戸定の昆虫 2012年 4〜6月


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  3月までは更新がほとんど進まずでしたが・・・活動開始とともに一転,
 なんとか順調に更新しているものの・・・


6月 23日(土)

  この10日間は、あまり外にも出ず昆虫写真も撮っていませんでした・・・それで今日は近所の小学校の
 イヴェントであるわくわく探検隊が行われました.主体が小学校になったので、どうサポートするのかを
 今後考えていかないと・・・と思いました.時間的にはかなり暇だったので(笑)虫の写真を撮りました。

  
 いつも見かけているよりも大きめのアシナガバエがいました.翅の斑紋からだとマダラホソアシナガバエ            
だと思います。アシナガバエは肉食性だという記述があったものの、見ていなかったのでどうやって何を
食べているんだろうと思いましたが、この個体はかなり小さいハエ?を捕食していました。それでこの仲間は
とってもすばしっこいことがよくわかりました。嬉しい写真です.

  
 やはりこの子もストロボには見事に反応して餌をくわえていても俊敏に飛び立ちます.飛び立つ方向によって
このようにこちらを向いてピントが合うこともあるので、嬉しくなりますね(笑)

    
   他の個体もこのように虫をくわえているものがいました.徐々にかんで飲み込んでいくようにも
  見えますが、はやり体液を吸いしぼんでいくのでしょうね・・・

    
    今まで捕食中の個体を撮影できていませんでしたが、今日は多くの個体が食餌していました。

   
  
     この個体は食餌していませんでした.あちこちに見られて撮影チャンスも多かったです.

     
  今日は特徴的な昆虫はいなかったので、よく見られる昆虫を撮影しています。これはチャバネアオ
 カメムシです。

  
   入口のクリの花にヒカゲチョウが来ていました.森の中でも明るめのところではみられました。

     
   葉の上でくるくる回ってダンスを踊っていたこの蛾は・・・調べてまた載せます・・・落ち着きなく
  葉の上でせわしく動いていました・・・

   
 葉上にジンガサハムシの仲間がいました.調べてみたらセモンジンガサハムシのようです。見たら
近くに幼虫もいました.

  
 こうやって幼虫は各齢期の脱皮殻を後ろにつけています。だからこの幼虫は5齢みたいですね.このような
性質はどう役立っているのかなあ・・・面白いですね.蛹も見つければよかった.

6月 13日(水)

  銀座のビルで「チョウを呼ぶ屋上」を施工したと知り合いの方から連絡があり、見学にいってきました.
 心配された天気も晴れ間も覗くくらいで、とても楽しく見学できました.

  
  チョウを呼ぶコーナーです。花や食草が植えられていて、これからの定着が楽しみです.また植物もどう
 育っていくのか興味深いです.

      
  このようにセンサーを導入し、蜜に来たチョウを自動撮影しようというシステムを作って監視しています。
 まだ蛾が来ているのが確認されただけみたいです.でもこれからでしょう!

   
  手前には花が一年中切れないように植えられていて同時に食草なども見えます!プレート?を繋ぐブリッジは
 これからツル植物が伸びてきて橋渡しのような状態になるようです.今後が楽しみですね.

      
       成虫の確認はできなかったものの、ミカンにナミアゲハの幼虫がみられました!

      
        サンショウには終齢前の幼虫もいました!

  これからの発展が楽しみです.また見学させてください!どうもありがとうございました。

6月 8日(金)

  今日も学内のちょっとした写真ですが・・・・

  
      対馬のドクダミは八重でしたが、見慣れているドクダミはこれですね.
     まだ対馬の影響から抜け切れません(笑)

  
   ムクゲにアシナガバエがいたので、撮影しましたが、やはりストロボに反応して飛び上がりました.この
  他の昆虫にはない俊敏さはすごいと思います.種名はわからなかった・・・

6月 6日(水)

  学内に出たので、カメラも持参しました.

  
   凛としてとまっていたので撮影しました(笑)フタスジオエダシャクと思われます。

  
  ツシマにはクワゴマダラヒトリがたくさんいたのですが、学内にはマイマイガがいました。
 やはりマイマイガは、このたれ目のように見える頭部の模様が特徴的ですね.

5月 31日(木)〜6月3日(日)

  長崎県の対馬に行きました!対馬の旅は別枠でお届けします.下の写真をクリック

   

5月 29日(火)

  学生実験の準備で外に出ましたが、いろいろ撮影できました。

  
 ダイミョウセセリは確か園芸では初めて撮影したような・・・そうならうれしいなあ・・・

  
 ヒモワタカイガラムシが連なっていました。今の時期に多くの個体が産卵しているから
よく目立ちますね。

 
 ここ2年ほどはチャドクガがいませんでしたが、今年はあちこちで見られます。毒を持つこの虫でも
いないよりはいる方が嬉しいのは・・・私だけですかねえ・・・(笑)

 
 
    アカスジキンカメムシが成虫になり始めました!こうしてみると美しいカメムシですね。

    
 比較的大きなアリグモの1種です。右前脚がとれていました。前脚は歩行にはあまり使わず触角のように
体の前で動かし、アリと似せかけて摂食するようです。

5月 28日(月)

  ヒメケブカチョッキリの、バラを萎れさせた揺籃を撮影しに出ましたが、一つはほとんど枯れていて、
 もう一つはこんな感じでした・・・また撮影してみますね・・・
        

     スズメガでもモクセイの類いを食べるのがいるんですね。サザナミスズメです。 
   
 
        この個体は食べるのやめて萎縮しています。枝に似せているのか?

    
     ムクゲにナナフシの幼虫がついていました。大きくなってほしいなあ・・・

        
          どんな樹木にもアブラムシが・・・これはアベリアです。

      クマバチが吸蜜していたので撮影してみました。


          
             正面向いたこの個体のピントが合ってうれしいです(笑)。

                   花粉まみれになっている個体もいました。

5月 24日(木)

  国土交通省の屋上庭園にいきました。官庁街でしたが皇居に近い場所で、むしろ自然が豊かに
 感じました。

 
  屋上から見下ろす位置に国会議事堂があるというのもなかなかないシチュエーションですね・・・
 景色だけでも感動しました。

   
  そしてもう少し角度を変えるとお堀と皇居です。皇居と生息環境を同じにしている昆虫も
 いるのでしょうね。

    
  非常にたくさんみられたコメツキムシです。クロクシコメツキ?そんな仲間だとおもいます。
 ちょうど新成虫が出てきたようで至る所にみられました。


  これはエビイロカメムシですね。昨年、滋賀で幼虫をみましたが、成虫は初めて見ました。
 ススキにいるようですが、この庭園でもススキにたくさんついていました。


 これはカメムシだと思いましたが、クロヒラタヨコバイとヨコバイの仲間でした。うーむ、まだまだわからない
昆虫も多いですね・・・でも平たくないんですが・・・と突っ込みたくなります(笑)

    
   ススキの茂みにはクビキリギスがいました。結構おとなしくしていました。施工から10年以上なのに
  多くの昆虫がいて、いろいろ参考になりました。


 皇居が近いし、多くの昆虫が飛来してくると思いますが、アゲハチョウがいました。比較的高速シャッターでしたが、
それでもぶれているので、もっとしっかり撮影しないと・・・

 今回一番感動したのはハキリバチがいたことですが、なかなかうまく写せない・・・でもこうしてみると葉を部分で切って
いるのではなく、マサキみたいな葉を1枚切って持っていますね!こういうのもいるんだ!


               こうして葉を持ってかえり、通路の隙間に消えていきました。

 あとは、巣?の入り口でホバリングしている個体も多く、面白かったです。アリともめていることもありました。

         
         

             アリもこの辺りに多かったので、お互いに気になっているようでした。

       
    集団で営巣することもあるからヤマトハキリバチかと思ったのですが、体表にほとんど毛がないので
   違う種みたいですね・・・昔の図鑑で調べたらニホンヅグロハキリバチという種類が一番近い形質を
   持っていましたが、今はこの和名は有効ではないようです・・・そしてそこにあった学名は現在は
   クズハキリバチに有効な学名のようでしたが、クズハキリバチとは違うような気がします。ですので
   よくわかりませんが、もう少し調べてみますね。

 
   オオムラサキツツジにコシブトハナバチが来ていました。ややずんぐりした形態が愛嬌あります。

        
              彼等は皇居とかも行き来しているのかもしれませんね。

5月 21, 23日(月, 水)

  農薬の効果試験をしながら写真とりました。アカスジチュウレンジは産卵と幼虫の発生がピークです。

   
 バラの新梢に産卵管を突き立てて産卵するアカスジチュウレンジメス成虫。産卵した場所が傷ついているのが
少しわかりますね。でもこれではよくわからないので、傷がわかる写真を撮りました。

      
 こんなふうに線状に産卵管で傷を付けます。ここから孵化してくるので、バラの枝が裂けてしまいます。
それで幼虫が葉を食べてしまうので、困ったものです。

   
            幼虫はしばらくは集合して葉を食べます。


  マガリケムシヒキがハチ?を捕らえていました。チュウレンジハバチとは脚の色が違うので、
 別のハチかな・・・

  バラの害虫は他にはイバラヒゲナガアブラムシもそうですね。
  
 このように新芽に寄生します。右下には有翅虫もいますね。多くなるとびっしり寄生し、萎れて
しまいます。

  
 バラに小さなゾウムシがいたので、撮りましたが、拡大してみると明らかにチョッキリの仲間ですね!
調べてみたらヒメケブカチョッキリでした。でもこの種は葉を巻かないそうでちょっとがっかり(笑)
口吻が長いからこの個体はオスです。

  
    口吻が短いこの個体はメスですね。来週はこの虫の被害(新梢が萎れる)を撮影します。

   幼虫を採集したアルファルファタコゾウムシですが、成虫になったので、撮影しました。

                      よく見ると愛嬌のある雰囲気ですね。

5月 20日(日)

  公園のツツジにいたルリチュウレンジです。産卵しているようでした。カメラを持っていな
 かったから,同行者から借りました・・・ですのできれいに撮れました!

  

 やはりツツジにいたのですが、これはクヌギカメムシですね。でもヘラクヌギカメムシか
サジクヌギカメムシなのかは全くわかりません・・・花の終わったところに来ているので
偶然ではなく、子房の部分を吸汁しているのかもしれませんね。
     

5月 19日(土)

  淡路島に今後の調査の打ち合わせに行きました。島の自然にはあまり触れませんでしたが、
 クマバチの占有行動を写しました。

 
 
 
 
  一番下の個体が,これまでで最も接近した個体かな・・・また狙ってみます(笑)

5月 14日(月)

  いただいた蛹が羽化してゴマダラチョウでした!羽化したばかりをおいて撮影したので
 自然状態ではないですが、紹介します。

 
 きれいな個体で、すばらしいですね(笑)

 
        翅を閉じたので、横からです。複眼や口吻が黄色ですね。

 
    アップにしたらよく見えますか?複眼は模様みたいなものが見えますね。

5月 13日(日)

  2日間で500キロも運転したのですが,どうしてもウスバシロチョウをみたいと思い,
 高尾に行きました(笑)やはり卒業生のおかげです・・・

 
 林に結構いましたが,皆飛んでいて・・・でもようやく同行者が見つけた個体が
とまってくれました。久々のウスバシロチョウです。これまた30年ぶりかな・・・
今年はそういう出会いが多い年になっていますね・・・行って良かったです。

   
  ウスバシロチョウのメスは交尾後,オスによって交尾腔にふたをされます。
 腹部末端腹側に出ているのがその交尾栓です。結構大きいですね・・・

   
 この個体はもう結構翅が痛んでいますね・・・来年はシーズン最初に行きたいなと
思っています(笑)

 
   でもまだこんなきれいな個体がいたので,朝早く行けば良いのかも・・・
  久々に対面できて嬉しかったです。

 他のチョウも紹介します。
 
 やや後ろ向きですが,吸蜜するクロアゲハです。今年はアゲハを狙いたいですね。

 
 あちこちで見られたコジャノメです。こうしてみると地味でも美しい色合いの
チョウですね。

 
 ダイミョウセセリもいましたが,望遠での撮影でちょっとピントが甘いです。
ダイミョウセセリはまた撮影しますね。

 
 ルリタテハが台の上で休んでいました。これは定番の方向からの撮影。この個体は
成虫越冬した個体だと思いますが,色といい翅もあまり痛んでいません。
 
             正面から撮影してみました。
 
       ストロボの光に驚いてやや翅を持ち上げております。

 
       ムラサキシジミの幼虫がいました。成長してね!

 
  オオミズアオの幼虫も葉裏にいましたが,こちらは葉裏でも目立ちますね。

 
フキの上にいたシャクガの幼虫です。何ともほのぼの光景でしたから撮影しました。
でもほのぼの感じる人は少ないか・・・(笑)
 調べてみたらなんとチャバネフユエダシャクの幼虫でした!成虫はメスに翅のない
しかも雌雄差がすごい蛾なので、一度雌成虫を観察したもののあとはあまり見ておらず・・・
でもこれが幼虫とは!今年はここで成虫を観察しようかな!出現は11月みたいですね。

 
 高尾にもヒゲナガガがいました。翅に白い帯があるので,ホソオビヒゲナガですね。
メスはみられませんでした。

 
 こちらは白い帯がないから栃木のと同じ,クロハネシロヒゲナガかな?ヒゲナガガの仲間も
いろいろいるようで面白いですね。

 
コアオハナムグリはどこでもいますね・・・ついつい毎回撮ってしまいますが・・・

 
 やはり見つけたマガリケムシヒキです。これはメスのようでした。食事中の個体はこれまで
みていませんね・・・

 
 クロクサアリが樹の表面を歩いています。光沢が美しいですね。このアリをつぶして
匂いをかぐと,いいにおいがします。試してみて下さい。 

 
        ここでもヤブキリがいました。花粉を食べているのかな?

5月 12日(土)

  これまでその存在を知ってから30年間みたいと思ってきた「キバネツノトンボ」を
 栃木の卒業生の案内で見に行きました。供試虫の採集も行いました。

 
  ちょうど30年前の,昆虫雑誌の表紙を飾っていたこの虫を見てから「一度見てみたい」と
 思っていたのですが,見ることができて本当に嬉しかったです!

   
      同じ個体をこちらはストロボ撮影です。上の方が見やすいですね・・・

   
     下から見上げると・・・複眼が上下に分かれているのがわかりますか?
    ツノトンボ類によくみられる特徴のようです。また尾端の尾毛がカールして
    いてリング状を呈していますね。

   
  発生地に着いたときは,まだ気温が高くなかったので,あまり飛ぶことができず,
 こうやって休んでいることが多く,撮影的にはラッキーでした。暖かくなったら
 すぐに飛んだりして活動的でした。

   
 真横だとこんな感じ・・・来年度以降も恒例行事で行ってみたくなりました。

 他の昆虫たちもみました。
  
ここでもいました、マガリケムシヒキです。この個体はメスかな?先日のと違って
産卵管らしきものがあります。

   
 キバネツノトンボがなかなか見つからなかったときに飛び出して間違えそうになったのが
このカワゲラでした。図鑑を見ると和名は「カワゲラ」だと思いましたが、もちろんこの写真
だけだから自信はありません・・・

     
   ビロウドコガネがいました!本当に名前のとおりのビロウド地の翅ですね。


 シラホシハナノミがいました。ハナノミの仲間はこれまで意識していなかったので
撮影が出来て嬉しいです。幼虫は材を食べている種でした。

  
 これまた初めてのコウチュウですが、ハムシの仲間ですが、その翅の形状から「トゲトゲ」
という名前がついたグループの昆虫です。サクラの葉にいましたし形態も似ているところ
から,ヒメキベリトゲハムシだと思われます。いまはトゲトゲという和名ではないようで
かなり残念です・・・

  
このハムシはコヤツホシツツハムシのようです・・・でもなんだか違う感じもするので
一応この名にしておくものの、あとで変更するかもです・・・

  
 ジャガイモ畑にたくさんのオオニジュウヤホシテントウが来ていました。ジャガイモの葉を
食しているところが撮れました。

  
 これはモモブトカミキリモドキのオスです。あちこちでこの時期に見られる昆虫です。


 長い触角が特徴的なこの蛾はヒゲナガガと言います。ストロボ光が当たると翅が金属光沢を
放ちます。クロハネシロヒゲナガという種かな?オスはこのように触角が長いですが,

  
 メスは翅の色は同じでもこのように触角は短いです。オスの触角はフェロモン感知?それ
ともディスプレイ?不思議な種類の蛾ですね。ヒゲナガガはこの時期にしかいない気がします。

 
 そしてチョウの仲間です。ヒメウラナミジャノメが交尾していました。毎年撮影していますが,
交尾の場面は初めてかな・・・

   
 コチャバネセセリが吸蜜していました。一見地味な感じのチョウですが,新鮮な個体の
縁毛は黄色っぽいんですね。これも早春のチョウのようです。

 
 ギンイチモンジセセリも,これまで撮影してこなかったチョウですね。今回撮影できて
とっても嬉しいです。春型は二本銀紋が入っている感じなんですね。夏型も撮影したく
なりました(笑)

 
 ホソミオツネントンボがいました。よく見ると水色が美しいトンボですね。その名の
とおり,この細い体で成虫越冬するトンボです。越冬から覚めたので青く色づいています。

 
 
 こちらのトンボはカワトンボの仲間ですが,分類の再検討で分かれているので,はっきり
私はわかりません。アサヒナカワトンボかなあ・・・翅が透明なタイプで未成熟個体だから
金属光沢が美しいです。成熟すると体は粉がふいたようになります。

 ということで有意義な時間を過ごせました。案内してくれた卒業生の針井くん(笑)に
感謝いたします。

5月 11日(金)

  今日もニシキキンカメの写真を撮りました・・・(笑)

     
 光の加減で青みがかったり,翅の色合いが変化するので,生きているうちはお見せします!

     
  今日は午前は千葉の試験場,午後は筑波の研究所に行って学生のテーマの話し合いなど
 しました。夜は来週の講義で使用するヒョウタンゾウムシを採集に行きました。毎年発生
 するほ場に今年もいました!数は多くないが確実に被害があるようです・・・

5月 10日(木)

  今日は試験の打ち合わせで元試験場の方がいらっしゃいましたが,打ち合わせの他に
 ニシキキンカメムシを持ってきてくださいました。
  しかも写真撮影用に1匹くださったので,お見せします。授業でも見せようかな・・・

     
     
     
     
     
   ちょっとしつこいですね・・すいません。いつか野外生息地の個体もみてみたいです。

    
   園芸のアカスジキンカメムシの終齢幼虫がツバキにたくさんいたので,ニシキキンカメムシ
  の御礼に,採集してもって帰っていただきました。
    
           いたのはこんな感じで,集合している気もします。

    
   午後からの農機具講習会に出席し,その後の雨のあとに学内に少し出ました。ニシキギ?に
  キバラヘリカメムシがいました。また撮影したいです。

    
        ツマグロオオヨコバイの写真も撮ることができました。

   
  ハルニレにつくアブラムシの虫こぶですが,今年もたくさん出来ています。なんとも
 不思議な虫こぶですね・・・

 
 クロヤマアリのワーカー同士が口移しで餌の受け渡しをしているようでした。どういう
行動なのかは追跡もしなかったので,わかりません。

 
 マガリケムシヒキかな・・・この時期多いムシヒキアブの1種です。この個体はオスでしょ
う・・・産卵管がないから・・・

5月 9日(水)

 ほ場整備中にもカメラで撮影・・・

   
 シャリンバイのアブラムシを狙う天敵は産卵もしています。こちらはヨツボシクサカゲロウかな。

          
               こちらはナミテントウの大きな卵塊です。

5月 8日(火)

 いきなりですが,ホソヒラタアブ?の飛翔写真です。久々に撮影、しかも正面からで嬉しいです。
 
  他のピントがいまいちな写真では脚は体につけていましたが,ここでは伸ばしています。着地
 するところなのかな・・・

      
     タンポポの綿毛にいるヤブキリ2齢幼虫です。好きな構図なので嬉しいです。

 
 試験のために植えたシャリンバイの葉裏にナシミドリオオアブラムシがたくさんついていました。
葉脈に沿って並んでいます。クロヤマアリがケアにきていました。でもテントウムシなど多くの
天敵もきていました・・・

        
 カラスヨトウの仲間の幼虫のようです。こんなスズメガ的に尾端が伸びているんですね・・・
シマカラスヨトウかなと思いましたが、ちょっとわかりません・・・

           
          こちらはハマキガの幼虫かな?同定は難しそうです・・・

     
 カラムシにアカタテハが巣を作っていました。綴じ合わせているところに出会いました。
でもこのカラムシは造園実習?で全部刈られてしまいました・・・涙

 
 今年もフクラスズメがたくさん発生するかな・・・幼虫は早くも体を揺らし威嚇していました。

 
 コデマリの樹でアリとアブラムシとナミテントウが同所的にいました・・・アリが特に守る
ような行動をとっていなかったので,このアブラムシコロニーはどうなるんだろう・・・

5月 7日(月)

 委託試験の見回りや学生実験などもあり,このところ連日外に出ています。夕方に学生と
出てみました。

   
     夕日を写し込んだから暗くなってしまいましたが,菜の花とナガメです。

 園芸学部内にいるとは思わなかったアルファルファタコゾウムシがいました。調べてみたら
北海道にも記録があるし!福島とかでもみられるようです。もう一般的な昆虫だったんですね・・・
 今は幼虫と蛹(繭)ですが,成虫もそのうち撮影します。

        
  クローバーの葉についている幼虫。脚がないから引っかかっているように見えます。

         
    葉裏についていた繭。甲虫がこうしたベタな繭を作るのは意外な感じがしますね。
     
 繭はクローバーよりもハルジオンの方にびっしりついていました。毛深くて引っかかりやすい
のかな・・・今後の状態を観察します。

         
  ハラヒシバッタを正面から撮影したことがなかったので・・・お面のように見えます(笑)

5月 6日(日)

 千葉市の方に行きました。植物園にはいろいろな昆虫が見られ興味深かったです。

 
 近所の民家にあったポーポーの樹です。異国的な雰囲気の花で少々不気味でした。ここに
ベニカミキリが来ていました。(花の色と同じです・・・)ベニカミキリは、園芸ではまだ
もう少しあとに出る気がしましたが,この地域ではたくさん出ていました!

 
 
 
     の花にたくさん集まっていました。でも風が強く良い写真は少なかった・・・

 
     飛翔の瞬間を撮ることができました。こういう写真を撮れると嬉しいです。

 
    ちょっと斑紋が違うが、エグリトラカミキリかな・・・交尾していました。
   この時期にあちこちでみられるカミキリムシです。

   
 ナラガシワの葉が巻かれています。ハマキガではなく,チョッキリの仕業だと思いましたが,
 付近にはゾウムシがいましたが,これは違うようで・・・そしたら見つけました。
       
 調べてみたら揺藍の切り込みがS字型になっているようなので、ミヤマイクビチョッキリでした。
4mm程度の大きさで小さかったです。こんなに小さいのに大きな揺藍を作るんですね・・・

 
 このハムシはわかりませんでしたが,調べてみたらヨツモンクロツツハムシのようです。
 印象的なハムシでした。

   
 この時期,コアオハナムグリもあちこちの花でみられます。花も多いし,活動には良い
季節なんですね。

 
 
 サクラの古木にヨコヅナサシガメがついていました。越冬幼虫が集まっていたところに
 そのままずっといた感じです。ちょうど羽化の時期で,羽化したての真っ赤な成虫の姿も
 ちらほらみられました。真っ赤というのが何ともすごい・・・見つけてくれた同行者が
 ひいていました(笑)

 
         
 脱皮中の個体がいたので,撮影しました。最初は縮こまっていた脚が抜けてきていますね。

 
       キタキチョウのメスが休んでいました。まだ越冬成虫ですね。

            
 ヒメヤヤマユの中齢幼虫が桜についていました。終齢だとこの背面の黒が消えるので
別種の幼虫だと思うくらいですね・・・どういう意味があるのか疑問に思いました。

           
 ヤシャブシの樹にオオスズメの女王蜂が何匹も来ていました。カミキリか何かの脱出痕から
樹液とかが出ているようで、匂いもしましたし、実際樹液を吸っているようです。妙におとなしく
不気味な静けさがありました。

  
 脱出痕はこんな感じですごく特徴的です。調べればわかりそうですね・・・ヨツボシケシキスイが
来ていて樹液をなめているようでした。

 
 このヤシャブシの葉では,ハバチの幼虫が食していました。若齢幼虫はlこんな感じで食しています。

    
 大きくなると外側からむしゃむしゃ食べています。彼らも集合性があるようですね。
種名はわかりません・・・もう少し調べてみます。

  
 ナナフシモドキの幼虫がいました。何ともかわいらしいですね。脚などにみられる
しま模様は隠蔽に役立っているのかな・・・

5月 5日(土・祝)

 ちょっと出かけた先でのオサムシです。

 

5月 2日(水)

 午前中は雨が降っていなかったので,少しだけカメラ持参で学内に出ました。本当は
ゴマダラチョウの幼虫を撮影するはずでしたが,残念ながら見当たらず・・・低い樹だっ
たので猫に食べられてしまったのかもしれないなと思いました。

   
   
   
  図書館脇のツゲにたくさんのツゲノメイガがついていました。ストロボで撮影する
と,彼らが吐いた糸が見やすいので,枝を綴った状態もわかりますね。だいぶ大きくなっ
ていたので,そろそろ蛹化する時期です。

  このところあちこちで見かけるハエがいますが,ケバエの仲間のようです。花を
訪れたあとに休んでいる個体を撮影しました。
  
       顔や体に花粉がついているので,花を訪れたのだと思います。
   
         前脚を振り上げたり不思議な行動をしていました。

     
      これもハエのようですが,何の仲間かもわかりません(笑)。

5月 1日(火)

 今日と明日は普通に講義とかあるので,写真を撮っておこうと思いました・・・

   
 ウンモンスズメが休んでいました。迷彩的な色彩が美しいですね。幼虫はケヤキなどを
食べるようですが,学内で世代を重ねているのかな・・・

   
 採集したクビキリギスは講義で使ったので,もといた場所に放してあげました。ですので
自然の姿ではないですが,落ち着いたところを撮影しておきました。 

4月 30日(月・祝)

 余裕がないなか,4月は順調に更新できました。今日は都内の庭園に行きましたが,
意外にオオムラサキツツジに多くの昆虫がみられました。カメラはマイクロ一眼でストロボ
無しですが,マニュアルフォーカスだとピントが合うと嬉しいものです(笑)
     
      でも誰だかよくわかりません。蛾の幼虫ですから調べてみます。
     
    表にも静止していました・・・少し調べただけでは同定できず・・・

     
   他にもシャクガの幼虫が・・・ツツジ専門食ではないようですね・・・

 
 
 オオムラサキツツジにいたこのゾウムシはクチブトゾウムシの仲間のようです。
これまた調べてみないと・・・

 
 シャクガの成虫が止まっていました。都会の庭園でもあまり農薬を撒いていないようで
よく見ると昆虫がいるので,とても良かったです。

  
 けやきの葉にいたからアカアシノミゾウムシかと思いましたが,同行者から
「ゾウムシに見えない」と言われました。その通りで,サンゴジュハムシに似ているな
と思ったら,確かに近い仲間(同属)のニレゾウムシのようです。大学のケヤキで
アカアシノミゾウムシなど狙ってみます!

  
 アカスジキンカメムシがいました。もうすぐ成虫になりそうです。自然光での撮影だと
金属光沢が美しく出ている感じがします。こうした写真も撮っていこうかな・・・ 

4月 29日(日)

 講義で学生に見せるために,夜の学内でクビキリギス採集しました。今日は夜になっても
暖かく,多くの個体が鳴いていましたが,写真となると陰にいるから難しいです・・・
 
  この個体は鳴きながらどんどん逃げていました(笑)もっと見やすい位置で鳴いて
 くれないかなあ・・・またの機会を探します!

 
  このヤマトシジミは草の頂芽で寝ていて,少しぐらいの刺激では起きませんでした。

4月 28日(土)

  桃の花が終わって小さい実がなってきたところにモモチョッキリが来ていました。
 金属光沢が美しいですが,実を食する(産卵もする)ので害虫です。 
 
       こちらは出かけた先で撮ったので,学内でも探してみます。

 
 フジの花がだいぶ咲いていました!クマバチはまだかなと思っていたら,飛んでいました。
見上げながらの撮影です。今年もクマバチの写真撮りたいです。

 
 1本のフジの樹だけ花がきれいに開いていません。よく見たら葉にも虫こぶがあり,この
花房にも花を覆うように虫こぶらしき状況になっています。タマバエかしら・・・
 図鑑で調べたら、フジツボミタマバエの寄生でこうなってしまっているようです。
 こんな状態になっているものは玉藤と呼ばれるようです。この樹だけこんなに寄生されて
いました。どういう条件でこうなるんだろうと思いました。

 一方,葉にも虫こぶがついていましたが,これはつぼみとは別種扱いのようでした・・・
葉の方は単室えいでつぼみは多室えいのようです・・・詳しく調べてみたいものです。
  
        葉にもたくさんの虫えい(虫こぶ)が付いていました。

4月 24日(火)

 エノキにいるゴマダラチョウはだいぶ大きくなりました。バリバリ食べていました。

    

4月 21日(土)

 大学内を歩いたので、いろいろ写真を撮ろうと思いましたが、今日は寒かった・・・
でもそのおかげで動きが鈍い昆虫を撮影することができました。


 ツマキチョウも飛んでいましたが、とまってくれませんでした・・・午前中に撮影ならツマキ
チョウも花にくるかな・・・一方、このベニシジミはすぐにとまって翅を開いてくれるので、
写真は撮りやすいですね・・・
 
              ナズナの花から吸蜜していました。

  
    ヤブキリの幼虫が目立つようになってきました。あちこちで見られます。
  
    これはバラの葉にいましたが、1齢からそれなりに上がるんですね・・・
  
   でもこの時期のヤブキリは、タンポポの花にいるのがしっくりきますが・・・
  
     1匹が花にいて、もう1匹は隣にいて順番を待っているようです・・・

 
 ナナホシテントウがバラにいて、交尾していました。アブラムシの個体数も増えてきて
いよいよ昆虫の活動も盛んになってきました。

   
 やはりバラのアブラムシを狙うヒラタアブですが、体の手入れをしていました。アブも
ハエの仲間ですからこのように前脚を掃除して「アブが手をする」状態になっています。
   
 こんなふうに頭を回して掃除?していますが、ストレッチ運動しているようです(笑)。

4月 20日(金)

 供試虫を探しに出ましたが、寄主食物がまだ大きくないのと、今日は寒くて昆虫は
活動していない、の2つが重なったようです・・・

   
   ソラマメの葉の上で休むモンシロチョウ。寒いからじっとしていました。

   
         フタモンアシナガバチも葉の裏で休んでいました。

4月 19日(木)

 西千葉で会議があり、そのあとに昆虫調査がありましたが、撮影もしてみました。

    
            薬草園にいたツユムシ的な幼虫です。

    
    屋上のデイジーの一種にいたナミテントウです。これから活動開始ですね。

 
 毎年越冬して屋上に定着しているツチイナゴは、この厳しい冬も乗り越えてくれました。
この個体は結構黒っぽいですね。


    ガマズミの葉を摂食するサンゴジュハムシの幼虫。右のように裏側も高密度です。

 
      屋上にもツユムシの幼虫がいました。結構多く見つかりました。

4月 17日(火)

 学内に出たので、カメラを持ちました。

       
 腹面が赤い幼虫がぶら下がっています。抱えているのはたぐり寄せた糸かな・・・種名が
気になりますが・・・わかるかな・・・

 
    ゴマダラチョウの幼虫は脱皮していました。青と赤の配色が美しいです。

 
     他の樹にもいました!低木にいますからたくさん観察しようと思います。

 
 学内にいるキタキチョウを久々に?撮影できました。単なる石の上でじっとしています。
この個体も越冬明けですが、あまりボロボロにはなっていませんね!

4月 13日(金)

 今日は専門家の案内で、神奈川の産地にギフチョウを見に行くことができました。個人的
には30年ぶりにみることができて感激です。ついてきた学生も感動していました。
 恒例行事にしようかな・・・

 
 まずは主役以外から・・・最初にキジョラン(鬼女蘭)についているアサギマダラの幼虫を
観察しにいきました。まだ3齢?幼虫でしたが、若齢期にあけたトレンチング行動のあとと
共に葉の裏側にいた個体です。

     
 越冬明けのテングチョウがいました!もう少し近づきたかったが逃げられました・・・

  
 これはクシヒゲベニボタルです。本日最初に見つけました!春先にいるんですね!これは
オスだから小さいが(10mm)触角はフェロモンの感知のためにこんな形に!

 ギフチョウはこのような開けたところだと結構いましたが、まだきれいな個体が多いし、
食草のカントウカンアオイには全く産卵していなかったので、出始めだと考えられました。
平日だったのにそれなりに人はいましたが、天気のいい次の日曜日はすごい人手でしょうね・・・
  

       
 これはヒトリシズカです。きれいに撮れたような気がしたので(笑)、紹介いたします。

 ギフチョウについては、タチツボスミレには来ていましたが、タイミング合わず(笑)
結局は落葉等の上で休んでいる個体を撮影しました。しかし休んでいても警戒心は高く、
あまり近寄れなかったので途中から望遠レンズを使用しました。ですので、技術?は高くない
ですが、ご紹介します。    
  
  

         ピントは甘いですが、正面から撮ったものです。
  

  
 この個体は翅の裏の色彩も見えています。裏からみると赤いラインがあるんですね・・・
意外な??発見で嬉しい写真になりました!

  
 ギフチョウ以外ではこのミヤマセセリが多くて、しかもこれまで写していなかったから
喜んで(笑)撮影しました。これらはストロボ撮影です。ミヤマセセリは幼虫越冬なので、
羽化したての成虫だから、翅に痛みは少なく結構きれいでした・・・白い紋が目立つ
個体がメスだから、これはメスですね・・・。

  
 色が淡いのは個体差?褪せた?で、この個体は白い紋が薄いし、前翅の前縁に性標が
あるのでオスだと思います・・・早春のチョウという意味ではギフチョウと同じですね。

 いろいろ追いかけたりして満足した後に、ギフチョウが多くみられる場所でお昼にしました。
本格的なビデオ機材持参の人もいて、この場所が有名であることがわかります。
そしたら急に1頭が我々の休んでいた所に来て休息しました。そのときは私はコンパクト1眼
しか持っていませんでしたが、1枚だけ撮影はできました。木のベンチ?にとまったので、
木道にいるように見える感じかな・・・
 

 その後、山頂までいきました。山頂付近にもギフチョウはいましたが、ヒオドシチョウがいて
彼らが縄張りを主張するので(笑)、落ち着きません・・・・羽化したばかりの春型のアゲハ
チョウもいましたが、常に追い立てられていました。なんで追い立てられても何度もこの場所に
くるんだろう・・・日当りがよくて魅力的なのかな・・・それとも後で思いつきましたが、
ヒオドシチョウをからかっているのか?・・・(笑)。不思議です。で、このヒオドシチョウは
越冬個体ですので、結構痛んでいました。争いに明け暮れているのかな・・・でもヒオドシチョウは
年1化で成虫越冬ですからこの個体はもう10ヶ月も生きているんですね!それなら翅も痛むわけです。
 ヒオドシチョウの新鮮個体の撮影もしてみたいものです。
   

 山を下り、登り口から少し離れた場所に降りました。そこは集落的な場所でしたが、立派な望遠
レンズをつけたカメラを持った人がたくさんいました!バス停が近くにあるそうで、ここでも
ギフチョウがいるから気楽に撮影できるようです。気がつくと桜の花に向けて皆がレンズを
向けています。眼を向けたらギフチョウが吸蜜していました!
  
  
 30年前にみたカタクリとギフチョウがベストかなと思っていましたが、サクラに来たギフチョウも
かなり良いですね!春という感じがします。

 しかも!今年は春の花の開花が遅くなっているので、ウメの花が咲いています!!撮影していた
人たちはギフチョウはサクラにしか来ていないと言っていましたが、ウメを見たらいました!
  
    サクラとギフチョウ、ウメとギフチョウの写真が撮影できて嬉しい限りです!

4月 12日(木)

 園芸の生協前広場でニホンミツバチがたくさん飛んでいるという情報を得て、駆けつけた
ところ、この時期に巣の引越をしたようです。もう引越は終わり?それなりに落ち着いて
いましたが、多くの個体が巣から出入していました。しかしものすごくスピードが速いので、
高速シャッターにして、さらに連写にして大量の写真を撮りました。何百枚も撮ったものの
うち、うまくいった写真をお見せいたします。

   
      サクラの樹がバックに写っているのは標準レンズのものです・・・
          シャッタースピードはさほど高速ではないです・・・
   

          これ以降はマクロで高速シャッターです。
   
   
   
 たくさん出してすいません・・・・でも1/2000とかにしないと動きは止まらないし、羽ばたきは
これでも静止しないことがよくわかりますね。こんなスピートで素に帰っているのには驚きました。
次は午前中で巣から出る個体を狙ってみます。またオオスズメから守るための対策も必要かもしれません。
   
   
   
   
   
 お分かりと思いますが、巣の出入口は右の樹の穴っぽく見えるところです。ですので、
まだ午後早かったですが、巣に戻る個体が多いという訳です。出て行く個体もいましたが、
不思議とうまく写りませんでした。

            
 午後になり、ゴマダラチョウやアカホシゴマダラはさらに樹に上っています。そして脱皮
してからかと思った葉の摂食はアカホシゴマダラ?については食べてました!両種は違うの
かしら・・・もうそろそろ脱皮かな・・・来週またみてみないと・・・・

            今年最初のヤブキリの幼虫も見つけました。
    
    今年もたくさんのヤブキリが園芸をにぎやかにしてくれることでしょう。

4月 12日(木)

 朝、ほ場の高橋さんから校舎脇のエノキのゴマダラチョウの動向を教えていただきました。
2匹上がっていました。この前もいたのかなあ・・・観察眼が・・・・まだ葉は十分展葉して
していないので、もう少ししたら脱皮して食べ始めるのかな・・・E棟脇のエノキです。

        

 エノキの枝にシロヘリカメムシがいました。ササとかについているそうなので、越冬明けで
この枝にいるのでしょう。今度ササ類で探してみようと思います。

  
      シロヘリカメムシの背景は、芽吹いたシダレカツラと生協の建物です。

4月 9日(月)

 夕方になっても暖かったので、学生と外に出ました。以前はほ場に出ても何もいなかったのが
少し見ただけでいろいろな昆虫がいました。定番ばかりですが(笑)、紹介します。

   
 毎年春一番に登場する昆虫では、このヒイラギモクセイのヘリグロテントウノミハムシも外せませんね。
今年は待ちきれず?新芽の展葉もまだですが、かじったあとが見られます!

      
         やや暗いですが、あちこちにいるので、撮影しておきました

 ドウダンツツジにテントウムシがいました!しかもナミテントウとナナホシテンウが同所的に!
よく見たらアブラムシもいたのでこれを餌にしているのですね!早くも食う食われるの関係が見られます。

    
      このようにナミテントウは、新芽付近で摂食していることが多かったです。

     
       ナナホシテントウは、新芽にはあまりいなくて、枝や幹にもいました。

    
 両種の餌になっているのはこのアブラムシですね・・・う〜ん今日は同定できないのでごめんなさい。

   
 新芽のアブラムシのコロニーに産みつけられている白い卵は、ヒラタアブの卵だと思います。
この付近はいくつも産んでいますね。今度は産卵シーンなど撮影したいです。

 学内でゴマダラチョウの幼虫を観察しようと思ったら、先日のパイプにはいませんでした。
他の樹もと探しましたが、まだ芽吹いたばかりで・・・そこへ圃場の高橋さんが声をかけて
くださり、彼が鉢植えで観察しているアカホシゴマダラっぽい幼虫を見せてくれました.

    gomadaraetto
 落ち葉から樹の根元に上がってきて、体色も緑がかってきました。これは普通の?ものより
齢が1つ進んだ個体みたいですね。野外の個体も観察していきます。

 歩いていたら,高橋さんがウラギンシジミを見つけました!見ていると近くのコンクリートの
土台にとまって日光浴を始めました。

 uragin
  冬越しを終えたメス成虫でした。越冬明けの個体を撮影できて嬉しくなりました! 

 今日のミノウスバです。脱皮して大きくなった幼虫は、これまでのように表面を削るような
摂食ではなく、普通にかじるようになるので、今後はもっと被害が多くなるかな・・・
 
    ちょっとわかりづらいかもですが、新芽がかじられているのがわかりますか?

 
           こちらはまだ集団で削っているような摂食です。

4月 6日(金)

 ミノウスバは新芽を萎れさせ、他の新芽に移っていくので、多く発生すると新芽の痛みが
多くなり、美観を損ないます。

     
          こんな感じで萎れて糞がこびりつき汚いイメージです。

 
              他の新芽に移って摂食しています。

4月 2日(月)

 学外に出ました.北関東の河川敷に春が訪れていました!早速撮影をと思いましたが、
コンパクト1眼カメラしか持たなかったので、ストロボもなく自然光での撮影です.

    
 モンシロチョウを初めて見ました!菜の花で吸蜜していました.やはり春らしい光景です.
少し翅が痛んでいますが、この子は最近蛹からでてきた個体になります.

    
 キタテハはこうした枯草の上で休んでいることが多く、吸蜜はしていませんでした.彼らは
秋からの成虫越冬個体です.でも翅も痛んでいなくてきれいでした.

    
 菜の花に来ていたニホンミツバチを撮影したら、ストロボなくてマニュアルフォーカスでも
きれいな写真が撮れました!とっても嬉しくなりました.春らしくて良い一日でした.

4月1日(日)

 大学から戻り、自宅付近のミノウスバがみられるマサキに行ってみました。まだ孵化して
いないようでしたが、今日孵化したような集団がみられました!

     
 幼虫が付いている葉がまだほとんど萎れていないので、今日孵化したのだと思います。
孵化当日の幼虫を撮ったのは初めてかな?ミノウスバを少し継続してみるようにしたい・・・

4月1日(日)

 新年度が始まりました。早速外に出てみました!でも暖かいが昆虫は見つかりません.
1月に見つけたゴマfダラチョウの幼虫を見にいきましたが、昨日の風の影響か葉っぱは
ほとんど飛んでしまっています・・・ふと見たら校舎のパイプに幼虫がいました!
      
   
 左が遠景で右は拡大の写真です.1月には見られなかったから暖かいときに上がった
のでしょうか?でもまだ葉は展開していないので、もう少し先かな・・・・


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