戸定の昆虫 2018-2 (4~6月)


 やはり忙しい毎日です・・・4月に入っていろいろあり、更新は滞りすいませんでした・・・


 2018年 トップ

  6月29日(金) 

  まだ定着していないヒアリなんかより、現時点では大変問題になっている侵入害虫、クビアカツヤカミキリ
 の被害地である栃木のモモ園に試験場の調査に同行させていただきました。
  
  警戒心が強い昆虫でストロボの光を当てただけでも逃げ出したりします。梅雨明け!のこの日は
 気温も高く活発に活動していました。
  
  真っ黒で前胸の部分が赤いのでこの名があります。モモはだいぶやられているようです。
  
  幼虫による食害で枯死した木も散在しています。
  
  幼虫が入っている樹はこんな形態のフラス(食べかすや糞など)が出ていて、木の周りに
 たくさん落ちています。
  
  成虫はたくさん出ていました・・・
  
  

  この時期に成虫が発生することで、困った問題があります。
  
  この写真と次の写真のように、今はモモの収穫期に当たります。だから農薬が散布できないという
 問題があるのです・・・これはかなり問題です・・・
  
  色づいたモモの実のそばにも成虫が・・・
  
  交尾個体もいました。
  
  これは産卵しているのかと思ったら、腹部から出ているように見えるのは脚だったので性フェロモン
 を出しているところかもしれません。この種もオスがフェロモンを出すようです。
  このままではまずいと強く感じた次第です・・・
  
  果樹園の他の昆虫も撮影しましたが・・・
  
  コスカシバの成虫が見られました。クビアカツヤカミキリのために注目度は低いですが、彼らも
 深刻な害虫です。
  
  この個体はフェロモンを出しているように見えますが・・・
  
  モモにいるモモノゴマダラノメイガを初めて見ました!彼らも果実の害虫です。
  
  シオヤアブでもオオイシアブでもなく・・・と思ったらアオメアブでした。でも青い部分が光の関係で
 オレンジ色に見えてしまい、残念・・・
  
  モンシロチョウも多く飛んでいましたが、交尾拒否をしているメスがいたので、オスが近寄ってきたら
 写そうと構えましたが、このときはうまくいかず・・・
  
  この個体は古い個体で、オスもいい位置にならず・・・難しいですね・・・

  6月28日(木) 

  いよいよニイニイゼミの声が聞こえ始めました。夏に向かっていますね。
  
  クワの枝にクワカミキリがついていました。盛んにかじって摂食しています。
  
  こうして見ると、異様に複眼が発達していますね。
  
  小さな木に3匹もいました。
  
  圃場のトマトのつぼみを食べる、オオタバコガでしょうかね・・・
  
  オオカマキリの幼虫がいました。ハラビロカマキリの幼虫に比べると早く成長しているようです。
  
  園芸学部では、このカノコガが多く発生しています。これで今年は3種の写真が撮れています。

  6月27日(水) 

  1年生のセミナーで近くの浅間神社に行ったので、昆虫もいるかなと・・・
  
  ナガゴマフカミキリがいました。このカミキリムシは枯れた木に産卵するようなので、森の掃除屋さん
 的な存在ですね・・・
  
  塵載せタイプのクサカゲロウですが、カオマダラなのか何なのかわかりません・・・

  6月24日(日) 

  どうも忙しく・・・でも良い天気だから気分転換に我孫子方面に撮影しに出かけました。  
  
  薄暗いところにハグロトンボがいました。暗かったので夜のような写真になるのも嫌で絞らなかったら
 腹部先端がぼけています・・・仕方がないですね・・・
  
  エゴノキの樹上にとまったので、真横から写してみました。腹部の金属光沢が美しいですね。
  
  エゴノキにエゴツルクビオトシブミが見られました。5月末には姿を消していたと思うので、
 もしかしたら新成虫なのかもしれません。数匹みられました。本当はエゴシギゾウムシの写真を
 撮りたかったのですが・・・見つからず・・・
  
  休んでいる個体。風も吹いていましたが、うまくピント合いました。
  
  エゴノキに葉の裏にハムシがいました。暗かったのではっきりしなかったのが、ストロボ当てたら
 黄色地に黒い帯がはっきり現れて驚きました。調べたらタテスジキツツハムシという種類のようです。
 でもよく見たらエゴノキの葉に産卵しています!幼虫の撮影もしたくなりました。また見に行かねば。
  
  産卵個体はすぐに逃げてしまいましたが・・・また舞い戻ってきたところを撮影しました。
  こんな配色のハムシ初めてでしたが、結構小さいのでこれまで見逃していたのでしょうね・・・
  
  まだエゴヒゲナガゾウムシには早いのに、こんな風に実に孔があいています。この仕業が
 他のゾウムシだと嬉しいなと思ったのですが、誰の仕業かわかりませんでした。
  
  美しい緑色が映えるこのアブはコガタミズアブでした。草の上にいる機会が多いのか鮮やかな黄緑色を
 持つ昆虫はバッタ以外では少ない気もするので(印象ですが)新鮮でした。
  
  この時期、園芸学部ではカノコガが見られますが、ここではカノコガでも胴体が妙に黄色いと思ったら
 キハダカノコという別の種でした。これで今年はカノコガ3種見ました!
  
  ヒメジオンには結構多くの個体が見られました。顔も黄色い部分があり、こうしてみるとハチに
 擬態しているように思えますね。
  
  これはヤマイモハムシのようです。じっくり撮影したのは久しぶりです。
  
  1つの株に数匹見られました。
  
  
  ブドウ科の植物の葉上にまた違う甲虫がいました。大分で見つけたブドウハマキチョッキリよりは
 口吻が短く別種ですが、眼の付き方とかからオトシブミっぽいですね・・・
  
  調べたら、カシルリオトシブミのようです。イタドリについているのを見たことがありますが、ブドウ
 の仲間にもつくんですね・・・

  
  少し大きめのこの虫はシロオビアワフキの成虫でした!成虫を写したのは初めてかな・・・白い帯が
 特徴的です。
  
  マダラアシナガバエがいました。今年は摂食しているところを撮影したいものです・・・

  6月22日(金) 

  雨天だったり、いろいろ(調査ではないものも含め)出かけたり忙しく、外に出る機会が少なかったです。
 今日は天気が良くなったので少しの時間でしたが外に出てみました。
  
  この前の個体は無事でした。まだ孵化していませんでした。来週は幼虫を守っているところを
 撮影できると良いのですが・・・
  19日にいた幼虫の集団は消えていました・・・やはり保護がないと生きるのは難しいですね・・・
  
  エゴノキの実はだんだん大きくなってきています。ふと上を見たらエゴネコアシアブラムシの
 ゴールがありました。昨年はおびただしい数のゴールがあったのですが、今年は少ないです。
 ゴールを作るアブラムシの発生にも年次変動があるんですね・・・安定して発生するような気が
 していたので、ちょっと意外でした。
  
  ニレの木の周りにはたくさんのニレチュウレンジが飛んでいました。今が発生のピークという感じ。
  
  今度は幼虫の写真を撮らねば・・・

  ブドウ科の植物上を探してみると・・・
  
  ドウガネサルハムシがまた見つかりました。今まで気がつきませんでしたが、探せば結構見つかる
 のかもしれませんね。
  
  同じくブドウ科の植物の葉上にはハラビロカマキリの幼虫がいました。葉の上に現れる小さな昆虫を
 狙っているようです。
  クヌギの樹に行ってみました。
  
  カナブンたちが集まっていました。右上の個体は樹液にありついていますが、あとの個体は
 様子をうかがっているような行動でした。しかし羽音がしてオオスズメが到着  
  
  3匹全部追い払い、樹液を独占し始めました。さすがの力強さです。
  
  久しぶりにキマワリも撮影できました。もうすっかり夏の昆虫たちですね・・・
  

  6月19日(火) 

  今日は天気がよかったので、エサキモンキツノカメムシの卵保護の続きを撮りに行きましたが・・・
   
  2個体いたのに1つは恐らく葉ごと無くなっており、もう1つもメス成虫がいなくて孵った一齢
 幼虫だけが集合していました。このあとどうなるのか気になるところです。
  
  大きい樹なので低いところに個体がいないと写真も撮れませんが、幸い少し高い位置でしたが他の葉に
 新たな個体を見つけることができました。大きな脚立があれば楽ですが、また来週でも見に行こうと
 思います。

  6月12日(火) 

  圃場整備の時にカメラを持って行きましたが、少しだけ撮影できました。  
  
  オオセンチコガネはよく見かける気がしますが、このセンチコガネは、久しぶりのような気がします。
 オオセンチと違って光沢は弱く、この個体は黒色なので地味な感じがしました。獣糞などを食べるのに
 適した特徴的な頭部の形をしています。
  
  チュウレンジハバチの一種だと思いますが、ニレの木の下にいたけどニレチュウレンジとは配色が
 違うし、近くに生えているバラにつくであろうチュウレンジ3種の配色とも違うので・・・もう少し
 調べてみます・・・と書きましたが、やはり配色的にはニレチュウレンジでした。失礼しました。
 
  6月7日(木) 

  こちらに戻ってきて最初に見たかったのは、エサキモンキツノカメムシです。チョウが早いのだから
 もう卵ではなく幼虫を守っているのかも・・・と思いつつミズキに行ってみると・・・
  
  この虫の季節は例年通りなのかもしれません。卵でした。
  
  午後の日差しを受けて背景が明るくなっています。
  
  下の方にいた個体は2匹だけでした・・・これから増えるのか、今年は少ないのか・・・
  
  後ろから日差しがあった方がきれいに見えるかな・・・今年も観察できて良かったです。
  
  その後圃場に行くとツチイナゴがすぐ近くに来ました。
  圃場の帰り道に小さなハムシを発見!
  
  ブドウやヤブガラシにつくというドウガネサルハムシです。4ミリ程度の小さなハムシでしたが
 渋い体色で良かったです。表面の点刻が結構はっきりしていたのにこの写真だとわかりづらい・・・
  
  表面にピントを合わせたらはっきりしましたが、脚の先がぼやけるので、小さな昆虫を撮影するのは
 大変です。深度合成はしたくなかったので・・・
  最後に今年も見られた擬態昆虫・・・
  
  この角度だと一緒に見た学生もハチだと思っていましたが・・・
  
  こう見たってハチですかね・・・
  
  顔も黄色くてオオフタオビドロバチかな?と、感じさせるのか?、ヒメアトスカシバという
 ガの仲間ですが、ガには見えませんね。でも慣れればすぐわかります・・・スカシバの仲間は
 もう何種か見たいです。

  6月3日(日) 

  今年は春の高温の影響で昆虫、特にチョウの季節は速く推移しているようです。ミドリシジミも
 例年より早く、もう出現していると聞いて忙しいのですが、朝4時半起きで筑波に行ってみました。
  
  朝から晴天で5時半には現地に着いたのに、チョウの体は温まっているようでした。残念ながら
 下に降りていた個体は少なく、オスメスとも1匹ずつでした。
  
  1枚撮影しただけなのに直ぐに飛んでしまい、翅も少し痛んでいたので残念。でもこの可憐な
 チョウの撮影ができるのはうれしいことです。
  メスはいないなあと思っていましたが・・・
  
  帰り際に1匹のメスが急に現れました。でも体も温まっているのか翅はなかなか開かず、これが
 限度でした・・・薄くオレンジも出ているように見えるので判断に迷いますがAB型になるようです。
 結局ミドリシジミはは2頭しかいませんでしたが、他のチョウは・・・
  
  初めてウラゴマダラシジミを見ました!これはメスかな?大きなルリシジミのようでした。でも
 妙に白かったのでわかりました。日を浴びてここまで開いてくれましたが、その後は飛びました。
 この個体はきれいだったのでうれしいです。
  
  この時期、いろいろなところで目にするムラサキシジミも2匹日光浴していましたが、撮影したら
 直ぐに飛び立ちました。やはり6時前でも気温が上昇しているようです。
  
  ベニシジミは数頭こんな感じで開いていたから、わかりやすかったです。
  
  キタテハは4頭ほど日光浴していましたが、この個体が一番きれいだったので・・・昼から出かける
 ので7時過ぎには帰りましたが、それなりに収穫があって嬉しかったです。

  5月25〜27日(金〜日) 

  今週は実験で使う供試虫の採集で種子島に行きました。供試虫の個体数は多くなかったので、大変
 でしたが、ある程度は採集できました。またその他の昆虫については撮影もしました。

  今回は数多くのイシガケチョウはいましたが、結局撮影せず・・・他に多かったのは・・・
  
  ムラサキシジミでした。でもこの写真ではわかりませんね。
  
  やはり翅を開かないと!ここでは産卵中のメスが多かったです。
  
  こうしてみると、後翅の金属光沢もはっきり写った方が良いですね!
  
  今回はかなり多くのマメコガネがいて害虫状態でした。アメリカにいた頃を思い出しました。
  
  今年は季節の進み方が速いので、いろいろな昆虫が速く出ているようですけど、もうシオヤアブも
 出ていました。夏のイメージですが、5月からいてもおかしくはない昆虫ですけど・・・
  
  アシナガバエは同定が難しいですが、このマダラアシナガバエだけは翅に斑紋があるなど
 近縁種がいないなら多分確実に同定できます。。
  
  
  2センチ弱のゾウムシがいましたが、図鑑を見てもよくわかりません。誰かに聞いてみたいが・・・
  
  
  葉の裏にコイチャコガネがいました。頭部が半円形で特徴的ですね。
  
  フヨウのような植物の葉の上にいた、この鮮やかな幼虫はカバイロオオアカキリバという種類でした。
 フクラスズメを彷彿させる鮮やかさでした。
  その幼虫と一緒に異なる色の幼虫もいました。
  
  こちらは、フタトガリアオイラガの幼虫でした。こちらの幼虫は腹部の末端が赤くてアクセントに
 なっています。1つの植物体上にも複数種の幼虫がいるのですね・・・と当たり前的な感想ですが・・・ 
  初日の最後に吸水中のカラスアゲハを見つけました。
  
  今回はきれいに表の色も見えて嬉しい!
  
  26日(土)は、朝から土砂降りで(しかも梅雨入り)採集できませんでしたが(写真もなし)、
 27日(日)は風は強いものの朝から晴れました。
  
  ナミアゲハの写真も撮ることができました。嬉しい!
  
  きれいな個体でしたが、右前翅の先端が痛んでいて残念でした。でも嬉しい!
  
  このチョウは尾状突起があるのでムラサキツバメですね・・・でも翅は開いてくれなかった。
  
  ベニシジミもあちらこちらで見られました。この個体は赤い部分がはっきりしていましたが・・・
  
  この個体はオレンジ色になって薄いので黒い蝶に見えました。個体差が大きいのですね・・・
 種によって翅の紋に個体差があるのとないのは、生態面などどう違うのか興味深いです。
  
  やはり、いろいろなところにマメコガネがいました。
  
  これはコブがないのでクワゾウムシです。その名の通りクワの葉につかまっていました。
  
  一昨日もいたコイチャコガネ、ここでは数多くいました。
  
  これはキボシツツハムシですね。本州にもいるようですが、私は姫島と種子島でしか見ていない・・・
 大学等でも探してみたいですね・・・
  
  今年も見つけたホシベニカミキリ。南に行くとよく見る気がします・・・
  
  イチゴの葉の上にいた美しいタマムシ。調べたらルリムネボソタマムシという種でした。実際は
 もう少し青っぽいので、ストロボを調整すれば良かったかもですね・・・でもきれい!
  
  クロウリハムシに似た配色ですが、かなり小さいのと触角が長いので別種だと思いますが・・・でも
 これも図鑑見てもわからず、詳しい方に聞いたらキベリヒラタノミハムシとわかりました。すぐに指摘
 していただき、ありがとうございました。
  
  イヌビワのような樹の葉で、孵化したばかりのカメムシが、円陣を組んでいるのを、発見して
 くれました。でも調べてもよくわからず・・・クサギカメムシっぽいが・・・でもウシカメムシの
 一齢幼虫も似た配色・・・でも可能性は低いかな・・・  
  
  ヤマトフキバッタ(恐らく)がいました。
  
  こちらは胸部に黒条がありますが、やはりヤマトフキバッタのように見えますが・・・

  最後にまたチョウで終わります。
  
  上の葉の陰が入ってしまっていますが、ツバメシジミのオスが翅を開いていました。ブルーがきれいです。
 そのあと飛び去り写真撮れませんでした。
  食草のシバハギが多かったのでメスも産卵していました。
  
  つぼみの部分に産むようですね。薄暗いところでしたがストロボで明るく撮れました。
  
  ストロボを何回も当てていたからか、産卵終了したら(でも卵は産み込まれているようでよく見えず)
  
  なんと薄暗い中でも翅を開きました。でもすぐ閉じて飛んでいきました。
 有意義な採集ツアーでもあったので、またの機会を楽しみにしています。 

  5月24日(金) 

  久しぶりに学内をカメラ持参で歩いてみました。
  
  朝だったのでエゴツルクビオトシブミは休んでいるようでした・・・
  
  オスもお休み中でした・・・触角を垂らしているのがなんとも可愛らしい(笑)これによって情報入力が
 遮断されているように感じます。
  
  でも活動している個体もいました。揺籃作りはまだ続くようです。
  
  クヌギの樹液を吸うサトキマダラヒカゲ。あまりに熱心に吸っていたのでかなり近づいても
 気が付いていないようでした。

  5月19〜20日(土〜日) 

  長距離移動するチョウ、アサギマダラの立寄地?の大分県の姫島に行ってきました。以前行った
 時より多くのチョウを見ることができましたが、気温が低く期待したほど多くなかった・・・
  先ずは他のチョウから紹介します。
  
  モンキアゲハはきれいな個体が多かったです。熱心に花の蜜を吸っていますが、動き回るから
 いいアングルでの撮影が難しいですね・・・
  
  個人的にはこの写真は良い構図でしたが、翅が少し傷んでいました。でも満足しました(笑)

  カラスアゲハもきれいな個体が多かったので、近くの花に来ないかと待っていたら、来ました!
  
  きれいな個体でした!
  
  羽化したばかりと言っていい個体でした。輝いていました。こんな写真を撮りたかったので嬉しい。
  クロアゲハもやって来ています。
  
  
   学内にある野生のブドウ科の植物で以前、アカガネサルハムシを見たので、今年こそは写真に収め
 たいと思っていましたが、見つからず・・・この海岸でもブドウ科の植物があったので何気なく見たら
  
  あっさり見つかってびっくり!初めて撮影できました。南西諸島の個体には色彩変異があるそうなので
 いつか撮影したいものです。まだ他にもいるかもですが、アサギマダラを求めて来た海岸にはほとんど
 いなかったので、灯台のポイントに行ってみました。
  
  結構な個体数が!ここは狭い場所なのでたくさん映って嬉しい(笑)
  
  
  うーん、数多くのチョウがいるのはわかるかもですが・・・やはり海岸がいいな・・・また望遠的な
 レンズの方がもっと良いのかもと気がつきましたが、今回は持っていないのでまたの課題かな・・・
  
  灯台周りにはブドウ科の植物があったので、先ほどのアカガネサルハムシを探してみると・・・
  
  いくつもの葉が萎れたようになっているものの、細長くラフに折りたたまれた状態になっています。
 これはオトシブミの仲間のチョッキリの仕業かなと思い探すと、いました!ブドウハマキチョッキリ
 です。この個体は胸部の前面にトゲ的な構造物がないからメスのようです。
    
  他の揺籃上にいたのはトゲが確認できるのでオスみたいです。そう言えば揺籃全体の写真を撮って
 いなかった・・・
  付近を散策すると・・・
  
  ジャガイモの葉の上にいたこのテントウムシダマシは、大学にいるのと大きさや斑紋が違うのでニジュウ
 ヤホシテントウのようです。なかなか見る機会がないので嬉しい。
  
  斑紋等には個体差があるので、ちゃんと調べないと正確にはわかりませんね・・・
  
  これは誰かなと近づきましたが、イチモンジセセリでした。
  
  マイマイガかと思いましたが、頭部が違うので以前も対馬で見られたクワゴマダラヒトリですね。
 そのときの対馬のようにこの島でもあちらこちらで見られました。

  やはりアカガネサルハムシを撮影したくなり、海岸に戻りました。探してみると・・・
  
  何匹か見られました!この個体は活動中でした。そして交尾個体も見られました。
  
  数匹か撮影でき、嬉しい(笑)明日も撮ってしまいそうです・・・
  テングチョウが結構いたのですが、せわしく動くので撮影していなかったところ、いきなり翅を
 開いた個体を発見!
  
  写真を撮り終わるまでずっと開いていました。どうもありがとう、と言いたい良い個体(笑)
  
  これはコジャノメ春型ですね。
  
  コメツキムシがいました。シモフリコメツキかなと思いましたが、調べたらヒゲコメツキのメスでは
 ないかと思います。オスは以前撮影したことがあるから、雌雄見ることができました!

  最後に宿の周りでチョウを集めているところに行きましたが・・・
  
  面白い光景ですが、やはり海岸での写真がいいなあ・・・ということで明日に期待です。

  朝8時ごろが多いと聞いて、翌朝、海岸に行ってみました。でも気温が低く・・・
  
  それなりに多かったが、全部で150頭くらい?・・・
  
  
  
  
  1枚の写真の中には15頭ぐらいが最大か・・・?望遠レンズを持ってまた来年ですね・・・
  
  海岸から森に続く道を歩きました。
  
  翅を少し開いたテングチョウ。エノキの木が近くにあり、多くの個体が見られました。
  アザミの花は今日もチョウが来ていました。
  
  カラスアゲハが来ていましたが、暗いのと角度が悪く光っていないかった・・・
  
  モンキアゲハもこの個体はきれいな個体でしたが、葉があるなど構図が残念・・・
  
  蜜を吸うと休んでいましたが、これも角度などが残念・・・(笑)
  
  足元ではアオスジアゲハが吸水していました。足元にも昆虫はいるからと、慎重に行動すると・・・
  
  ハンミョウがいました!この前撮影した千葉の個体より赤みが弱い個体でした。
  
  彼らはすぐ逃げてしまうので撮影も大変ですが、一度だけ木の上にとまりました。十分近づく前に
 また逃げてしまったので良い写真ではないですが、木の枝にいる個体を撮る機会は少ないので・・・
  
  粘り強く撮影しているとそれなりに近づけます。
  
  やはり赤色が薄くて、赤い紋の面積も小さいようです。
  
  そして今回のハイライト昆虫(笑)
  
  
  撮り方によっても体の輝きが違うので、今度は別の地域で撮影してみたいですね。
  
  今日はちゃんと揺籃を撮影しました。
  
  葉を巻いているといえば巻いていますが、萎らせて畳んだような印象です。それに摂食痕も
 たくさんあって、洗練されたオトシブミの揺籃とはかなり違います。
  
  ハスジカツオゾウムシのペアがいました。ゾウムシもかわいいですね。
  最後はヨモギハムシがいたので・・・
  
  
  摂食痕か産卵痕が多く見られました。幼虫の写真も撮りたいものです。
  

  5月11日(金)     

  少し学内に出たので、カメラも持って行きました。するとツバキの葉上に!  
  
  いました、ウシカメムシです。久々に見ました。しかも非常に目立つ位置にいて動かなかったので
 ゆっくり写真撮ることができました。
  
  やはり頭部も写さないと昆虫の写真にならないので・・・でも立派なツノの部分です。
  
  ストロボ使って撮影していたら逃げるのではなく逆に正面を向いてきました。威嚇しているのかも
 しれませんが、実際の頭部は目立たず、白い大きい目があるように見えます。
  
  今日は園芸学部に多いカメムシも成虫が見られました。
  
  羽化したばかりのアカスジキンカメムシです。下は赤っぽくてかなりきれいな色合いでした。 
  
  この個体は蛹便を出した後、翅を動かし最後は飛んでいきました。

  5月8日(火) 

  今日は寒の戻りで肌寒く、朝少しだけ学内をみてみましたが・・・
  
  GWに見なかったらエゴノキの花の満開を逃し、エゴツルクビオトシブミの揺籃はずいぶん多く
 なっていました・・・今年は揺籃作りは観察できないかな・・・
  
  
  寒いから葉上に見られた成虫は動きも鈍かったです。

  揺籃を作っているメスもいました。
  
  葉を押さえつけている段階でしたが、寒いのか昨年のようなテキパキした動きは見られず・・・
  
  休んでしまい、そのまま動きませんでした・・・でもやめたのではなく、あとで見に行くとちゃんと
 できていました。
  
  オスも葉の上をゆっくり移動したり・・・
  
  葉の縁で休んでいました。この個体は左後脚がありません。何かあったのか・・・
 全身黒いですが、複眼は濃い茶色を呈していることがわかりました。

  エゴノキには、他にシロジュウシホシテントウがいました。
  
  キジラミの幼虫とかを食べるそうなので、キジラミとか小昆虫ががいるのかもしれません。
  
  ヒイラギモクセイの葉が、ヘリグロテントウノミハムシの幼虫に食べられていました。
  
  葉裏を見るとリーフマイナー状態となっている幼虫がいました。もう少し大きくなると膜を破って
 出てきます。
  
  これはまだ体の前半が膜に入っていますが、もう潜っているという感じではないですね・・・
  
  こんな感じですっかり抜け出している個体も多いです。

  5月7日(月) 

  久々の学内ですが、忙しくて写す暇ない・・・
  
  フランス式庭園の周りに植栽されているトゲナシハリエンジュに、シロコブゾウムシがいました。
 クズでは見たことがありますが、マメ科だから当然とはいえ樹木にも来るんですね・・・一時しのぎで
 やはり、もう少ししたらクズに産卵するのでしょうか・・・

  5月6日(日) 

  連休最終日は自宅周りで過ごしたので、ごく一般的な昆虫ですが・・・
  
  ホソヒメヒラタアブ(恐らく)の成虫がいました。ホバリング写真を撮りました。
  
  ストロボ光があたると浮き上がったように見えますね・・・
  
  ヒメジオンの花粉が好きなようで、ずっとこの周りにいるので撮影しやすかったです。

  
  ヤブキリの幼虫も大きくなってきました。3齢くらいかな?
  
  2枚の葉の上にいて、これもシンメトリー的な光景でした・・・
  

  5月5日(土・祝) 

  せっかくなので今日は横浜地区で自然観察の場として紹介されていた場所に行ってみました。本日
 行ったのは、金沢文庫駅から10キロ程度歩く道でしたが、今年は時期が早くて春の昆虫にはもう遅い
 というのと、コースは尾根道だったのでオープンスペースの昆虫がほとんど観察できなかったから
 とってもいい運動になりましたが、林の昆虫狙いでないと面白くないのかなと感じました。
  これなら我孫子の里山の方がいろいろ観察できそうです(個人の感想です)。とは言っても撮影は
 いろいろしたので挙げておきます。
  
  ハイキングコースに入って最初に見つけたのが、クロウリハムシでした。ここ最近撮影してなかった
 からそれなりに嬉しかったです。 
  
  毎年この時期に見られるマガリケムシヒキですが、今年も撮影しました。拡大すると
 頭部後方の毛が曲がっていて曲がり毛をここから付けるというネーミングにかなり
 驚いたことを思い出します。
  
  チビタマムシがいましたが、常緑樹の葉を食べていたので   の葉ならサシゲチビタマムシかと
 思いますが、近縁種含めての確認もしたいところです。
  
  少し歩いた所にいた大きくて丸いゾウムシでしたが、普段見ているエゴツルクビオトシブミよりも
 大きいので、最初オトシブミに見えませんでした。でもアシナガオトシブミだと思います。本当は
 揺籃作っているところを写したかったが、ちょうど食事中のようでした。端から食べるようです。
  
  横から写すと厚みもあるので、丸い感じが伝わると思いますが・・・。
  
  静かにしていたので正面からも写してみました。口吻がよくわかりますね。
  
  アシナガオトシブミが作ったと思われる揺籃です。揺籃はたくさんあったのに成虫はいなかった
 ので、もう時期的に遅かったのかなと思います。
  
  揺籃もこうなると美観を損ねている状態になりますね。作っているところを見たかったので
 残念でした。
  
  
  クヌギの樹上にいたのは、クロボシツツハムシというハムシの仲間でした。赤くて目立つハムシ
 でした。また葉の縁を食べているところも観察できました。
  
  次のハムシは沖縄にいる近縁種はよく見ていたものの、本州にいる本種を見るのは初めてでした。
  
  イチモンジハムシです。本種の腹部は黒色ですが、近縁種のオキナワイチモンジハムシは腹部が黄褐色
 だそうです。ということで昨年の沖縄での写真を出してみますと・・・
  
  「オキナワイチモンジハムシ2017.4 石垣島」確かに褐色ですね・・・でも他の種だと
 色彩変異くらいの違いですが、両種の場合はこの形質が完全に固定しているのでしょう。 
  
  分類はともかく、今回はイチジクの仲間の樹についていましたが、ハムシ(葉虫)なのに実も大好きな
 ようで群がっていました。
  
  上下から食べていて、いわばシンメトリーになっているところが面白いです。葉よりも実が好きなようで
 ちょっと新鮮な出来事でした。
  
  ハムシは他には・・・
  
  
  顔が褐色で全身光沢のある黒色のこのハムシは、調べたらクワハムシでした。クワとかコウゾを
 食べるようです。見たことあったかな・・・初めて意識した気が・・・
  ハムシの幼虫もみました・・・
  
  ヤマイモ的な葉を集団で摂食していたのは ハムシの幼虫ですが、何だかわかりません。うーん
 図鑑にはなかったので調べますが、わからなかったらすいません。。全身真っ黒でこの配色はどう
 役立つのか?影のようになるのか・・・
  
  最後の方に広場もあったので期待したが、そう見つからなかった。これはツマグロハナカミキリもいました。
 という種でした。花に来ていないと様にならないかな・・・
  
  クズも伸びてきていました。コフキゾウムシのペアです。
  
  これも種がわかりません・・・コメツキムシの仲間は同定が難しいので・・・調べますが・・・・ 
 わからないかもしれません。

  コメツキつながりで次は・・・
  
  やや逆光なので調整していますが、コメツキムシを捕まえて体液を吸うオオイシアブという
 どっしりとした肉食性のアブです。ハイキングコースでも開けたところに多かったです。
  
  これは絵雄物を狙っているのか休んでいるところ。結構どっしりしていますね・・・
  
  ちょうど発生時期で交尾個体もいました。でもこのあとすぐ逃げてしまった・・・
  
  
  ヒメバチと思われるハチがいましたが、下半分が白く特徴的なので調べてみますが、それでもわかり
 にくいかもしれません。
  
  これはアブラムシとかを狩るハチにも見えますが・・・これももう少し調べてみますが・・・
  
  クヌギの葉の裏側にいるクヌギミツアブラムシとそれに随伴しているクロヤマアリ。左端にも違う
 種類の小さなアリがいてアブラムシの甘露をもらおうとしていましたが、すぐに大きなアリに追い出さ
 れていました。こういう「こっそり」というのもあるんだと笑ってしまいました。
 
  さて、全然チョウの写真がないのですが、尾根道で薄暗く種類が少ないのと、ハイキングコースで
 人が通るとチョウは逃げてしまうというのがあります。特に観察しながら歩いている人はほとんどいない
 ので、まるで競争のように歩く人がいると、また大人数でしゃべりながらの人たちが通ると、昆虫は
 一掃されてしまうので・・・休みの日に行くところではないなと感じました(個人の感想です)。
  
  ぼろくなってしまったジャコウアゲハのオス。人が途絶えたので降りてきました。
  
  このサトキマダラヒカゲは美しかったです。でも柵の上にとまって少々残念。
  あとはコジャノメやヒメウラナミジャノメがいましたが、人がいる道での撮影は無理でした・・・
  
  ガはこの1種のみ・・・オオアトキハマキのように見えます・・・もう少し調べてみます・・・
   
  チョウやガの幼虫はというと・・・
  
  ササにいましたが、休んでいるときに尾端を離すのは、チョウやガの幼虫ではほとんどない
 のでおかしなとまり方です。恐らく罹病して死にかけている個体のようでした。種名は調べます・・・

  
  このシャクガの幼虫は、一致する斑紋がなかったのですが、近いのがマエモンオオナミシャク終齢
 幼虫だったので、その終齢前の幼虫かなと思います。不確かですが・・・   
    
  これもシャクガですが、オオノコメエダシャクのようです。

    
  マイマイガも何匹か見ましたが、大発生という状態ではなかったです。
  
  体色が違うのもいました・・・

  
  これはドクガの仲間ですね・・・でもこれも終齢幼虫ではないのか紋が一致する種がいません。
 調べてみますが・・・

  帰り際、流れがないような場所なのに・・・(多分あるのでしょうけど音は聞こえず・・・)
  
  横浜地区だとアサヒナカワトンボだと思うのですが、もちろんわかりません・・・でも美しく光って
 良かったです。人が通らなかったので、ゆっくり撮影できました。

  休日に「ハイキングコースでゆっくり撮影」は難しいことが、(今更ですが)わかっただけでも
 よしとします(笑)

  5月4日(金・祝) 

  今年のGWは、ほとんど予定もなく平和に過ごしましています。昨日は研究室対抗ソフトボール
 大会でしたが、前夜の悪天候で中止になってしまい、大したイベントもないので、昆虫撮影を何回か
 しました。
  この日は少し時間があったので我孫子の里山的な場所に出かけてみました。
  
  林縁の開けた場所のヒメジオンには様々な昆虫が来ていましたが、これはコチャバネセセリです。
 まだ羽化したての個体みたいで美しかったです。近づいて撮影したのは初めてかもしれない・・・
  
  ヒメウラナミジャノメも林縁部に多かったです。今日のチョウは比較的地味な種でした。
  
  本当はそこにあるエゴノキの昆虫を狙いたかったのですが、花がまだ開花しておらず見られず。
 でもちょうど時期なのかジョウカイボンが多かったです。
  
  エゴノキに数匹いたので何かを食べようと来ているようですが、摂食シーン等は見られず・・・
  
  他の場所にも結構いました。ちょうど今が出始めなのかもしれませんね。
  
  ジョウカイボン以上にたくさんいたのが、このヤマトシリアゲです。初夏の昆虫のシーズンになって
 いるようでした。エゴノキの花がまだ開花していなくて残念でした。こちらはオスです。
  
  メスも卵で腹が大きくなってくると、「尻上げ」をしていませんが、この個体は見事に上げていました。
 蛾だとこのポーズならフェロモンを放出しているところですが、シリアゲムシの場合はどうなのか気に
 なりました。でもしばらく見てましたが、オスが誘引される感じではなかった。
  
  
  どの個体もこれくらいは腹部先端を持ち上げているので、これが普段の姿勢なんでしょうね・・・
  
  
  ヒゲナガガも花に来ていたので、撮影することができました。これはケブカヒゲナガガのようです。
 でも近縁種もいるので断定できず・・・

  この場所には来週とかエゴノキの花の時期にまた行こうと思います。

  4月29日(日) 

  「千葉県を代表するチョウ」と言ってもいいルーミスシジミ、25年くらい前に一度見ただけで
 撮影もしていないので、見たいと思っていましたが、調査に同行できました。今年は暖かいので
 産卵時期も早いだろうということで、行ってみたところ・・・
  
  沢沿いのポイントにいました!でも木の上の方にいて降りてきません。でもしばらくして気温が上がって
 くると、吸水等で降りてきました。
  
  美しいです!翅を全開にする個体はいませんでした。それでも内側のブルーを少し見せるという
 この気品に満足いたしました(笑)
  
  
  カシの葉上にも降りましたが、残念ながら芽への産卵シーンは見られず・・・
  
  こうして川の岩に降りてきます。
  
  どれも越冬個体なので、もっと傷んでいるかと思ったら意外に綺麗な個体が多かったです。この個体は
 やや傷んでいましたが・・・ 
  ちなみに産卵シーンは見られませんでしたが、卵は確認できました。
  
  このように芽の皮の下に産むのですね・・・いつか撮影したいものです・・・
  
  2卵並べて産んである芽もありました・・・

  チョウはあと2種だけ撮影しました・・・
  
  ムラサキシジミも何匹かいましたが、こちらは翅を開いてくれました。
  
  トラフシジミも何匹かいましたが、こちらもあまり撮影できず・・・でもやはりブリーに輝く
 翅表を撮影したかった・・・
  吸水つながりだとこの昆虫も・・・
  
  撮影はしましたが、このオオスズメだけは来てもらったら困ります・・・

  ということでルーミスシジミについては満足しましたが、チョウ以外の他のの昆虫も写しました。
 でも撮影した種類数は多くないものの、どの種も枚数が多いです(笑)。

  はじめは川にいたアメンボから・・・
  
  背中が赤いアメンボがいるんですね!初めて知りました。ヤスマツアメンボかコセアカアメンボの
 ようですが、捕まえないとどちらかわからないようなので、一応この2つを出しておきますが、生息地
 的にはヤスマツアメンボかと思います。オスメスのペアで、下のメスは獲物を抱えています。
  
  このペアも蛾かな?獲物を持っていました。
  
  同じペアを前から撮影・・・

  
  落ち葉に足をかけているペアもいました。
  
  あとは、あちらこちらにハンミョウがいました!ハンミョウ好きなのでついついそちらに目が・・・
  
  苔が生えた岩の上でのハンミョウは色合いも綺麗で絵になります。
  
  大顎を片方ずつ広げて、まるで獲物を捕るための準備運動しているようでした。
  
  
  
  
  個体数は多かったものの、交尾とか捕食シーンは見られず・・・残念でした。次回は狙いたい・・・
 でもここはルーミス狙いだし・・・今後はヤマビルだらけだそうで・・・
  
  
  ニワハンミョウも多く見られましたが、ハンミョウに目を奪われ撮影しなかった・・・ごめんなさい・・・
  
  帰り際の橋のたもとにいたのは・・・
  
  オオトビサシガメのようですが、体色が図鑑より黒いのでやや黒化型?かな・・・

  いろいろ観察できて興味深い1日でした。ありがとうございました。

  4月26日(木) 

  忙しい日々なものの、多摩森林科学園の師匠から「ウスバシロチョウがたくさん発生している」との
 連絡を受け、私的にはやはりこのチョウを見ないと始まらないということで、出かけました。もう一人
 OBも参加したのでプチ松虫会でした。でも行ってよかった!いろいろ見られて満足しました。
 
  まずは目的のウスバシロチョウから・・・
  
  林床の木漏れ日の中をたくさんの個体が飛翔していましたが、なかなかとまってくれません。望遠
 レンズでやや近くに来た個体を狙いましたが、これが一番いい瞬間でした。どの個体も痛みがなくて
 バッチリのタイミングでした。
  
  
  こんな感じの静止写真を狙っていましたが、松虫会I会員から「プロの昆虫写真家は、飛翔写真は連写で
 数千枚の写真を撮影し、事務所でアシスタントがピントの合っているものを選ぶんです」という体験談を
 話してくれたので、「ではやってみるか」と連写にしたものの、そんな簡単にうまくいくわけもなく、
 満足できるものは撮れませんでした(当たり前ですね・・・笑)
  でもせっかく撮影したので、比較的いいものを出します(ピントは合っていませんが・・・)。
  
  これは一応眼に(少し)合っているので出しましたが、動きが止まっていないのでイマイチですね・・・
  あとはピンもイマイチだからざっと紹介します。もっと練習しないと到底無理ですね・・・
  
  
  
  
  
  
  うーん・・・出すようなものではないですね・・・(笑)
  以下はそれでも比較的的いいものを・・・(まだ出すのか?)追いかけっこしています。
  
  
  というわけで、飛翔写真はまたの機会に練習しておきます・・・ここのウスバシロチョウは木漏れ日の
 中を飛んでいたため明暗があって撮りづらかったので、次回はオープンスペースで・・・
  静止
  飛翔写真は諦めて、とまっている個体の写真を撮っていたら・・・
  地面でもぞもぞ動く個体がいるので、草をかき分けよく見たら交尾個体でした。
  その後、上の方に出てきたので撮影できました。
  
  ストロボを当てると鱗粉が光って白くなるのですが、暗い林床でどうしても光が必要でした。
  
  時々右の個体(メス)が時々こんな風に翅で覆うようにしていましたが、我々が刺激したからなのかは
 よくわかりません。
  
  ストロボなしでの写真も大変でしたが、自然光での写真も何とかなったかな・・・
  
  初めて見た交尾個体でしたが、交尾後にできる貞操帯はどうやって作られるのとか、まだまだわからない
 ことばかりです。今後の楽しみにしたいと思います。

  交尾個体の近くにいて翅を開いていた個体だけはストロボで撮影できました。
  
  ほとんど鱗粉がない(左右対称に残っているので、落ちたのではないと思う)個体でしたが・・・
  というわけで、ここでは暗いところに多いウスバシロチョウについては、ストロボ撮影はほとんど
 できませんでしたが、満足しました。

  次はチョウつながりで、2月に撮影したミスジチョウが成長したという写真です。
  冬の間は、枯葉をくくりつけて巣にし、そこで越冬していましたが、その巣はまだ有効で、休眠から覚め
 成長し終齢になっても、その巣を利用しています。
  
  もう枯葉よりすっかり大きくなっていますね(笑)
  
  そしてこうして付近の葉を食べています。カエデは葉が茂っているので、よく見ないと全くわかり
 ませんでした。
  そしてもう一匹は・・・  
  
  やはり越冬時に使用していた枯葉の巣をずっと利用し、その巣で蛹化していました。
 こういう生活をしているんですね。経過がわかって感動です。
  
  
  アオスジアゲハの綺麗な個体がいたので撮影したが、少しブレているような・・・
  
  
  コミスジはどこでも比較的多いチョウですが、こうして上から撮影したことなかったかも
 胸部や腹部背面の構造色がきれいに光っていました。

  この時期の森林科学園といえば、昨年感動したオトシブミがいますけど、今年も行ってみました。
 サクラにつくアカクビナガオトシブミです。
   
  これはサクラではなく隣の樹にいましたが、すぐにサクラへ飛び立ちました。頭は小さいのに影を
 見ると首が長いということは、ろくろ首のようで面白く・・・

  さて、今年も揺籃作りはあちらこちらで見られました。その中でも印象的だったのが・・・
  
  メスが揺籃作製中なのに、2匹のオスがやってきて揺籃付近をウロウロ・・・でも揺籃が完成する
 間際で次の交尾相手になりたいのでしょう、とうとうメスの上で争い始めました。
  
  オスの首が長いオトシブミは、決闘するのではなく首の長さ比べをして勝負をします。平和的です。
 この場合、手前のオスは明らかに小さかったのですが、なんとメスを踏み台にして背を伸ばしています。
  
  でも組んだまま移動して、両者触角も上方に伸ばして背比べ!その瞬間を撮影できました。
 (でも位置がずれたらちょうど2匹が重なってしまい・・・背比べの横から撮影したかった・・・)
  一瞬で勝負はついたようですが、どちらかが飛び去るわけでもなく、両者バタバタしていたら、とうとう
 メスが飛んで行ってしまいました。勝負に勝って結ばれる・・・とはならない時も多いのでしょうね。

  
  他のところでも、メスが揺籃作りをする傍らにはオスが見られることが多かったです。
  
  上のオスはこのメスと交尾しても残っているのか、それとも先ほど来たのかで話は大きく違うので
 調べてみたら面白そうです。

  サクラの葉には色々な昆虫がいたので、桜シリーズにします。
  
  これはサクラとかを利用するセモンジンガサハムシです。背中に金色のX状の紋がありますね。
 初めて観察できて嬉しいです。
  
  交尾しているこの甲虫は
  
  サクラの葉を食べているハムシもいました。
  
  後脚が妙に発達しているハエがいました。調べたら
  
  
  傍目には黒いイモムシかと思ってストロボを当てたら印象的な毛が生えていてちょっとびっくり。
 調べたらウメスカシクロバの幼虫でした。図鑑で見たら赤い部分が頭部なのではなく、その先に黒くて
 小さい頭部があったので・・・写真的には失敗しました・・・

  
  おなじみのムネアカアワフキがここにもいました。左がメスで右がオスです。

  
  ヤマトシリアゲのメスですね。まだ出てきたばかりのようでした。
  
  アジサイは毒があるので害虫が少ないというイメージがあったのですが、芽のところが思いっきり
 裁断されているという凄い被害を発見!
  
  生長点でもある先端部が切断され、付近の葉も切り落とされています。これは凄い。
  
  犯人がいるはずだと探してみると、切り落とされた場所にはこのゾウムシが・・・調べたら
 シロオビアシナガゾウムシという種でした。切り落としてそのすぐ下に産卵するようで、毒成分を
 抑えるために茎が生長しないようにしているのでしょうかねえ・・・
  
  茎にしがみついて休んでいる個体が多かったものの、この個体は活動していました。いつかかじって
 いる写真も撮りたいものです。
  
  ペアに絡む他のオス。茎に見える黄色い筋が産卵痕です。中に黄色い卵がありました。
  
  今日驚いたものの一つ・・・
  
  日本にいるツノゼミは、外国産のものとは違ってツノがはっきりしないものが多い、と思っていたのに
 ちゃんとこんなツノゼミがいるじゃんと思ったのですが、調べてもわからず・・・もしやと思って
 アワフキムシで調べたら、タケウチトゲアワフキであることが判明・・・これがアワフキムシ?と今更
 ながらこの虫を見た多くの人たちが持つ感想を述べたのでした・・・分布は局所的だそうですが、これまで
 見たことなかった・・・もっと観察しないとですね・・・

  あとは、トンボシリーズを・・・
  
  これは胸部の紋からダビドサナエのオスかなと思いますが・・・サナエトンボは難しい・・・
  
  
  これはアサヒナカワトンボですかね?ニホンカワトンボと類似しているようですが、
 「アサヒナカワトンボはニホンカワトンボより胸部が大きい」といくつかの図鑑にあります。
 でも両方並んでいたら区別できますが、片方だけ見たら大きいのか小さいのか・・・これは
 分類の検索表とかでもそうなんですが、全種の標本を並べて比較して作ったものは、概して
 他より大きいとか小さいとか書いてあります。もちろん気持ちはわかりますし、そう書きた
 くなるのも理解できますが・・・その1個体だけ見て分類、同定できるような検索表が多くなる
 と便利だと思います。結局は図鑑の記載だけではどちらにも見えるので、聞いたところ
 「科学園にいるのはアサヒナカワトンボ」ということでした・・・

  
  帰り際に 見せてもらったヒオドシチョウの集団。チョウでこんな集団で摂食しているのを見ると
 農作物に関わると大変だと思ってしまいます。ちなみに集団の周りにはハエが飛んでいるようで
 多くは寄生されてしまうのかもしれませんね。

  とにかく有意義な観察会でした。ありがとうございました。   

  4月22日(日) 

  今日は暑い日になっています。4月とは思えません・・・ツツジの花見に友人も来るので大学に来ました。
 水やりもあるので圃場に行きましたが・・・  
  
  クヌギの樹液にはオオスズメバチが、やはり迫力があります。
  
  せっかくだからと近づいてアップ写真を撮りましたが、彼女は気に入らなかったらしく飛び立ち
 少し私を威嚇して去って行きました。やはりこの昆虫は怖い・・・
  
  
  バラの新芽は、」イバラヒゲナガアブラムシがびっしりです。ゾウムシにやられたのか
 枯れている部分も多いですね・・・

  4月19日(木) 

  福山の帰り道に兵庫に寄り宿泊、翌日話し合いをした後に帰京する際に加古川の鶴林寺を訪ねました。
 昆虫の写真も撮影できたらと隣の公演を通ってみると・・・藤棚!そしてたくさんのキムネクマバチが!
 しばしの間撮影してみることに・・・
  
  やはりクマバチとフジの花は似合います。でもこれだけでは満足できず、どうしてもホバリングしている
 写真を撮りたくなります。
  オートフォーカスでの撮影は被写体を追えないので、マニュアルで撮影してみました。
  
  多分これまででベストの一枚かも!かなり満足しました。で、何枚か良いものを出すと・・・
  
  正面からです。これは少し遠いが、以前に比べれば近い位置です。
  
  少し下方から
  
  後ろからの写真は結構かわいく見えます(笑)
  
  真横というのはこれまで撮影できていなかったので、嬉しいです。フジの花が背景にあるのがわかるのも
 とても嬉しいです。これでもうクマバチ写真は満足したかな・・・  

  4月16日(月) 

  今日も学内のエゴノキに行ってみましたが・・・
  
  エゴツルクビオトシブミは昨年より数が少ないものの活動していました。
  
  ちょうどお食事中です。
  でもこうして揺籃の数は多くなってきました。
  
  今年も作製中の写真を撮りたいが・・・
  
  サクラ類につくムネアカアワフキがいるのは近くにサクラがあるからなのか・・・?左メス、右オスです。
  
  タマバエの仲間は前回見たときより数が多く、こうして産卵していました。
  
  新芽だけではなく、こうして新芽に近い茎にも産んでいます。
  チビタマムシもまだいます・・・
  
  この葉上のチビタマムシは、やはりケヤキのものとは違うかな・・・

  
  今日のクマバチは、ドウダンツツジで吸蜜していました。
  
  タイワントガリキジラミの発生が見られるネズミモチ?の生垣に行ってみました。
  
  
  もう時期が遅く、卵がびっしり付いていて孵化した幼虫も見え、その幼虫の周りがくぼみ始めて虫こぶが
 できはじめています。もっと早く写しに行けば良かった・・・今年はカレンダーが早いですね・・・
  
  このキジラミの集団の中、他の昆虫も見られます・・・
  
  
  ヒメカゲロウ科の幼虫で間違いないようですが、こんな色のものもいるんですね。成虫にすれば
 同定できるかな?このキジラミの卵や幼虫が餌なのかな?
  
  やはり卵や幼虫を食べていると思われる、ムーアシロホシテントウもいました!この時期はキジラミが
 餌なのかもしれませんね。
  
  
  最後にヒイラギモクセイ上のヘリグロテントウノミハムシを撮影しました。休んでいると触角を隠して
 しまうので、長い触角が目立つ活動中を狙うのが正解です。
  
  顔を見るとやはりテントウムシとは違いますね。

  4月15日(日) 

  自宅付近でキクが植わっているところに行きました。いるかなと思って探してみると・・・
  
  そう!キクスイカミキリがいました。久しぶりに見られて良かった。
  
  前胸背面のオレンジ色の紋が特徴ですが、各脚の腿節や腹部もオレンジ色で鮮やかです。
  
  ケヤキの葉にいたチビタマムシ。ヤノナミガタチビタマムシです。でも他種との区別が
 つきにくい・・・分子同定とかしたらどうだろう・・・でも分類しか役に立たないか・・・

  4月13日(金) 

  今日も少し時間を取ってみました。
  
  
  咲き誇るツツジ園にクロアゲハが来ていました。新鮮な個体で美しかった。
  
  キムネクマバチも花を訪れていました。でも私の中のイメージは「クマバチはフジの花」と
 思っているので、今年はフジの花のクマバチを撮影したいです・・・
  
  ドクダミの葉にとまるベニシジミです。

  エゴノキに行ってみました。
  
  エゴツルクビオトシブミのオスは、食事後に寝ているようでした・・・
  
  こちらは食事中のメス個体。
  
  エゴノキにいるアブラムシ等を食べていると思われるナミテントウ。
  
  ジョウカイボンの仲間だと思いますが、彼らも肉食なので来ているのかもしれません。
  
  
  クヌギの樹にはオオスズメバチが来ていることが多いですが、今回はコガタスズメが来ていました。

  4月12日(木) 

  時間を見て少しでも学内の写真を撮ろうとしています・・・
  
  エゴツルクビオトシブミ、今年も撮影できました。でもタイミングが悪いのか揺籃作りは撮影が
 難しそうです・・・
  エゴノキつながりで他にエゴノキにいた昆虫たちを紹介します。
  
  チビタマムシですが、近縁種が多いから種名はわかりません。でもそれなりに葉の上にいるのですが、
 摂食痕は見られず・・・葉を食べているのか気になります。
  
  一方でこのタマバエの成虫は新芽に産卵しているので、幼虫はゴールを作るのかもしれません。
 でもまだ種名等はわかりません。今後どんなゴールができるかで調べてみようと思います。

  
  クヌギの樹は、スズメバチがかじっていて樹液が出ています。そこにルリタテハが来ていました。
  
  バラの葉上にはヒメケブカチョッキリがいました。毎年恒例の昆虫ですね。
  
  チュウレンジハバチの仲間が交尾していました。形態から判断するとチュウレンジバチのようです。
  
  交尾しているところに他のオスがやってきていましたが・・・
  
  まだ1齢のヤブキリの幼虫も多かったです。

  4月10日(火) 

  大学に戻ると、もう春本番でした。少し学内で撮影しました。
  
  マサキ¥の樹にキバラヘリカメムシがいました。園芸では1カ所だけ発生しています。面白いです。
  
  
  ヤブキリはもう2齢幼虫になっていました。ちょっとびっくり!

  4月 6日(金)〜9日(月) 

  3月中旬から公私というよりは私的に忙しく、昆虫の写真を撮る暇がほぼなく・・・新年度の
 スタートは調査・採集から始まります。
  4月6〜9日まで石垣島に行きました。目的のキチョウは実験に必要な十分量を採集できたので
 よかったです。合間に撮影しましたが・・・先ずは6日の分(4枚だけ)

  
  供試虫であるキチョウ(ミナミキチョウ)です。石垣島に行くと、圧倒的な優占状態なので
 キチョウは南国のチョウという事実を実感できます。

  
  マサキウラナミジャノメと思いますが、ジャノメチョウがいました。南国のジャノメチョウです。
  
  カノコガの仲間ですが、ムラマツカノコという与那国にいた種のようで、近年石垣島にも分布が
 広がったそうです。でも結構あちこちにいました。

  
  コアオハナムグリかなと思いましたが、アオヒメハナムグリ(八重山亜種)のようです。これまで
 意識していなかったので、こちらに特有の亜種と知って嬉しかったです。

  4月 7日(土) 

  この日は大変寒く、なんと19℃までしか気温が上がりませんでした(なんと2月中旬の気温)。
 このため、蝶が飛ばないことから採集はほぼできず、写真撮影はそれなりにできました・・・

  
  ヒメカメノコテントウの無紋型かなと思いましたが、調べたらチャイロテントウのようです。
 南西諸島では普通に見られるテントウムシだそうです。
  
  これはテントウムシダマシの仲間ですね。18星ですが、図鑑に載っていない・・・少しお待ちください。
  
  寒いから、昆虫の姿を見なかったのですが、道路際で動けなくなっているチョウが何匹かいたので
 撮影しています。
  
  一番びっくりは、この羽化したばかりのベニモンアゲハです。羽化したけど、寒さでほとんど飛べず
 アスファルトで動けず・・・という感じでした。
  
  車にひかれては気の毒・・・と花につけたので、これは自然の写真ではありません・・・
  
  ヤエヤマカラスアゲハも道路脇で動けず・・・
  
  この個体も新しかったが、残念ながらうまく飛べずに翅を削った感じです。シロオビアゲハです。
  
  少し日が出たときに飛んでいる個体もいました。シロオビアゲハのベニモンアゲハに擬態している型
 です。胴体色は黒くても翅の斑紋は上のベニモンアゲハに似ていますよね・・・

  
  ミヤコキンカメがいました。きれいに光っていましたが、曇っていて葉裏にいたので見た目よりは鈍い光で
 映っている感じがします。
  
  何枚か撮影したら反応して葉表に出てきました。
  
  ブチヒメヘリカメムシの近縁種?かなと思いますが、これも種名は今後調べます。
  
  アカギカメムシの白色型が、産んだ卵を守っていました。エサキモンキツノカメムシ以外で卵を
 守っているところを観察したのが初めてだったので感動しました。
  
  何個体もいるのかと思って探しましたが、この1匹だけでした。また探してみたいなあ・・・
  
  
  
  オオハナアブがいました。北海道から南西諸島まで分布するすごい昆虫ですね・・・種内の変異が
 あるのか、気になりました。
  
  このツマグロキンバエも北海道から沖縄までいる種なので広い分布域を持ちます。関東では秋に目立つので
 春に見るのがやや珍しい感じ・・・
  
  最初、チョウも飛ばず何もいなかったので、このアシナガバエの仲間ばかり気になりました。比較的大型の
 種でした。

  4月8日(日) 

  この日から気温が上昇し始めたので目的のキチョウも採集でき、写真もチョウを中心に撮影できました。
  
  少し古い個体ですが、初めてミカドアゲハを撮影しました!嬉しい!
  
  アオスジアゲハも本州より色鮮やか!でもこの個体も痛みが・・・
  
  クロアゲハがいました。この個体はきれいでした!
  
  昨日寒かったので活動できなかった分、花に来ている個体が多かったです。
  
  アサギマダラです。この個体はもう北上はしないのかな?
  
  リュウキュウアサギマダラも見られました。
  
  きれいに翅も開いてくれました。
  
  スジグロカバマダラもいましたが、少し近づくと逃げてしまうのでこれが限度でした。
  
  リュウキュウヒメジャノメは交尾個体を見つけました。
  
  これはヤエヤマイチモンジという種でした。きれいな個体だったらと少し残念・・・
  
  キチョウは枯れたところにとまることが多く、葉にとまるより意外に目に付きません。
  
  イチモンジセセリかと思ったら、ヒメイチモンジセセリというチョウでした。胴体の構造色が
 目立ちました。
  
  こちらはクロセセリというセセリチョウです。
  
  キオビエダシャクはマキ類の害虫ですが、こうして成虫だけ見ると美しい。
  チョウ目昆虫の最後は幼虫
  
  デイゴの花が咲いていたので近寄ってみると実には毛虫が・・・少し調べましたがわからず・・・
  
  他のグループも少しだけ・・・
  
  カミキリモドキの仲間だと思いますが、オキナワカミキリモドキ?ちょっとわかりません。
  
  これは・・・ミナミハネナガヒシバッタかなと思いました。跳ねるときに翅を広げ羽ばたいていました。
  
  トンボが休んでいました。調べるとベニトンボでした。これはメス個体

  4月9日(月) 

  最終日は暖かくなって良かったです。目的のキチョウも多く採集できました。帰る際に撮影スポットに
 立ち寄りました。
  
  これがベニトンボのオスです。紫がかった美しい色ですね。
  
  
  南西諸島に特有のコナカハグロトンボです。初めて見ました。後翅の半分だけ黒いんですね。
  
  ヤエヤマカラスアゲハが集団給水していて感激しました。美しい光景でした。
  
  ナミエシロチョウのメス個体を久々に見ました。きれいな個体で嬉しい!
  
  やや古い個体でしたが、コノハチョウがテリ張りしていました。
  
  撮りに襲われたかビークマークが付いているリュウキュウアサギマダラです。

  リュウキュウアサギマダラが、花ではないところに来ているので近づいてみると・・・
  
  なんと産卵の瞬間を撮影できました!腹部先端から卵が出ています!ということはこの植物は
 ツルモウリンカなのかしら・・・
  
  タイワンクロボシシジミという小さいシジミチョウ。あちらこちらに見られました。
  
   目的を果たして帰りました。


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