戸定の昆虫 2008-2 (4〜6月)


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 新年度を迎えいよいよ生き物たちの活動も活発になってきています。年度初めは忙しいのですが…
なんとか更新していきます・・・


2008年4月1日

 なんとか年度の初めに更新しようと時間を作ってほ場に出たのですが、強風で残念ながら撮影は困難
でした。草むらをみたら小さなカメムシがいたので撮影しました。これしかアップできずすいません。

   
 カスミカメムシの仲間だと思って調べたけど全然分かりません。他のグループも見たらなんと!
ヘリカメムシの仲間で、スカシヒメヘリカメムシという種でした。カメムシ類も奥が深いですね。
5ミリ程度の小さなカメムシでした。左の写真の方が翅が透かし的になっているのが分かりますね。
 また機会を作って外に出てみます。

2008年4月2日
 
今日は何度か外に出ていましたが、ちゃんと目的があったので写真はそう撮れませんでした。
でもなんとか撮れたのでアップしておきます。


 ベニシジミがいました。2枚とも同じ個体です。羽化したばかりのようです。毎年このチョウだけは
いつも撮影しやすくてついつい毎年撮影しています。あまりいい写真ではないですが、出しておきます。

        
 ナズナの果実(短角果)にとまっているヒラタアブです。ナズナの果実の上でちょうどいいから
けっこう小さい個体であることが分かります。種名はわからないなあ・・・ということで今回は
すいません・・・

2008年4月5日

 タンポポの上にいるヤブキリ幼虫です。触角に花粉を付けているようですね。花粉媒介昆虫の
役割を果たしているかのようです。今日はこれしか撮れませんでした。いよいよ来週から新学期も
始まるので、更新は大変かもです。

        

2008年4月9日

 寒くなったり強風が吹いたりで良い天気がないですが、今日も晴れというのにはっきりしない
天気でした。でもカメラを持って外に出ました。

  
 すいません。前回と同じ(別個体ですが)ヤブキリです。花にいたので撮影しました。こうして
みるとかわいいのですがね…成虫になるとどう猛なイメージです。というか実際どう猛ですがね…
今年も何回か撮りそうです。

 
 前回ナズナの果実にいたものと同じと思われるヒラタアブです。さかんに蜜をなめたりして
いました。体に花粉もついているから花粉媒介もしていますね。今度はホバリング撮影しないと…
ヒメヒラタアブのようです…

 
 これも毎年恒例のヘリグロテントウノミハムシです。ヒイラギモクセイの新芽などにもうたくさん
ついていました。今度は幼虫の写真撮らないと…


 キンモクセイの新芽にいたメスアカケバエです。赤いのでこの個体はメスです。これから個体数が
多くなるので、交尾個体の写真など撮影したいです。胸部背板の赤い部分が輝いていますね。

2008年4月12日

 いよいよツマキチョウが飛び始めました。今年も撮影したいです。次週お待ちください。
今日はよい天気でしたけどいろいろ仕事がありました・・でもカメラを持って出かけました。
あまり新しいのはいませんが…

 またかよ、というヤブキリですが、今回は前向いていてよかったのではいつくばっての撮影です。
口器の部分に花粉がついていて花粉を食べている感じがします。

  
 2匹が同じヒメオドリコソウにいて嬉しかったので撮影しました。ヤブキリばかりですいません(笑)。

     
 ベニシジミだけは警戒心が低くいつも撮影できます。今回はタンポポの花で吸蜜してくれました。
圃場の至る所でみることができます。

    
 道端にあった菜の花にナガメがいました。菜にいるカメムシだからナガメです。これも毎年の定番ですね。

    
 園芸の害草ハコベホオズキにいるオオニジュウヤホシテントウ。ナス科の野菜の害虫として知られる
オオニジュウヤホシテントウですが、ここでは害草を食べるので益虫かな(笑)でも害草を駆逐する
わけではないし…

    
 ヒラタアブの蛹です。羽化してくるところなど撮影したいものですが…特徴的な形態ですがいまいち
学生は分からないようです。毎年質問されます。

2008年4月15-16日

 学生実験で外に出ました。写真はあまり撮りませんでしたが、翌日も少し出て補足で写真撮りました。

    
 ツマキチョウの写真はないですが、モンキチョウは撮りました。でもきれいな個体ではないな…
一度捕まえたものなので、ちょっとやらせが入っています。すいません。


 イネ科の牧草のような葉にミツボシツチカメムシがいました。何匹も草の上にいましたが、翌日の午前には
いませんでした。時間的なものなのか羽化とかのイベントなのかは分かりません。かわいいカメムシで結構好きです。

     
 カラタチの花が咲き始めていますが、そのそばにルビロウムシがいました。面白い構図ですが、彼らは
害虫なので大発生したら大変です。


 そのカラタチの樹の回りにはたくさんのハチが飛んでいました。この写真だけでも9匹いるかな?群れていて
全くとまりません。交尾のためのオスの群飛なのか…種名が分からないので、宿題にします。でも調べられるか…

        
 サンゴジュの新芽を加害しているゾウムシです。調べてみたらツヤケシヒメゾウムシみたい…小さい
ゾウムシですがかじったあとはこんなに変色して縮むから被害大ですね。



 いよいよクマバチのなわばり行動も始まりました!ちょっと低いところでホバリングしている彼はいろいろな虫に
気を取られ落ち着きありませんでした(笑)

       
 キバラヘリカメムシというカメムシがいました。初めてみるものでした。黄色が目立つとともに靴下を
はいているような感じです。面白い色彩ですね。ニシキギとかにいるそうです。


 いつもお食事中のアオオサムシしか撮影していないので、こういうふうに撮影できて嬉しいです。これも捕らえた
個体だからずるしていますが・・・こうしてみると迫力あります。

2008年4月24日

 数日分の写真をアップします。
       
 オオミズアオは学生が捕まえたものを放した時に撮ったので、ちょっとずるです(笑)やや傷んでいますが
羽化したばかりなので破れはありませんでした。赤い色が美しいです。

         
 クビキリギスも講義で使用した個体です。もちろん園芸学部の個体ですけど…今年もようやく夕方から
大きな声で鳴くようになってきました。放飼したら近くの草で水を飲んでいました。

 
 菜の花にミツバチが来ていましたが、飛び回っていて写真撮れません(笑)簡単に撮れるのは
ハナアブ(左)やヒラタアブです。どちらも黄色と黒の縞でハチに擬態しているとかも言われます。
ハナアブは顔が花粉まみれになっていて前脚で掃除していました。

         
 昨年アマドコロにたくさんヒゲナガクロハバチの幼虫が発生していたので、今年は成虫の写真が撮りたくて
気にしています。葉の上にこのような成虫が数個体いるので若しやと写真に撮りました。図鑑を見るとそれらしい
姿ですが、脚の色が違う?ようなので・・・脚も真っ黒だったらこれです!と紹介できるのですが…もうすこし
気にしてみます。

        
 ヤブキリは2齢になっていました。花に比べて体が大きくなっています。そろそろ他の場所に移動するのかな…


 毎年撮影しているオナガバチですが、樹が枯れてしまって発生はもうないかと思っていましたが、根元ではまだ
キバチ等の活動があるようで根元付近に集まっていました。オスは触角でメスの羽化を探っているようです。

      
 やはり根元付近で産卵しているメス。樹から抜くところなので産卵管がばらばらになっています。

 
 いつ見ても特異な産卵様式ですね。来年も見られるといいなぁと思いながら樹をあとにしました。

2008年4月30日

 香取市に採集に出かけました。戸定ではないのですが、アップします。チョウがいい感じで撮影
できたので・・・・

 
 羽化したばかりのキアゲハが花にきました。こんなに見事にとまってくれて感激です。でも尾状突起が
一つ折れていて残念(笑)どのアゲハもこうゆったりしてくれると写真すぐ撮れていいのに・・・

     
 横からだと翅がぶれてしまいましたが・・・結構きれいに撮れたから満足です。


 このツマキチョウは一度捕まえたのでずるしています。でも花にとめたらきれいに開いてくれました。
いい写真に見えるので嬉しいです・・・(笑)

          
 これは大学のほ場でのクビキリギスです。目の前で鳴いていました。ストロボつけても
逃げないから鳴いている感じで撮影できました。嬉しいです。

2008年5月 1日

 いよいよ5月になりました。今日は農機具の使用講習がありましたが、会場そばの樹に
スズメバチがたくさん来ていて思わずカメラを持ってきてしまいました。オオスズメばかりで
かなり迫力あります。一度撮影したかったので嬉しいです。

    
 ニレの木をかじっています。近づくのは怖かったです。でも学生に近づきすぎですといわれまし
た(笑)かじって巣材にするのと自身の餌としているのでしょうか?でないと枯れ木を削ればいい
ですモンね。

  
 全部別個体です。たくさんいました。歩き回ってあちこちいい場所を探しています。

      
 飛んでいると8センチぐらいに見えますが、こうしてみるともう少し小さく見えます。
でも写真にするとやはり大きく見えますね。

 なんと餌場を巡って争い始めました。女王同士の争いです。よく見ると針も刺しているし・・・

   
女王同士も争ったりするんですね。こんな写真が撮れるとは思わず、ラッキーでした。

2008年5月 7日

 いい天気になったのでほ場に出ました。いつもの定番が多いですが、連休明けに出しておきます。


 オオスズメの女王に対抗してクロオアリの女王です。結婚飛行を終えて巣となるところを探している
のを見つけました。子供の頃ならこういう女王を見つけたらこれを飼えばコロニーができると大喜びで
持ち帰っただろうに・・・そう思うときには時期が違って見つからず、大人になって見つけても
もうそういうことはしないとは・・・ちょっと残念ですし、反省するような気分です。
 胸部に翅が抜け落ちた部分がみられますね?ですからこれが羽アリで大きいから女王だとわかります。

        

 ツバキの新梢にたくさんのカメムシが集まっていました。まだ果実が少ないので、新梢を栄養分に
するようなので、そういうことだと思います。これはホソヘリカメムシです。一番個体数が多かったです。
ダイズなどに行く前はこんな所にいるんですね・・・

           
 エサキモンキツノカメムシもいました。バレンタインデーとかの時期にハートだからとこのカメムシを
題材にしていることが多くて驚きました。母の日も近いし、感謝のハートでいかがでしょうか?
       
 ハコベホオズキによくいるホオズキカメムシもいまはまだイネ科の雑草にいました。こうしてみると
かっこいい感じがします(笑)

        
 ビロウドコガネがバラにいました。細かい毛にクモの巣のようなものがついていてちょっと
汚れていました。

       
 たまにはクモも・・・これはハエトリグモの1種ですが、種名は??結構大きめでした・・・
   
 ×印を背負ったかっこいい巣がありましたから思わず撮影してしまいました。あ、種名を書きません
でしたね。コガネグモです。印象的ですね。

     
 クサカゲロウの卵です。こうして長い柄の先に卵が産まれているのですが、種によって産み方とか
柄の長さとかが違います。これはヨツボシクサカゲロウもしくは近縁種だと思うのですが・・・
 こうした形状と突然葉からこういうものが出ているとかから、クサカゲロウの卵は
「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれています。

   
 ウルトラ定番のベニシジミはハルジオンで吸蜜です。いつも静止してくれるかわいいチョウです。

2008年5月 8日

 週末は寒くなるそうで、その前にと思ってほ場に出てみました。

 
 カラムシの頂芽にいるのはアカタテハの幼虫です。今、頑張って葉をつづっているところです。
葉をつづるまえはこんな無防備な状態なので、外敵に襲われることも多いのではないかと思います。
こうしてつづった葉が多くみられるのが今のカラムシですが、はじめは結構いてもクモに襲われたり
個体数は少なくなっていきます。


 ナミテントウの幼虫です。あるところにたくさんいました。十分育ってさなぎになる個体が多かったです。
右側は蛹になる前の前蛹という状態です。


 蛹になりたてと右は固まった蛹です。テントウムシは幼虫と成虫のイメージがずいぶん違う昆虫の1つですね。

           
 成虫はこれからたくさん出てくるようですが、少しいたので、成虫写真も出しておきますね。

2008年5月 9日

 連日アップすると暇そうに思われるので、心配ですが・・・アゲハチョウが撮影できたので・・・

      
 ヒメジオンに来たアゲハチョウ春型、けっこう小さい個体でした。でもまだ羽化したてで
きれいな個体でした。写真を撮っても吸蜜をし続けていました。かなりおなかがすいて
いたんですね。
           
 ヤブキリは3鈴とか4齢になっていてタンポポにはいなくなってきました。もっと高いところに
移ってきています。これはカラムシにいる3鈴幼虫、もっと高いところにいくのはいつかな?

2008年5月 17日

 3月に戻ったような日々でしたが、ようやくまた過ごしやすくなってきました。調査などをしに
ほ場に出たので、写真を撮ってみました。

     
 ツマグロヒョウモンのオスがいました。今年もこうして春から園芸にみられる昆虫になっているのですね。
草を刈ったほ場の開けたような場所にいました。こうした場所が大好きみたいです。メスの写真も撮らねば!

       
 成虫越冬するバッタ目昆虫はクビキリギスは撮影していましたが、このツチイナゴは初めて園芸で
撮影できて嬉しいです。成虫越冬昆虫もたくさん撮影したいですね。


 そしたらその近くにクビキリギスもいました。左右とも同じ個体ですが、先日の鳴いていた個体は
褐色だったので、緑個体が嬉しかったです。草の間から顔を出す様子が良かったので前から顔を撮影
しました。


 ヤブキリは2〜4齢までみられました。左は3鈴で右が4齢幼虫です。4齢幼虫は産卵管も肉眼でわかるように
なってきました。どちらもツバキの樹にいましたが、どちらの個体も爪は浮かせていてカカトアルキのようにとまって
います!結構こういう静止状態になるのかな・・・おもしろいですね。

         
 同じキリギリスの仲間の幼虫ですが、ヒメギスは初めて撮影したので嬉しいです。黒い色に緑のラインが
とってもかっこいいですな・・・産卵管があるからメスです。この種も肉食性が強いです。

          
 ツバキの新梢にはやはりカメムシが多いようでした。この前紹介していないホソハリカメムシがいました。
でもこの種は以前撮影していますね。イネ科にいることが多いようですが、なぜかツバキに数個体いました・・・

        

 オナガバチは前回と違う種のようです。彼女が産卵している樹はサルノコシカケ的なキノコが
たくさん生えているので、キバチが今後もいるかは不明ですが、来年も見たいですね・・・

        
 帰り際に道ばたに歩いていたオオヒラタシデムシです。圃場内が伐採で明るくなっているから彼らに
とっては棲みにくい環境になっているかもしれませんね。


 徘徊性昆虫かなと思って近づくと右のアオオサムシはそうですが、左のコクワガタは違いますね・・・
どちらも車?に惹かれたようで残念です。ほ場の方の道だから車は少ないのですが・・・こういう場面を
今後見たくないですね・・・

2008年5月 18日

 山武市等でイベント?があり昆虫の話をしたのでそのときに撮った写真などを出しておきます。戸定では
ないですが・・・

       
 アシナガムシヒキという他の昆虫等の体液を吸うアブがいました。葉の上にいる個体はみんな
左前脚を「はいっ!」という感じで上に上げていました。何ともユーモラスですが、「アブ君、
答えてください」なんて指名したくなるようなジェスチャーに笑ってしまいました。
 戸定にもいたら撮影したいなあ…5月とか6月にしか見られないようです。餌を食べている
ところも見てみたいです。

   
 ジガバチがいたので、これは捕まえて子供たちに説明してから逃がしてやりましたが、少し
土の上にいてくれたから撮影しました。ですから自然状態ではありません。本当は狩りをして
いるところが撮影できたらなあ…いつか機会を作りたいです。

       
 今年もいました!コアオハナムグリです。一生懸命花粉を食べていました。今年も何回か
撮影すると思います。

 成東でオオムラサキを飼育しているところにいきました。たくさんいてびっくりしました。
今後連携していければということでしたが、距離的に近いならいろいろできそうですが…
環境教育等にも何か利用できるかなとか考えながら帰りました。


 オオムラサキの幼虫はよく見るとかわいい顔をしています。頭部のツノの裏側が真っ青だとは
知りませんでした。関東も平地にも昔はいたのでしょうけど、千葉ではどういう分布だったかは
わからないので調べてみないと・・・ここでは放チョウなどはしていないので大丈夫ですが…

   
 エノキの葉上で休む個体。こんな感じだとなんだかわかりませんね。右に見える涙型のものは
エノキトガリタマバエの虫こぶです。

        
 エノキによくついているヒモワタカイガラムシの卵のうです。カイガラムシのメス成虫は
茶色い部分です。ここから長く綿状のひもが出ていますが、この中に卵が入っています。
 この小さい体のどこからこんなに長いものが出てくるのか不思議です。

2008年5月 20日

 試験をしないといけないので、チャドクガの発生を見に行きましたが、大量に出ていました!
十分な数がそろいました・・・


  こうしてみるときれいに並んでいてかわいい感じもしますけどね・・・毒毛があるので学内でも嫌われ者です。

  
 菜の花に付いていたモンシロチョウの幼虫から脱出したアオムシコマユバチの繭です。寄生蜂の中でも数多く
目にする昆虫ですね。でも成虫の写真は撮っていないですねえ・・・小さいからなあ・・・


 クズのマルカメムシとツバキ葉上のクモヘリカメムシです。最初は口吻を伸ばしていましたが、ストロボ光に驚いたのか
すぐに引っ込めてしまいました。マルカメムシもこうしてみるとユーモラスですが、大量にいると好感度が下がりますね・・・

       
 ツヤアオカメムシかと思いましたが、アオクサカメムシのようです。こちらも果樹害虫になっていますね。
初めて撮影できました。

     
 最後は不思議な写真です。植物病学のハウスにあるウリの巻きひげに絡まってしまったハエの仲間です。
巻きひげがそんなに素早くハエを捕らえるとは思わないので、何かこのハエにとって不運なことが重なった
のでしょうか?寝ている間に絡まった?「どんな のんびりやさん なんだ!」とつっこみたくなります・・・
このウリが食虫植物に進化するか1万年後に確認したいです(笑)。情報提供の宍戸先生に感謝です。

2008年5月 21日

 今日は天気も良く、我孫子の自然豊かな場所にジンガサハムシを見に行きました。ジンガサハムシは
あまり多くなく、おまけに食草以外にいたから写真は撮れずでした・・・でも他の写真を!

       
 今年も見られました。コムラサキ?にいたイチモンジカメノコハムシです。ジンガサハムシの代わりに
出しておきますね(笑)これでもジンガサと比較しなければきれいな色をしていますよね?

 
 ヤマトシリアゲがたくさん発生していました。昨年は横からのみの撮影でしたが、あの特徴的な口吻を
写したかったので、正面から撮影しました。カメラを向けたらこちらを向いてくれました!
何ともユーモラスな顔ですね。


 左はサトキマダラヒカゲです。まだ新鮮な個体でしたが少し翅がゆがんでいます。ゆらゆら飛翔していましたが、
問題はないようです。右はヒメウラナミジャノメです。夕方になったので、草むらで休みを取るところなのでしょう。
翅は少し痛んでいて残念でした。


 雌雄で触角の長さが激しく違うハチがいました。これだけ違うのもすごいですね。フェロモンの認識と言うよりは
ディスプレイ(誇示)のためかと思いますが・・・こんな特徴的なのにどうも種がわかりません。他の図鑑も参考に
してみます・・・

        
 ハラナガツチバチの一種が地面をさかんに探っていました。コガネムシの幼虫に寄生するということから
寄主を探しているのかもしれません。それにしてもおもしろい生活史ですね・・・

         
 ホシハラビロヘリカメムシが交尾をしていました。マメ科植物についているようですが、
このときは違う植物上にいました。隣にユスリカもいますね(笑)

         
 ハルジオンの花に顔を突っ込んで花粉を食べているアシナガコガネのようにみえる甲虫。
種名は写真では難しいかな・・・でも倒立している状態で思わず笑ってしまいました。

     
 このところムシヒキアブの仲間をよく見ます。マガリケムシヒキのメスのようにみえますが、断定は
できないですね。写真だけでは同定は難しいものがあります。今度はこの仲間がハンティングしている
ところを撮影してみたいです。

             
 左は櫛ひげ状になっている触角を持つコウチュウです。うーん・・・これも種はまだ不明です・・・このところ忙しく
てアップできないのは同定作業ができないからでもあります・・・、

   
 ジョウカイボンのようです。数個体みられました。カミキリムシ的な体型をしていますが、全く別のグループです。
成虫は花蜜にも来ますが、他の昆虫を捕らえて食べますし、幼虫も肉食性です。

         
 小さいですが印象的な斑紋だったので撮影しました。同定にあたりカギバかシャクガの仲間と思って調べたら
ギンツバメというアゲハモドキガ科でギンツバメガガ亜科に属する蛾であることがわかりました。幼虫期などは
1982年の時点では(古くてすいません)わかっていないようです。
          
 道路を横断していた幼虫ですけど調べてみたらキバラモクメキリガという種でした。終齢幼虫の頭部の後ろの
黒い紋が印象的です。土中で蛹化するために食草(様々な科にまたがる広食性)から降りてきたところのようです。
このまま前蛹で夏を越し、蛹化は秋で10月頃に成虫になるようです。

2008年5月 22日

 続いて学内の昆虫も撮影しました。

 この時期にみられる美しいカミキリムシ、ベニカミキリです。タケを食しているので寮の裏手の竹林等からこの時期に
羽化してきます。以前交尾写真を撮りましたが、また撮影したいものです。

2008年5月 26日

 合間を縫って学内で撮影しました。写真はあっても文章書く暇が無く・・・どうもすいません・・・

      
 我孫子にいたハラナガツチバチが学内にもいましたが、カメラを向けたら後ろを向いてしまいがっかり・・・
おまけに離れたのでピントも甘く・・・参考程度にみて下さい(笑)

      
 オオヒラタシデムシがアスファルト上を歩いているのによく出くわします。いつも忙しそうにしている
彼らですが、この個体は立ち止まって体の掃除をずっとしていたので、前方から撮影することができました。

       
 シロコブゾウムシとおもったら近縁種のヒメシロコブゾウムシのようです。この時期いろいろなところで
みられるゾウムシですね。でもあとから出てきますが、近縁種がいて同所的に生息していました。

2008年 5月 30日

 撮影だけはしていたのですが、文章を書く暇が無くようやくアップです・・・でもメモとかで書いておかないと
どういう状況か忘れてしまっていることが判明・・・思い出しながら書くと時間がかかりそれで時間が無くなりと
悪循環です・・・メモ的に書きつつも更新を目指します。

        
 ギシギシにいたハグロハバチの幼虫。眼
のところが黒くなっているので「かわいい」というイメージが
あります。一列に並んだ黒点も印象的です。

         
          このゾウムシも不明ですう・・・

 こちらがシロコブゾウムシでした。鞘翅は茶色がかり、こぶの部分がはっきりしています。右の写真は死んだまね
(擬死)を行っているシロコブゾウムシです。このままじっとしています。こぶの部分が目立っています。

         
 こちらもクズにつくゾウムシ、オジロアシナガゾウムシです。白黒パンダの配色ですが、鳥の糞に擬態している
という紹介もありました。確かに一瞬わかりませんね。ゾウムシだけかと思ったらアリが一緒にいました。なにを
しているのか気になりました・・・

         
 たまたまクズの虫を紹介していますが、クズといえばマルカメムシでしょう・・・集合フェロモンの力か
このように集合している個体群も珍しくありません。越冬のために民家に入り込んだり洗濯物にくっついて
臭いを発したりと嫌われ者になることもあります。

              
  ドクガの仲間?の幼虫がハナショウブ系の葉を食べていました。雨のしずくが長い毛に光っています。

       
 バラについたアカスジチュウレンジの幼虫を見据えているハエです。その行動からヤドリバエみたいに
みえる(種名は断定できないですが)のですが、異常な関心を示すハエとばくばく食べているハバチ幼虫の
雰囲気が独特のものがあります。

        
 ゲホウグモの卵塊がありました。隣接した葉に2カ所作ってありました。外側にカバーしている赤い糸が
特徴的です。孵化の瞬間は立ち会えないかもですが、これからも様子をみていきます。まだ成体を確認して
いないので、今度は幼体や成体の写真も撮ってみますね(昆虫ではないですが・・・)。

2008年 6月 2日

 ようやく6月の分を更新しています・・・(文章を書いている)・・・6月はいろいろ予定が詰まって
いて更新が少ないかもですが・・・ごめんなさい。

        
 いつか見かけたヒメギスも大きくなっています。こうしていろいろ観察してみるとキリギリス類も
着実に大きくなっていることがわかります。

          
 少し変わったハナアブがいたので撮影しました。アシブトハナアブという種でしたが、アシブト(脚太)
を実感できるのは後脚で、この写真では翅の下に隠れていてちょっと分かりづらくすいません。

2008年 6月 4日

 成東で調査がありました。浜辺の昆虫などもお見せします。
 
 
先ずはセイタカアワダチソウアブラの産仔から、アブラムシはこうやって成虫が卵ではなく幼虫を
産むのでどんどん増えていくわけです。ほかのアブラムシの産仔も撮影してみます。


 セイタカアワダチソウアブラが大発生しているので、捕食者もいます。ナミテントウ(右)と左は
まさに捕食中のナナホシテントウです。

        
 薄い緑色が美しいヨコバイです。クワキヨコバイなのかな?ヨコバイの仲間もよく見ると美しいので
これからもいろいろ撮影していきたいです。

           
 ようやく浜辺的な?写真です。ハマヒルガオの花に来たハナバチの一種です。薄曇りだったのですが、さかんに
活動していました。後脚に集粉毛といわれる長い毛があるからニッポンヒゲナガハナバチのメスかなと思うのですが、
コシブトハナバチのようにもみえたりします・・・

 
 砂浜にいた2種のハチ、左のハチは休止していますが、飛んで移動しつつ休止しています。何をしている
のか不明です。右のハチは場所を探していてその場所に来たら潜り込み始めました。潜り込む寸前の写真です。
巣穴があるようです。種の同定は今のところできていません・・・


 バラに作られたバラハタマバチによるバラハタマフシと呼ばれるゴール(虫こぶ)です。どういう訳か局所的にいて、
一部の枝だけについていたりします。中にはハチの幼虫が入っています。
 左の表の状況を確認して裏にひっくり返したらさらにたくさんついていてびっくりしました。

2008年 6月 8日

          
 兵庫に行って供試虫の採集も行いました。でもこれは関係ないコシアキトンボ(笑)

      
 無防除のキャベツで採集してみました。こんな風に外側の葉に細かい食害痕がみられたら・・・

  
 ヨトウガの幼虫が集団でいるはずです(左)。緑色の幼虫が裏にいることが多いです。右の写真は偶然見つけたもので、
私が並べて置いたのではないのですが(信じてください)、左の中齢幼虫は緑色ですが、終齢幼虫になると右の個体の
ように褐色になります。終齢時に幼虫期の8割とかの葉を食害するので注意が必要です。糞の大きさを比べるとその差が
よく分かります。しつこいですが、やらせではありません・・・

              
 ヨトウガと違って集団ではいないキンウワバの幼虫。腹脚が2対なのが特徴です。また終齢になっても体色の変化は
ありません。

2008年 6月 10日

   
 ナナフシモドキの幼虫がいました。左の後脚がやや短いですが、これは一度切れたものが再生されつつあるから
です。昆虫の脚などが切り落ちてしまってもたいていは再生せずそのままですが、そのなかでナナフシ類の脚の再生
は数少ない例外です。

 ああ!とうとう撮影することができました。柏のセンターの塚越先生から梅にいた幼虫をもらったのですが、
その個体を撮影したのでは戸定ではないと変にこだわっていたら(笑)今日の学生実験で学内の個体を3年生が
見つけてくれました。
 塚越さんもその学生さんたちも同じ感想で「こんな変な虫みたこと無い!変な形です!」というような反応です。
これはシャチホコガという蛾の幼虫で、左のように静止しているときは左の頭の部分と右のおしりの部分を反り返り
天守閣の鯱状態になります。これでこの名があるのです。学内のエノキについていましたが、少し経つと食事をして
いました。胸脚がこんなに発達している蛾の幼虫はいないですね。どうしてこんな形なのか謎です。かっこよくて
好きな幼虫だと喜びましたが、研究室内では賛同者がいる反面、他の人は気持ち悪がる人も多いです(笑)。

  
 モンゼンイスノアブラムシがイスノキに作らせたゴール(虫こぶ)です。左のような色合いになるのが普通ですが
右のようなものもあってびっくり!同種なのか??・中にはアブラムシが入っていて有翅虫がたくさん入っている
ものもありました。こんな固いゴールの中にいるアブラムシはどうやってこの中から出てくるのか?おもしろいことに
そのうち孔が開き始めます(1カ所)そしてそこから飛び立つわけです。長い進化の不思議さを実感できる現象です。
           
 ゴミグモがいました。巣にゴミをくっつけて自分はその中心にいます。どこにいるか分かりますか?

        
 ゲホウグモの卵塊は中で変化が起こっているようです。もう出たあとなのか、もう少しなのか?
もう少し様子みてみます。

2008年 6月 13日

 学生実験でベイトトラップを行いました。そこで捕れた昆虫です。ですので室内での撮影です・・・
戸定であることには変わらないからアップします。

      
 セアカヒラタゴミムシです。その名の通り鞘翅が赤いですが、個体によっては黒いものがいたり、
鞘翅どころか胸部も赤い個体など多様性があるようです。

     
 もう少し赤い個体のような気がしましたが、写真を撮るとあまり赤くないです・・・アオオサムシの
やや赤色系です。房総半島の南にはもっと赤い個体もいるので、それを撮影しないと・・・

 というわけでプチ更新でした。

2008年 6月 15日

 更新しようと思うと連続でしたりして・・・6月後半はすごいスケジュールですが・・・更新できるか?
それよりも講義のHPを更新しないと・・・どうもすいません・・・



 カノコガが今年も発生していました。ほ場の一部の場所だけに毎年みられます。幼虫は広食性だが枯葉食
の可能性もあるということでしたが、そんなに広範囲な食性を持つのにどうしてほ場のある場所にしか発生
いないのかが不思議です。年2化だそうですが、2日目は確認できていないので、今年みてみます。

        
 学生が採ってきてくれたアカスジキンカメムシなのでずるした写真ですが、触角が片方無かったり
左前脚もない状態でしたので、完全な個体で撮影します。しかしきれいなカメムシですね。

    
 14日に撮影したシャチホコガです。しかし15日にはみえなくなっていました。蛹化したならいい
が・・・様子をみてみたかったので残念・・・

       
 サビキコリも毎年必ず見かける昆虫です。この虫も毎年同じような場所でみられます。餌はいろいろ
だそうなので、これもあちこちにいてもいいのになあ・・・まあサビキコリの場合は見落としも多い
と思うので、気のせいかもしれません(笑)

    
 ほ場の奥にニホンミツバチの巣があると丸尾先生から教えてもらっていたのですが、行けないまま今日に
なっていたのですが、ほ場にいた野島先生の案内で見ることができました。少し高いところにある樹の枝を
切り落とした部分から出入りしていました。中は洞が広がっているのかな?カミキリムシの食痕を利用しての
入り口なので秋にオオスズメが入り込まないといいなと思いました。せわしく出入りしていましたが、早くも
スズメバチの偵察個体も来ていました。入り口まで脚立をたてて撮った写真を何枚か・・・

      
  
 花粉ダンゴをつけてきた個体もいたりしてめまぐるしく出入りしていました。今年も少し様子を
見ていきたいと思います。

          
 栗の花が咲いていてこれを目当てにいろいろな昆虫が集まります。コアオハナムグリはたくさん
いて食事に精出していました。

  
 そして枝にはたくさんのクリオオアブラムシがついていて捕食者なども見られました。そんななか
たくさんのアリも来ていてクリオオアブラの世話をしていましたが、触角を素早く動かしてアブラムシ
の腹部を叩いている個体もたくさん見られました。アブラムシの出す甘露をもらっているところを
撮りたかったのですが、
動きも多く、無理かなと思いつつも撮影しました。でも1枚だけ見事にその
瞬間を切り取ることができました。こうしてアブラムシから甘い蜜をもらい、アリはアブラムシの
ガードなどしているわけです。ややピンは甘いですが、満足しました(笑)

2008年 6月 18日

 学内の観察で外に出たので、撮影しました。夕方に出たところいくつか良い写真が撮れました。

   
   
 ヤブキリも大きくなってきました。5齢幼虫のようです。オスは目につかなくなりました。いるのは
メスばかり・・・でも夕方から鳴き声が聞こえてきたのでオスは成虫になったものが多いのかもしれません。

   
 あまり良い写真ではないですが、ナナフシモドキがいました。だいぶ大きくなってきました。

   
 チュウレンジハバチはバラの害虫ですが、今年はツツジにつくルリチュウレンジも目立つように
思います。バラのアカスジチュウレンジみたいに集団でいます。大きな個体は抜け殻がおしりの先にあり
まだ頭部も黄色いので脱皮直後のようです。成虫の写真も撮らねば!


 この時期に葉の上で占有行動を行うアシナガバエの仲間です。分類は難しいようですね。日光下では
きれいに輝いていますが、
ストロボ使うとちょっと雰囲気が変わりうまく撮れないです。メタリック感を出すためもう少しチャレンジしてみたいが・・・

        
  孵化直後のクサギカメムシの1鈴幼虫です。鮮やかな赤い色が警戒色的な役割を果たしているようですね。
 学生さんが見つけてくれました。

        
 ビロウドハマキがみつかりました。毎年この時期にみられて嬉しくなる蛾です。今年は交尾写真が撮れるかしら・・・

       
 夕方にまた観察したところ、木の葉裏でルリシジミが休んでいました。このまま睡眠に入るところでしょう
夕方に行くとチョウの仲間はこうして休む個体がいるので、また行ってみようと思います。

       
 クロコガネの仲間(図鑑ではいろいろいるみたい・・・)が盛んに飛び回り、葉裏にいるメスと
交尾をしていました。交尾器の接合後、オスは完全にメスにぶら下がるので、メスも体力が必要です。

 1匹のメスがコーリング(性フェロモンを放出)していたので撮影してみました。


    おしりの先からフェロモン腺が出ているのがみえます。そこへオスが飛来してマウントして

  交尾に至りました。あちこちでこういう光景が見られました。

2008年 6月 21日

 北小金の小金小学校のイベントである「わくわく探検隊」に今年も参加しました。そしたら同行した
学生がすばらしいものを採集してくれました。

    

    
 間近でみたのは初めてです。チョウトンボ!北小金の住宅地でも見ることができるとは!びっくりました。
園芸でもたまに飛んでいますけど数は少ないです。

2008年 6月 23日

 巻いた葉の中などをさかんに探し回る狩人バチであるオオフタオビドロバチのメス成虫。ハマキガとかの
幼虫を狩って、麻酔し、環状構造物に営巣した巣に持ち帰り卵を産んで、幼虫はハマキガ等の幼虫を
餌とします。いろいろな葉を探していました。

 

        
 ウズラカメムシがいたので撮影しました。しかし今回も餌であるイネ科雑草ではない葉にいました(笑)
真っ赤な触角がキュートです・・・今度はイネにいるところを・・・

2008年 6月 24日

 今年は学生実験の期間が長く、2回目の野外観察をしました。結構いろいろ見ることができて楽しかったです。
そして写真も撮ってみました。

        
 ダンダラテントウはあまり多くないですが、餌の選好性が高いのか、ある樹にみられたらそこには
少し集まったりしています。昔の実験材料なので愛着があります。

     
 小さかったヒメギスも結構大きくなりました。成虫の写真も撮りたいものです・・・この個体は左前脚が
傷ついているので、餌とるのが大変だなと思いました。

         
 何だろうと思って調べたらクサキリのようです。よく見るとあちこちで見かけることができます。
今年は少しいろいろなバッタやキリギリスの成虫の写真を撮っておきたいです。

      
 なぜかオオヒラタシデムシが、低いところですけど葉によじ登ってマウントしていました。いつもは
地上でしか見ないからこういう写真はやや違和感があります(笑)。無防備になるので警戒してやや高い
ところに移ったのでしょうか?

     
 クリの葉上でのドウガネブイブイです。和名は「胴金」と羽音「ブンブン」から来ているようです。
おもしろいですね。こういうカナブン的な形態からコガネムシが葉を食すると聞くと驚くひとが
いますが、幼虫は根を成虫は葉を食べる結構やっかいな虫なんです。

       
 ハラナガツチバチかな?クローバーの花に来ていました。彼らも栄養の補給は普通に花密ですが、
この後幼虫の餌を探しに土の中を探索するのですからおもしろい生活史ですね。

       
 林縁の暗いところに結構みられたオオアオイトトンボです。一度つかまえたのでちょっと不自然な
とまり方をしています。まだ未成熟個体ですが、今度は落ち着いた個体を撮りたいものです。

       
 アゲハチョウの成虫が翅を広げて休んでいました。嬉しくて撮影しましたが、かなり小さな
個体でした。今年はアゲハの一生を撮影する予定です。

2008年 6月 25日

 研究室全体の試験の時に嬉しい昆虫がいたのでカメラを取りに戻りました。中座してすいません。
サクラの樹にいるキマワリです。顔をよく見ると左右の複眼が正面で接しそうになっています。
まるでサングラスをかけているようです。

       
               サクラの樹の幹にいた キマワリ

   
 ヒカゲチョウが葉表にいました。翅表の斑紋はほとんどなくてかなり地味な印象のあるチョウですね。
この色彩で蛾だと思う人もいるようです。

   
 やはり夕方にほ場に出ると今度はキアゲハが睡眠に入る前という感じでした。こんな風に簡単に撮影
できるから夏の夕方はお勧めです。でも蚊の大群も待ち受けていま?
  
 洗心館の方が届けてくれました!自力では見つからなかったビロウドハマキの交尾個体です。
のメスと左のオスではやや色彩に違いがあるのがよくわかりますね。色合いといい好きな蛾の一つです。
今度いろいろ調べてみたいです。

      
 クビキリギスの成虫がまだいました。そろそろ寿命かなという感じですね・・・もう7月もすぐそこですし・・・

 というわけでようやく6月分の更新を8月18日に行いました。


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