戸定の昆虫 2010年 10〜12月


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     猛暑も終わり,秋冬の虫を撮っていきたいものの・・・更新遅いですね・・・


12月23日(木・祝)

 後半は全然更新できず,というか写真を撮影していない状態が続いていました.本当に
多忙で余裕がない2010年の最後でしたが,2011年はもう少し余裕がないかしら・・・
最後は写真がなくてごめんなさい・・・
 で、この日は青梅に行き,植物の化石採集を行いました.といっても私はただついていき,
百原先生とむさしの化石塾の方の足手まといになっていただけでした(笑).あとはもと
園芸の篠山さんに会えたことが喜びで,しばし語りました.
 で,写真と言うと・・・
 
 この日は防寒十分で出かけましたが,えらく暖かく!イヌナスビの花に多数のハナアブが
来ていました.キチョウも舞っていましたが,残念ながら止まってくれず!花に来ないで
なんで葉のところに来るのかと思ってみたら,アブラムシがいますね!ということはこいつは
ヒラタアブかと思いましたが,あまりヒラタアブ的ではないなあ・・・もう少し調べてみます.
ということで、もう年が明けているから未同定昆虫で今年は終わります.
 来年はもっとしっかり撮影したいものです・・・どうもすいませんでした.

11月11日(木)

 今年最後の?屋上緑地昆虫調査でした.チョウなどはもうすっかり少なくなっていました.
そんな中での昆虫たちの営みです.

 
 ガマズミのサンゴジュハムシは紅葉が進んでいるのにまだ元気に活動していました.
葉もあまりおいしそうではないが・・・

  
 
 また、交尾個体も結構みられました.まだまだ活動時期ということになりますね.次回は
来年だからさすがにいないかな・・・交尾がみられるということで・・・
     
 このようにガマズミの冬芽の回りには,糞で覆われたサンゴジュハムシの卵もみられ
ました・・・サンゴジュに産みつけられた場合よりも目立っていい感じです(笑)


 また、サンゴジュについていたアブラムシにはアリがやってきていて,まだまだこちらも
活動中です.アリはクロヤマアリのようです.

  
  
 この屋上にしっかり定着しているツチイナゴです.もう越冬状態に入ったのか
あまり多くの個体はみられませんでした.

 屋上から西千葉キャンパスに降りてのチョウなどの調査です.
  
     これはヤマトシジミです.もうだいぶ元気がなくなってきました.
 
    こんなふうに日光浴する個体が多く,オスだときれいに光りますね!

 校舎の壁面で日光浴するキタテハです.彼らは成虫越冬ですから暖かければ冬場も
みられるはずです.


 アゲハチョウの幼虫が多くみられたカラタチの樹にカネタタキがとまっていました.
温暖化で勢力を伸ばしている昆虫にあげられているようです.実際は分布どうなって
いるんだろう.調べてみたいものです.


   毎年みられるオオハラナガツチバチが、ツワブキの花に来ていました.

10月24日(日)

 今月は平日に撮影する暇が無くて・・・日曜日の写真が多くてごめんなさい。自宅近くで
スイーピングしましたが,目的の虫は採れず・・・また頑張ります。

  
  
 エンマコオロギが見られましたが,もう鳴き声も聞こえなくなりつつあるから発生終期ですね。
あまり元気もありませんでした。上のメスと下のオスの翅の翅脈が違うところを狙いましたが,
これではよくわかりませんね・・・

 ジガバチが多かったです。昨年のように狩りは見られなかったものの,植物にとまっていまし
た。大あごで噛んでいるのはどうしてだろう・・・
    
    セイタカアワダチソウの茎を噛んでいました。汁を飲むの?掴まっているだけ?

        
    
      センダングサの花にいました。前から撮影すると大あごがかっこいいです。
 
    
       センダングサの茎を噛んでいました。何とも不思議なとまり方です。

    
  ウラナミシジミが休んでいました。暗くなってきたので,このまま睡眠なのでしょう。
来週はもう少し平日に撮影できるかな・・・

10月23日(土)

 虫の採集をしに圃場に出ましたが,圃場奥はカラムシが生い茂り,いい感じ(笑)でした。
  
 たくさんのフクラスズメガがいてこれもいい感じでしたが,一般の人にはかなり不評でしょう
ね・・・。今年はたくさん発生するかな・・・

10月22日(金)

 高校の生物の先生方が研究協議会で松戸にいらっしゃいました。私が講演をして午後は
一緒に学内と浅間神社に行きましたが,急に涼しくなったので昆虫はそんなに多くなくて
残念でした・・・
     
 ヨコヅナサシガメが集団でアカスジキンカメムシの成虫を!襲っていました。この時期に
成虫がいるなんて・・・暖かくて本来は終齢幼虫で越冬するのがは羽化してしまったのか?
それとも長生き成虫なのか?

  
 学内のマテバシイの若葉にはムラサキツバメが見られました。アミメアリが一緒にいました。
好蟻性なんですね。平べったくて見つけにくい幼虫です。

 

10月13日(火)

 学生実験ですが,農薬試験で使う昆虫を採集に行きました。3年生の協力に感謝します。
  
   江戸川河川敷のコスモス花壇です。平日ですが多くの人が花を楽しんでいました。

 しかしこの花にはオオタバコガの幼虫が潜んでいるのでした・・・
   
  中央の花の部分が栄養豊かなので,バリバリ食べます。花弁も食べると美観も損ねます。

   
 以下,様々な花色と様々な体色のオオタバコが幼虫です。

   
   
   
       コスモスの花全部にいるわけではないですが,お気をつけ下さい。

  また成虫も花にきていました。夕方になって特に多くなってきました。
  
         ここではキバナコスモスの方が好きみたいでした。

 オオタバコガ以外も紹介しますね。
  
  
 といいつつヒメアカタテハ1種です・・・青空バックの撮影をもっと極めたいです・・・

10月10日(日)

 隠し絵です。クルマバッタモドキ見つかるかな・・・

 
 こうしてみると本当に見事な隠蔽ですね。

10月 8日(金)

 今日は朝から西千葉に行きました。屋上緑地の調査です。昆虫類もこれから減ってくる
でしょうからちゃんと調査していかないとです。一部だけ紹介します。

      
 ツチイナゴは成虫が増えてきましたが,まだこんなふうに幼虫脱皮をしているものも
いました。腹部の先端だけでぶら下がっているのはアクロバティックですが,セミのように
向きを変えるのかと思ったら,脚が乾いたらあっさり回りの草につかまっていました(笑)
確かにそれで問題無いですね。


  これもマイクロ一眼撮影ですが,逆光にストロボで何とかうまく撮影できました。
 このように,ツチイナゴの翅がちゃんと伸びていない奇形個体が多数見られました。
 昨年はいなかったように思えるのですが,また行ったときに調べます。興味深いです。

  
 これは屋上ではなく普遍校舎の花壇のヒメアカタテハです。キバナコスモスは蜜が多いのか
昆虫の訪問が多かったです。

10月3日(日)

 自宅近くの樹木にいたシモフリスズメの幼虫(ですよね?)。この時期,カメラのストロボ
接触部分が壊れてしまい,マイクロ一眼での撮影でしたが,結構うまく撮れました(笑)


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