアは他で移精をしてここに移ってきたの
 かもしれません・・・
  
   交尾終了後は、そのまま展葉途中のスイレンの葉裏に産卵していました。
  
  このペアは、移動しても展葉前のスイレンの葉裏にとまり、産卵しました。
  移精はもう無理かなと池を離れ、通りかかった用水路を見たら・・・
  
  飛んできたオオイトトンボが、産卵をはじめるではありませんか!メスの単独産卵もあると書籍には
 書いてあるので、珍しくはないようですが、ペアで産卵している時間帯でも、単独産卵があるのだと
 驚きました。しかしこのメスは急に飛び立ち視界から消え・・・
  ・・・次に戻ってきたときは、オスに捉えられて草の上にとまりました。
  
  そしてオスは、腹部先端で作った自分の精子を、腹部の前方(第2節付近)にある副性器に移す
 移精をしました。しかし突然だし望遠レンズだし・・・で、ピントが合うだけで精一杯・・・
  ・・・でも出来はともかく、初めての撮影成功で・・・嬉しいです。
  
  移精は7〜8秒くらいでした。そして交尾に入りました
  
  交尾が解かれたところ。このペアの場合、8分23秒ほど交尾していました。
  
  そして連結産卵をしました。右の翅の破れ具合から、このメスは同一個体だとわかります。単独産卵
 していたメスがオスに捉えられ、連結産卵になるという記録を残すことができて満足しました。

  コシアキトンボの姿が目についてきました。今はまだ羽化したての個体が多いですが、そのうち
 いろいろな活動が見られると思います。写真に残せるかな・・・
  
  これは羽化したばかりの メス?腹部の斑紋がメスっぽいけど・・・
  
  この個体は成熟したオスのようです。縄張りを主張していました。
  
  これはまだ成熟には至っていないシオカラトンボのオスですかね・・・
  クロイトトンボを撮影していたら、移精が見られると言われて撮影したら・・・
  
  移精の体勢ではありますが、精子の移動が終わった直後で腹部先端と副性器はは外れていました。
 残念・・・また探します。
  
  クロイトトンボ、やはり多かった。 でもついつい写してしまいます。
  
  そのすぐ後にムスジイトトンボのオスもいます。クロイトトンボとこのムスジイトトンボ、そして
 オオイトトンボの3種は いずれもクロイトトンボ属_Paracercion_に属するイトトンボです。あと
 セスジイトトンボを撮影すれば同じ日に4種見られたのに、見つけられず残念でした・・・
  
  クロイトトンボは交尾個体や産卵個体が多かった。このペアはスイレンの葉裏に産みましたが、
 この葉が水面に接するかが微妙・・・でも植物体内だから大丈夫かな・・・
  
  その後もスイレンの葉表にも産卵、結構水温が高くなりそうですが、どの卵も孵化してくるのか気に
  なります。
  
  一方で前回ムスジイトトンボで見られたような、水面まで伸びてきた水草(マツモ?)に産卵する
 ペアもいます。 オスは飛翔しながら警護しますが、やがて水面上に降りて休んでいました。
  
  水面に脚を付けても表面張力で沈まないから、ずっと休んでも良さそうですが、飛翔しての警護の
  意義?がどの程度あるのか・・・
  
  コフキトンボのオスが複数いました。そろそろ交尾とか産卵が見られますかね・・・
  
  こちらはあとで確認したらメスのようです。でも交尾個体は飛び続けるようなので撮影は大変かな・・・
  クロイトトンボをついつい撮ってしまう・・・   
  
  ヒシが多いところだと、オスは終始とまっています。
  
  真横に近いところから狙いますが、背景が明るく抜けないので・・・ まだまだですね。
  
   またチャレンジします・・・
  
  やや逆光ですが、クロスジギンヤンマが産卵していました。初めて見られて嬉しいです。

   5月 17日(月)
  平年より3週間も早く東海以西は梅雨入りし、関東も梅雨入りしたといってもおかしくない天気に
  なっています。こんなに早く雨のシーズンになるとは思いませんでした。
  栽培植物の管理のついでにカメラを持ちましたが、池には期待しなかったものの・・・
  
  薄暗く抽水植物の中にいるので暗く写ってしまいましたが、これは完全にアジアイトトンボの
 成熟メスです。天気良い日に産卵の写真を撮りたい。

   5月 15日(土)
  大学に行く前に少しだけ公園で撮影(笑)
  この池の端では、アジアイトトンボとアオモンイトトンボが多いのですが、今回アジアイトトンボの
 姿が少なく、アオモンイトトンボが多かったです。交尾個体もアオモンイトトンボばかりでした。
  
  これは褐食が強いので成熟したメス(異色型)ですね。南西諸島でも見たタイプです。
  
  異色型の方が少し多かったかな・・・
  
  でもオス型メスとの交尾個体も、それなりに見られました。
  
  秋の撮影と違ってバックがほとんど緑色なので、印象がかなり異なります。春から秋まで見られる
 種の同じ様な写真でも、季節によって見え方が変わるかもしれないので、継続的に写してみます(笑)
  
  このメスは腹部が緑色で、胸部がまだ赤っぽいので やや未成熟個体ですが、こうした個体も
 交尾していました。
  
  大きな脱皮殻がありました。 結構大きかったのでオニヤンマかな?すいません、短絡的で・・・
  
  背景が明るいものの、どんなところにいるのかという生息環境がはっきりわからないので、それを
 ちゃんと示すのも、今後の課題ですね・・・
  
  というわけで写したペアは同色と異色3対ずつでした。
  
  アジアイトトンボのオスはいましたが、交尾個体はいませんでした。またの機会に・・・
  今回も帰るときに他のトンボがとまっていたので撮影すると・・・
  
  シオヤトンボのメスでした。シオカラトンボは雌雄見られたもののシオヤトンボのオスはいなかった
 ので、ここにはいないのかと思っていました。次の機会は少しあちらこちら回ってみたいです。
  でも休日は人が多いからなあ・・・

   5月 14日(金)
  用事が出来たので、休日出勤の代休を当てました。で、夕刻前に公園に行って見たところ・・・
  
  ヒシ上でのクロイトトンボの産卵。昨年撮影した光景ですが、ついつい撮影してしまう・・・
  
  「背景が明るくて真横からの撮影」が今年の目標ですが、 これは逆光なのでいまいちです。
  
  今回産卵しているのは異色型のメスでした。
  
  交尾している個体には、オス型のメスもいました。
  
  こちらは異色型のメス。クロイトトンボは本当にたくさんいました。圧倒的な優占種でした。
  
  ショウジョウトンボは学内の池でも羽化していましたが、ここでは成熟個体も見られました。
  
  反対側からも撮影、やはり上の順光の方が良いですね。今後の参考に・・・
  場所を移したけどやはりクロイトトンボの多さは変わらず・・・
  
  少し高くなっているスイレンの葉上で交尾していたので 横からの撮影が可能でした。
  
  産卵個体も多かったですが、突然メスが暴れ出し見たら尾端に何かついています。動き回るので
  撮影できず どうも何か他の昆虫がかじりついたようでした。結局離れたのでわからず・・・動きが止まった
 ので見たらメスは傷ついてしまいました。すぐに飛び去りましたが、この後どうなるのか気がかりです。
   他のトンボがいないか探してみたら・・・
  
  水面近くまで延びてきた水草に産卵しているトンボがいます。望遠レンズで確認したらアオモン
 イトトンボのオス型メスでした。やはり午後に産むようですね。
  
  こういう場所がお気に入りなんですかね。他の場所でも探してみないと・・・
  
  少し遠かったので、これくらいまでしか撮影できませんでした。 こうした水面まで伸びてきた水草は
 連結していたイトトンボも好みらしく他の場所にいたのでよく見ると・・・
  
  ムスジイトトンボです!しかも2ペアが向かい合って産卵!!
  
  このような水草が好きなんですね、オスは水面に浮いている状況です。このメスは褐色っぽい。 
  
   一方、こちらのメスは緑色っぽいですね。
  
  この緑色のメスが、どんどん潜って潜水産卵になっています。メスが水中に入ったと思ったら・・・
  
   オスも一緒に入ってしまいました。
  
   上のペアは潜水には至りませんでした。
  
  しばらく上のペアを撮影していたら、手前にオスが上がってきたようです。   
  
  こんな感じでメスは産卵続けていました。オスは上がって、しばらく警護していましたが、やがて
 飛び去りました。メスは20分ほど潜水産卵して浮上し、すぐに飛び立ち周辺の植物に静止しました。
 潜るときに体毛とかが体の周りにある空気を保持するようですけど、そう多くないであろうに、20分も
 潜ってしかも産卵するほど体力があるとは、びっくりです。
   また観察したくなります。
  帰り道に少し遠くにトンボがとまっていたので撮影したら・・・
  
  コフキトンボのオス型メスでした。 彼らももっと撮影したい・・・
  で、トンボ以外はほとんどみていなかったが・・・木道にいました。
  
   だいぶ色も褪せたルリタテハです。色は褪せていますが、翅は破れていません。大したものです。
  草にとまっているオレンジ色が目立ったので撮影
  
  ハチですけど種名わからず、調べます。
  
   どうもトンボの撮影で真横から撮影する習慣が・・・この写真だけだと同定難しいかもですね。   

   5月 10日(月)
  今日から個人的に?試験用作物を栽培するので、トンボ池隣のハウスで作業しました。帰りに
 池も寄れるので好都合です(笑)
  早速覗いたところ羽化したトンボが飛び立ちました。ハウスにとまったので良い写真ではないですが
 証拠写真的に・・・ショウジョウトンボのようです。
  
  今度は羽化直後の写真を撮りたいものです。
  池の中はやはりアジアイトトンボがいましたが、オスばかり・・・
  
  メスがいないのでここでは交尾個体を見ていません。でも池の周辺部にいるのかもしれず 、時間が
 あれば探したいところです。この個体は成熟しています。
  
  この個体はまだ未成熟的な色合いです。他にメスがいないか探したら・・・
  
  何とアオモンイトトンボもいました!昨年導入した個体の子孫なのか?嬉しいです。
  両種が今後共存していってくれると嬉しい!

  少し前ですが5月6日にの夕方に池に行ったとき、アジアイトトンボ?(と思ったが腹部背面の黒色
 部が第1節と2節前半にないように見えるので、アオモンイトトンボのようです)のメスがいました。
  
  褐色から緑になったところですかね・・・成熟しつつあるメスですが、飛び方が弱く、この葉にもやっと
 しがみついている感じでした。もしかしたら産卵したあとではないかと思うのですが、今後この池で
  産卵している写真を撮りたいです。

   5月 9日(日)
  今日も講義があったのですが、帰りに少しだけ寄ったところ・・・
  
  いきなりホソミオツネントンボの交尾個体を見つけました!いつから交尾しているのか不明ですが、
 交尾時間は数分だというので、ピントを合わせるのに手が震えました・・・
  時間がないけど確認、少し暗いので露出も調整して・・・
  
  2分ほど撮影できましたが、真横からは撮れなかったので残念でしたが、幸い良い角度でした!
 昨年秋に初めて見たときから、春になったら交尾個体を撮影したいと思っていたので、本当に嬉しい!
  今後も機会があれば、交尾個体も撮影したいものです・・・
  
  メスが体を振って交尾が外れました。しばらくして飛び去ってしまいました。、
 この日はホソミオツネントンボはすごく少なく、日によって出現するしないがあるのか???
 そんなことがあるとは、普通ではあまり考えられませんが・・・
  
  写しやすいところにとまっていたのは、このオスだけでした。 餌を採るためか飛び立って戻った
 直後だったので、翅が腹部の上にありますが、その後腹部の脇に下ろしました。
  赤い昆虫が目についたので・・・
  
  講義でも話したベニカミキリがいたので、嬉しくなりました。でも直ぐに飛び立ってしまった・・・

   5月 8日(土)
  放送大学で対面の講義がありました。対面の講義は本当に久しぶりだったので、感覚がつかめるか
 心配でしたが、自分的には心配するほどではなかったように感じました。よかった。
  帰りに少し撮影しに行きました。
  
  谷津はシオヤトンボがたくさんいました。この木には10頭ほどとまっていました。こんなにいるとは
 驚きでした。でも圧倒的にオスばかりでした。
  
  暖かい日だったのですが、黄砂の影響かかすんでいたので、植物にはとまっていませんでした。
 地面にとまる習性があるようです。この個体は枯れ草にとまっていたので写しました。
  
  こちらは小高い地面の上でした。今度は縄張りを主張して飛翔するオスを撮影したいものです。
   メスがいないかと探したら、飛びながら打水産卵していました。でも直ぐにオスがアプローチする
 ので、撮影は難しいです・・・
  
  やはり、オスを避けるように産卵するので、 オープンなところでは産卵せず、草などが生えている
 狭いところにいることが多いので、横からは無理で上からになってしまいました。でもそれでは打水産卵
 するところは撮影できません・・・
  
  これはもう少し横から写せましたが、腹部を打ち付けるところはなかなか難しい・・・
  
  少し打ち付けているだけと思ったのに、撮影したら水面をすくって水滴を前に飛ばしていました。
 これを横から写すのはかなり大変そうだが、せっかくなら、やはり横から狙ってみたい。
   湧水の流れに行ってみたら
  
   ニホンカワトンボの無色翅型のオスがとまっていました。でもこの個体以外いなかった・・・他に撮影
 している人もいたので、他の場所に移動したら・・・
  
  ホソミオツネントンボが結構いました!ここでは水を入れたばかりの水田予定の場所だから、生えて
 いたスギナが抽水植物のようになっており、これがお気に入りのようでした。イグサの仲間も生えて
 いましたが、これに産んでいる個体はいなかった・・・地域によって好みが異なるのか・・・?
  
  多くのペアがスギナに産み付けていました。
  
  スギナの数は多いのに、なぜかこんな事も・・・あぜ道からしか撮影できないので
 ちょっと角度が悪くて残念・・・
  
  スギナの先にはクモがいることもあり、 トンボを狙っているのかと思いましたが、このペアが
 クモのいるところにとまったので、「ア〜〜」と 思ってしまったが、トンボが来たらクモは
 むしろ逃げ腰となっていて、クモはトンボを襲うために、ここにいて待ち伏せ?しているのでは
 ないのかも・・・ 少なくてもこの種はトンボを襲わないのかもしれません。
  
  このメスは、体色がほとんど越冬時と変わらない!少し緑色っぽいだけですね。 こういう体色の
 個体もいるんですね。結構撮影しているのに新たな発見も!
  もっと撮影していますが、もうホソミオツネントンボは数多く紹介しているので・・・(笑)
 で、また流れに戻ったら 、もう誰もいない・・・
  
  ニホンカワトンボの無色翅型のオスは、先ほどとあまり変わらない位置にいました。
  
  ストロボを当てずに撮影。メタリックなもののやや地味です。
  
  あ、近くに橙色翅型もいました!今回はこの2頭だけでした。交尾とか産卵とかも撮影したいので
 また行きたいものです(笑)

   5月 4日(火・祝)
  天気が良いのは今日だというので、事務仕事もあるもののせっかくだからと県内の沼へ、釣りが禁止
 となっているので、私以外はいなかったので良かった。いろいろ見られるかと思いましたが・・・
  
   水辺に近づけるところが少なかったのですが、その場所で水中に動くものを発見
  
  久しぶりに自然のミズカマキリを見ました!嬉しい!
  
  写真撮っても動じることなく、でもだんだん遠のいてしまいました。
  トンボは何種かいるかと思ったのですが、アジアイトトンボが2頭(写真撮れず)、あとは・・・
  
  このホソミオツネントンボがいました。最初はオスしかいなかったので、メスはいないのかと思い
 ました(笑)
  
  でもヨシをかき分けて 水辺を覗くと、必ずと言って良いほどオスがいるので結構な数がいるのかも
 しれないと方針転換。
  
  どの個体も見事に成熟しています。美しい!しばらくするとタンデム個体も見かけるように!
  でもこの沼にイグサの仲間は生えていないようです。じゃあ何に産むのかと思いましたが、ヨシを
  かき分けると逃げていくペアがいて、産卵写真は撮れません・・・その場所を見てもヨシかイネ科雑草
  しかないので 恐らくそれらに産卵しているようです。このままだと産卵写真は撮れそうもないのですが、
 あるペアが逃げたものの、すぐ隣のヨシにとまりました。でも一瞬産卵したらすぐに飛び立つので
 落ち着きません・・・他の場所でもヨシはちょっと産卵しては離れていたので、これは産卵シーンは無理かと
 思ったものの、悔しいので(笑)考え方を変えて、「相手が留まらず動くなら、こっちは待ち伏せして
 いれば、代わる代わるやってくるかもしれない」と思い、産みそうな感じの低いヨシが多い一角に
 座り込んで待っていたところ・・・
  
  予想通り!やって来てくれました。でも位置を動かせないので、この写真のように雌の産卵部位は
  見えません。 位置取りについては運任せです(笑)
  
  少し下がってまた産みましたが、葉のどこに産んでいるのかわからず残念・・・
  これだと・・・  
  
  葉の端に産んでいるんですかね?柔らかい展開中の葉に産むことが多かったです。
  しばらくは、良い写真ではないが写せるので満足していました。
  そこへ・・・
  
  なんと交尾個体が登場!初めて見て感動!でもこの日は風が強く、このペアも
 ブレていますが、このまま風に持って行かれて飛んでしまいました(涙) 今回は
 証拠写真的なもので、良しとします。しかし残念・・・
  
  オスはペアが来ると少し反応しますが、激しくちょっかいを出すことはありません。
  
  すぐ近くで産卵していても関心持たないことも・・・これも位置取りを替えると良い写真に
  なりそうですが、すぐに動くし、ヨシの間からの撮影なので位置取りを変えるのは諦めました。
  でもこの場所は正解だったようで、一度に2ペアやって来たことも
  
  これも自分の裏側で並んでいたため、良い角度では写せず・・・そしてすぐに移動して
 しまいました。  
   真横からとか、良い位置での撮影は、ウェーダー着て沼に入らないと難しいか、と思ったら・・・
  
  一組が目の前のヨシに来て産んでくれました!これまででも最高のカットかも(笑)展開中のまだ丸まっ
  ている 葉の葉脈に産むという感じですかね・・・丸まっているからイグサの触感?に近いのか、この位置で
 5分以上は産卵していました。いや〜嬉しい。
   次は交尾写真を狙いたいが、もう産卵時期も後半になるので、どこかでまた再訪するかな・・・
   最後は・・・
  
  帰り際に見つけたジョウカイボンです。 トンボ以外の昆虫を見つける目になっていないような
 気もします・・・他の昆虫でも交尾や産卵とか狙って撮れるとテンション上がりますけど、難しい・・・

   5月 3日(月・祝)
  谷津に行ってみたら大気が不安定で、冷たい風が吹いたりしたので昆虫は少なく・・・
  
  見たトンボはシオヤトンボと ニホンカワトンボだけでした。シオヤトンボはかなりたくさんいて
 もっと近いところならいろいろ観察出来そうなので残念。また機会を作ります。
  
  晴れるときもあったので、畦に置いてあった板とかにとまる個体が多かったです。
  メスが全くいなかったので探したら・・・
  
  やっと1頭見つけましたが、その後天気が悪化して観察できず・・・
  
  ニホンカワトンボは、この写真を撮って横に回ろうと思い写したところ、逃げてしまいました。
 ちょっとした流れでしたが、湧き水なので生息しているんですね。嬉しく思いました。また訪ねよう
 と思いました。
  大気が不安定で気温が低くなっていました。
  
  そうなると、イトトンボも石とかにとまるんですね・・・アオモンイトトンボが石にいるのは見た
 記憶がなく、証拠写真的に出しておきます。

   4月 30日(金)
  大学を出たらクビキリギスが鳴いていたので、声を頼りに探してみました。そしたらいずれも褐色型
  でしたが2頭見つかりました。
  
  この個体は、鳴きながらすごく移動するので驚きました。ストロボを当てたせいかと思いましたが・・・
  
  この個体は動かなかったので、個体差ですかね・・・前にある草の葉がなければ 良い写真になったかも
  なので残念です。またチャレンジします。

   4月 30日(金)
  バタバタしているうちに大型連休ですが、今年も活動は出来ないので近場でトンボ撮影ですかね。
 今日は大学での仕事も多く、暦通り出勤でしたが、少しだけ撮影に出ました。
  
  この池ではアジアイトトンボが交尾しています。未成熟個体も多くいましたが・・・
  
  未成熟で写真撮ったのは全部アオモンイトトンボでした。 アオモンイトトンボの数が増えました。
  
  交尾個体も普通にアオモンイトトンボが目につくように・・・
  
  今日確認したのは、どの交尾個体も異色メスばかりでした。
  
  交尾個体そのものもアジアイトトンボよりアオモンイトトンボの方が多かった・・・で、腹部2節目の
 背面の紋の色を見たら、紺色だったもののどうして目立たないんでしょう?少し紋の形態が違うのか・・・
  
  アジアイトトンボももちろんいたけど少ない印象・・・
  
  アオモンイトトンボのオス型メスはなぜか単独でみられました。
  
  シオカラトンボは雌の羽化個体が多かったです。この個体はまだしっかり飛べない。一方、今日見た
  オスはどれも飛翔していました。
  
  このアジアイトトンボのオスは翅がやや不全でした。
   昼になりこのアオモンイトトンボのペアは水辺に移動し
   
  メスが嫌がり
  
  交尾が解かれました。その後メスは振りほどいて逃げていきました。
  
  水に浮いている植物遺体を捜したらアオモンイトトンボがいましたが、これはオスですね。羽アリを
 捕食していました。
  そして・・・
  
  オス型メスも来ましたが、この個体にオスがアプローチするので産卵は確認できず・・・またの機会に
 今度こそ産卵撮影したいものです。14時ぐらいまで観察したいものです・・・

   4月 27日(火)
  池の管理を行いました。園芸品種?らしきオモダカが多すぎるので、抜いたりしましたが、
 全面に根付いているので、まだ作業は続きそうです。
  ところでようやく、。八重山の写真アップ(←クリック)しました。
  池の中の植物にヤブキリの幼虫がいました。
    
  周りの草から入ったのでしょうけど、面白い。

  4月 24日(土)
  前日にシオヤトンボを見ていないと書いたら・・・
  
  翌日いきなり見られました(笑)感動です!

  しかも、交尾個体もみられました!
  
  しかし、もっと良い写真を撮ろうとしたら他のオスが邪魔しに来て飛び去ってしまった・・・残念。
  またの機会があれば・・・
  ホソミオツネントンボの交尾を見たかったのですが、個体数が減っていました。
  
  特にメスが少なくて・・・あぶれたオスがたくさんいました。
  
  どうしてこんなにメスが減っているんでしょうかねえ・・・
  
  探し回りましたが、2ペアしかいませんでした。やはりイグサの仲間に産卵しています。見たかった
 種の産卵なので、やはり何度見ても嬉しいです。
  
  点々とついているのが産卵痕のようです。時々大きく移動するので産卵痕を避けて産んでいるよう
 です。
  
  私が気が付かずに近づいたので 逃げたペア。こういう枯れた茎には産卵しません。
  この周りにはイグサの仲間はありませんでしたが・・・
  
  近くにあったヨシ?の若葉に産卵しました。でも嫌なのかすぐに飛び立ちイグサに向かいました。
  
  十分成熟したオスが多かったので・・・やはり秋から見ているから鮮やかな変化に感動します。
  
  メスが減ったのはクモの個体数が多くなっていたことも関係するかもしれません。イグサで待ち伏せ
  する2センチぐらいのクモが 多く見られました。単に今日は休んでいるなら良いのですが・・・
  
  暖かくなっても、このトンボは翅を腹部の片側に添える性質があるようですね。このトンボだけ
 なのかオツネントンボはどうなのか気になるところです。

  少し池を回ったら大きな蝶が飛び立ちました。
  
  クロコノマチョウです。もうすっかり千葉より北でも定着していますね。枯れ葉にとまるとほとんど
 よくわからず、さすがの隠蔽擬態です。池の周りには花もなくチョウはこれしか見なかった・・・もっと
 他の昆虫も探さないとダメですね・・・
  
  撮影は釣り人が多くなったので諦めました(笑) メスの減少が心配ですが、産卵数はそれなりに
 あるでしょうし、交尾とかはまた来年にチャレンジですね。秋から春の越冬明けまで楽しませて
 もらいました。初夏の羽化個体(新成虫)も撮影しようかな(笑)
  
  離れる前、良いところで産卵してくれたので、有り難い写真となりました。色味も美しい。

  用事があり大学にも行ったのでトンボ池を見たら、やはりアジアイトトンボは 未成熟個体ばかり
  
  色も出てきましたが、複眼や体もやや灰色がかっています。これはオス。
  
  メスはオレンジ色、恐らく成熟すると少し移動するのだと思います。その後戻ってくると良いが
 どうなるんでしょうかね。もう少ししたら戻ってくるとか他から移動してきた個体が現れるのだと
 思いますが・・・  

  4月 23日(金)
  近くの公園ですが、ちょっと撮影に・・・
  
  シオカラトンボがいました。シオヤトンボが春先に出るそうですが、 まだしっかり見たことがない・・・
  
  メスもいました。どの個体も地表近くにとまるので、草の間からの撮影になります。
  
  この個体は15センチほど高いところにとまってくれたので、きれいに撮影できました。
  
  イトトンボはアジアイトトンボがいましたが、個体数はそう多くなかった・・・
  と思って帰るところで他のイトトンボを発見!
  
  クロイトトンボがいました。もう少し経つとすごい数が出てくると思いますが、今年初めて見たので
 嬉しくなります。
  
  スイレンの葉の上にも数匹いました。全部オスだったので、まだ出始めでオスしかいないのかと
 思いましたが・・・
  
  交尾個体もいました!メスは体が青いオス型メスでした。もうクロイトトンボもシーズンインですね。
  
  スイレンの葉上の個体を真横から撮る、という技?に挑戦しました(笑) 風のせいか葉上にゴミが多く
 更にこのオスは左前脚を失っていたのでまたチャレンジします。
  でも一応真横からという感じですかね・・・

  
  まだ黒色とかがはっきりしていませんがアジアイトトンボのメス?淡いみどりが気に入っています。

  4月 21日(水)
  学内のトンボ池ですが・・・アジアイトトンボは羽化するものの成熟個体があまり見当たらず・・・
  
  このオスも完全に成熟しているわけではないですね・・・
  
  メスは、このようにオレンジ色の未成熟個体が数匹いました。
  
  この個体もやや灰色っぽい、来週あたりは成熟個体が交尾とかしていますかね・・・
  池の水面が慌ただしかったので見たら・・・
  
  ヒメアメンボが、水面を動くクモを追いかけて 捕らえていました。

  4月 20日(火)
  昼に買い物に出たのですが、ちょうど同じ方向に池があることを思い出し(笑)、立ち寄ってみた
 ところ・・・アジアイトトンボがたくさん羽化していました。
  またもう交尾個体も見られました。
  
  今年も彼らが見られて嬉しいです。何ペアも見られました。
  
  湿地なので低い位置にとまってしまうと撮りづらいのですが、撮影するとテンション上がります。
 まだ未成熟なメスも交尾していました。
  
  昨年は見たことなかったので、あまりないことなのか、春先だからなのか ・・・
  他にもいたので撮影したら
  
  よく見たらアオモンイトトンボです。アジアイトトンボより少し遅いと聞きましたが、もう出てきて
 いるのですね!今年もたくさん撮影しそうです。
  探してみると、アオモンも少しですが見つかりました。
  
  まだ圧倒的にアジアイトトンボが多いですが、 これからアオモンも増えそうですね。
  
  オス型メスのやや未成熟個体がいました。今年はここでたくさん撮影できそうです。
  職員の人とお話しして、ここはいろいろトンボがいるようなので、楽しみです。アオイトトンボや
 ホソミイトトンボも見られるようで撮影しないと!時間がないからホソミイトトンボは探せなかった。
  またシオカラトンボも交尾個体を発見!
  
  地面に近いところにとまるので草とかの邪魔が多いものの、撮影できて嬉しい。
  
  もうこちらでもトンボはこんなに活発です。これから何が出てくるのか楽しみです。
  
  というわけで最後はアジアイトトンボですが、爽やかな色合いに癒やされます。
  
  また時間があるとき撮影しに行きたいです。

  4月 19日(月)
  トンボ池を見てみたら、成熟したオスが3頭いました。3頭は離れたところにいて、争いなどは見られ
 ませんでした 。
  
  前回とあまり変わらない写真(笑)
  
  少し飛んでは休むという行動を繰り返していました。
  赤い個体(未成熟)もいました!
  
  メスです。いよいよ交尾行動なども、見られるはずですね。
  
  池の上を飛んであるユスリカなどを捕食していました。池を管理しているので、ここから蚊が発生
 しているとは言われたくないから、トンボやメダカが活躍してくれると有り難いです。

  4月 16日(金)
  学内のトンボ池のアジアイトトンボ、成熟したオスが見られました。
  
  まだオスしかいないですが、トンボの場合はオスの先行羽化が多いと文献にあったので、研究しないと
  わかりませんが、このアジアイトトンボも その可能性があるかもしれません。

  4月 7日(水)〜 15日(木)
  毎年恒例の八重山方面での供試虫採集や調査ですが、今年はトンボ撮影も・・・いろいろ離島も
 行っているので、久しぶりに別枠で紹介します。こちらをご覧ください。
  
  キシノウエトカゲです天然記念物のようですね。西表島にて・・・

  4月 6日(火)
  学内のトンボ池で観察していたら・・・
  
  羽化したばかりのアジアイトトンボがいました!(新4年生が発見)でもこの個体はもう飛べたそうで
 これからたくさん見られると嬉しいなあと感じました。
  しかももっと大物も羽化していました。
  
  でも水没して羽化失敗のギンヤンマです・・・かわいそう!と思って引き上げてしまったので水没時の
 写真はないですけど・・・この翅ではもうダメですね・・・残念ですが、仕方がないか・・・後続の羽化を
 期待しましょう・・・でもクロスジギンヤンマではなく、もうギンヤンマ!・・・今年は早すぎだろう
 という感じですね。
  
  少し経ってまた行ってみました。先ほどのアジアイトトンボのオスです。
  
  違う株に移っていましたが、黒い色がはっきりしてきました。でもだいぶ暗くなってきたので
 このまま夜になってしまうと思います。今度は成熟した姿を撮影したいものです。

  4月 3日(土)
  冬も観察していたホソミオツネントンボですが、暖かい日が続いているのでいよいよ産卵かもと
 出かけてみました。
  池に着くとブルーのトンボが飛びかっています。連結飛翔しているペアもいて、期待が高まります。
 メスを待っている?あぶれている?オスがとまっていました。
  
  ブルーが美しい 成熟したオスです。で、どの個体もすぐに飛び回り落ち着かない感じだったのが、
 次第にとまるようになって・・・産卵する個体も見つかるように!
  
   撮影したかったシーン・・・で嬉しいです。上がオスで下のメスの胸部を掴んでいます。メスの
 腹部先端の黒い産卵管を植物体に突き刺している様子がわかります。このメスは青みがかっています。
 またどの個体もイ?ホタルイ?に産卵しており、産んでいる個体の前に葉(と言って良いのか?)が
  入ってしまうので、そうならないように撮影するのは大変でした。
 
  
  先の方で産んでくれると楽に撮影できるも それでも低い位置だから楽には撮影できません。
 このメスは青みが弱いですね 。
  
   だんだんと産卵する個体が目立つようになってきました。
  
  
  似たような写真ですいません。遮るものがないところにいるペアを見つけると、つい嬉しくなって
 撮影してしまいます。個体数としてはペア6〜7組,あぶれたオスが4〜5頭が確認できました 。
  あぶれたオスは結構ペアにちょっかい出していました。
  
  ちょっとわかりづらいですが、奥に見えるオスが近くを通りかかったので、手前のペアはオスメス
 とも翅を羽ばたかせました。 これが拒否の合図なんですかね・・・

  撮影して少し池を見て回ることに・・・   
  
  釣りの人が来たので少し離れたら周りにチョウがいました。いずれも成虫越冬個体ですが、こちらは
 ムラサキシジミのメスです。やや痛みがありますが、これくらいなら無事に次の世代につながること
 でしょう。
  
  こちらは翅の傷みが比較的大きいヒオドシチョウ です。上のムラサキシジミは秋の個体がそのまま
 越冬しますが、このヒオドシチョウは年1化なので、ホソミオツネントンボと同様、この成虫は昨年6月
 からいるので、最後に次世代を残すための大切な役割が残っています。
  
  池を見て回りましたが、ホソミオツネントンボが産卵している植物はイヌホタルイ?だけのようで、
 生えている場所は撮影した所しかなさそうなので、釣り人がいない場所に戻りました。
  
  釣り人がいるところは、かく乱されたらしく産卵ペアがこの株に集中して 産卵していました。
 なんと5ペアが産卵していますが、わかりますか?こんな感じで植物体がごちゃごちゃしているので
 美しい写真になりませんが、集中産卵という状態で感動しました。
  
  産卵するペアは、横向きの茎にはぶら下がるようにして産卵しますが、斜めとかの茎の場合は、
 様々な向きで産み、途中で向きを変えたりするので、横から撮影したいと思う私にとっては撮影も
 運があったりします。このペアはオスとメスの向きがやや違って気に入っています。
  
   2組が近いところで産卵しています。オスの姿勢がこれまで紹介してきたものとは違い、上のペアは
 他の植物につかまって伸びきっており、下のペアはオスの腹部も曲がっています。個人的には下の
 距離感が好きなので 探しますが、なかなか見られません。このペアも写しているとメスは下に下がって
 いきますがオスはあまり動かないので腹部が伸びてきます。
  
  他の写真ですがこんな感じです。今回は このペアしか撮影できませんでした。またの機会ですね。
 よく見ると植物体には孔のようなものが見えるので産卵痕かなと思います。
  
  少し経つとメスは下がるものの、オスはさほど移動しないから間隔が開きます。この間隔がオスには
 良いのかもしれません。この形になっているペアが多いです。

  長時間撮影して産卵ペアも少し減った気がします。
  
  背景が明るい写真も撮れてそれなりに満足しました。
  このペアは位置を変えたらメスが嫌がり?ペア解消となりました。
  
  ペア解消して オスから離れたメスです。
  
  こちらはオスですが、解消後にもメスに近づいたら拒絶され、そのまま離れたところで休んで
  いました。
  
  その後メスは単独産卵に入りました。昼頃はペアで産卵している最中にあぶれたオスが近づいたり
 オスに接触することもありましたが、 単独産卵していても オスが来ることはありませんでした。
 トンボは生殖行動を行う時間以外だとメスへの興味がなくなるようなのでもう時間が過ぎたのでしょう。
  
  他にも単独産卵しているメスが見られました。奥にペア産卵も確認できます。今回は感激して
 満足したものの、まだ交尾とか見ていませんから、またの機会に観察しに行きたいものです。

  4月 1日(木)
  新年度が始まりました。
  今日からガイダンスも始まり、慌ただしくなって参りました。サイトの更新のために写真撮影(笑)
  
  今年はもうヤブキリも孵化しています。たぶん3月下旬には孵化していたと思います。
  
  タンポポには、ハチやアブも来ていました。 これはナミホシヒラタアブのようです。

  次は学内の早春の昆虫の定番!
  
  ヘリグロテントウノミハムシも、これまで4月1日で見ることはなかったと思います。
 この時期にキンモクセイより少し遅く葉が展開するヒイラギモクセイが出芽しているのが驚き・・・・
  
  まだ出始めという感じですが、すぐにたくさん現れることでしょう。
  そして池では・・・・
  
  院生が調べてくれてヒメアメンボだそうです。アメンボなども、今後種数とか増えたりするのか
 楽しみです。


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