戸定の昆虫 2025-2 (46月)April to June, 2025


  学会も終わり,今年度から公務の多くが外れました! 写真撮影の時間が取れるかな・・・

  今年度もよろしくお願いいたします・・・

 2025年 トップ

  622日(
 
  疲れが溜まり遠出を諦め,近場の公園で生きものを探すが暑さと強風で・・・
  

  アオスジアゲハも暑いのか,池に浮いた枯葉に乗って直接給水!かなり長時間吸っていた。ちょうど
  吹きだまりのようになっているから,この水ならミネラルも吸収できるのかもしれないが,暑いから
 体温冷やすのに役立っているように感じました。
  
  写しづらい位置だったけど何とか 横から写せました。翅の後ろは水没しています・・・
  
  アオモンイトトンボは暑い中でも交尾態がちらほら・・・数は少なかったがどのメスも濃褐色どころか
 ほぼ黒色・・・上の写真はストロボ無しですが,このように真っ黒に見えました。
  
  フラッシュがあれば濃い褐色? ・・・黒褐色という感じですね。個体数が少ないのでちょうど世代
 の入れ替わりで日齢が進んだ個体が多いのかもしれません・・・
  
  今回撮影した4ペアの内3ペアは ほぼ黒色のメスでした。
  
  このメスは褐色でした。オス型のメスはいませんでした。
  前回観察できなかったアジアイトトンボを探してみたら・・・
  
  今日は見つかりましたが,でも数は多くなかった。
  
  こちらはメスの体色変化は目立たないので,いつもと変わらずといった雰囲気でした。
  
  日向は暑すぎて,コフキトンボやコシアキトンボとかもいましたが,動き速くて撮影できず・・・
 ウチワヤンマも交尾態がみられましたが,近くに来なかった・・・とまっていた個体を写しただけでした・・・
  最後は多くなってきた外来種・・・
  
  チュウゴクアミガサハゴロモです。いろいろな樹木に寄生しているので今後が心配です。枝ではな く
 こんな感じで葉にいたので違和感がありました。 強風が吹き葉も大きく揺れていたのでしがみ付いて
  いると思いますが・・・

  6 18日(
 
  昼休みに近く公園行ってアベリアの花とかないかと見て回りましたが,日向は暑すぎて木陰に行くと
 そこは水路で・・・まあ知っていますが・・・いきなりギンヤンマが単独産卵していて・・・
  
  これを見てしまったらこちらに注力してしまい・・・
  

  木漏れ日が入る空間がお気に入りなのか,何度も戻ってきてくれたので撮影し易く有り難かったです。
  こうなると・・・他のトンボも探してしまい・・・
  
  まだ出始めですが,きれいなチョウトンボが何頭かみられました。 もっと輝く個体もいたので
  またの機会に撮影したい・・・
  
  しかし暑い・・・コフキトンボはオベリスク型にならないんですね・・・独特のポーズで太陽光が
 当たらないようにしているようです。休む時に翅も下げないので本当に独特です。
  
  オビトンボ型のメスも同じポーズです。コフキトンボのオスは盛んにけん制し合っていましたが,
 交尾とかは全くなく・・・朝なんですかね?
  
  クロイトトンボの交尾は時間帯は決まっていないようです。何ペアも撮影できました。
  
  スイレンのつぼみにとまるウチワヤンマ・・・ウチワヤンマもいろいろ撮影したいトンボです。
  
  連結産卵しているギンヤンマのペアがいきなり目の前に来ました!素晴らしいです。
  
  良い場所にとまることが多くありがたいペアでした。今年は交尾態の撮影もしたい!
  ということで途中からトンボ撮影となって時間がなくなり公園をあとにしました・・・

  6 16日(
 
  梅雨入りしたと思ったら今週はずっと晴れのようですが,それはそれで嬉しい。学内に出て
 みましたが,ハコベホオズキに見慣れない黒いハチが・・・クマバチに似ているので真っ黒いと
 なると・・・もしやタイワンタケクマバチ?まだ千葉には来ていないと思ったが・・・
  写真を何枚か撮って専門家に聞くと・・・・やはりタイワンタケクマバチでした。
  2006年に愛知県で侵入が確認され,分布を拡げていますが,もしかして千葉県初記録???

  

  真っ黒いクマバチですが,一部にやや赤い部分も・・・どんどん分布拡げているのですね・・・
  
  ハコベホオズキの花はとても小さいので滞在時間が短く慌ただしかった・・・
  
  学内にもタケはあるからこれからたくさん見られるのか?クマバチとの関係は大丈夫か?
  
  花から飛び立ったが、飛翔写真が撮れました・・・しかし今後の状況が心配です。

  5 14日(
 
  出かけたので撮影もしましたが,この地はまだ春が早く・・・
  

  多くのコサナエが羽化していました。でも羽化の最中の個体は全然写せなくて,歩いて飛び立った
 個体だけでした・・・
  
  この個体はメス。こうして翅を開いている個体はまたすぐに遠くに飛んでいってしまいます。
  
  この個体のように,飛び立っても,もう少し体を乾かしたい?個体は 翅を閉じてじっとしていました。
 成熟個体は全然現れなかったので,まだ羽化の初期なんですかね・・・
  
  これも羽化後に飛び立ったアジアイトトンボ ・・・
  トンボだけではなく・・・
  
  キアゲハもまだすごく新鮮な個体。尾状突起がまだ柔らかいです。羽化して最初の食事かな・・・
 というわけで,やはりまだ春になったばかりという感じ・・・
  でも越冬組は産卵していました。
  
   オツネントンボは結構いましたが,ペアは少なかった。でも熱心に産卵していました。
  このペアは近づいても産卵をやめませんでした。
  
  わかりにくいですが,彼らがとまっている葉の表面は横にスジが入っていて,よく見ると 一つ一つ
 孔があいていて産卵痕です。少なくても2回長時間産んでいるようで,同一ペアか他のペアかは分かり
 ませんが,良いものを見ました。もう一つオツネントンボですが・・・
  
  しばしば見られると書いてあるメスの単独産卵ですが,初めて観察できました。これはとても
 嬉しかったです。

  4 15日(
 
  大学に着いて一番にオオカマキリの卵嚢に向かいました。9時前だと早いかなと思いましたが・・・
  
   何ともう孵化の真っ最中・・・本当は前幼虫と呼ばれる卵鞘から脱出してくる個体の集合を撮りた
  かったのですが,前幼虫が脱皮して1齢幼虫が分散をはじめる時期でしたから30分早くても良かった
 ようで,少し残念・・・でもこれをオオカマキリの孵化と呼んでも間違いではないでしょう。頭部には
 頭頂囊と呼ばれる脱出時の頭を守るクッションの役割をする茶色いコブ状の組織や,淡褐色の孵化幼虫の
 体色を初めて見ることができて感無量です。
  操作したのではなく,野外の卵鞘での撮影に成功したので,個人的には夢・願いが叶った といえる
 光景で感動しました。
  来客もあるので,ありがとうと伝えて立ち去りつつも 彼らの無事を祈りました!たまたまご一緒できた
 育種研のM川先生も感動してくれて良かったです。
  
  上の個体は前幼虫が卵鞘の隙間から出てきたところです。くねくねしながら表面まで
 出てきました。ウジ虫型?をしていて複眼は黒く, 頭頂にコブ状の組織頭頂囊(少し色が
 濃い部分)が見えます。また,下にぶら下がっている個体は前幼虫から脱皮している個体です。
 複眼の色はもう黒色から変わってきています。黒色は卵鞘内にいた時は暗いので黒かった
 のかな・・・でも脱皮終わった後ろの個体の眼は黒いので何とも分かりませんが(笑)
  こうして卵鞘脱出時の個体の写真が撮れて嬉しいです。風が強かったですが,写真に残せて
 良かった・・・カマキリたち,ありがとうございました!

  4 14日(
 
  昆虫の写真を撮っていて,いまだに撮れていないシーンはもちろん多いですが,個人的にはカマキリの
 孵化シーンが撮りたいと思っています。そういえば今年は良い位置に卵鞘があったと行ってみると・・・
  
  今日の午前だったら見られたのかも!惜しいところでしたが,孵化幼虫がまだ卵鞘に複数いるのも
 これまでは撮れていないので,大きく目標に近づいたと書いておきましょう(笑)まだ近くに卵鞘が
 あるので明日がチャンスかな・・・でも明日の朝は来客が・・・
  あと,コモリグモが仔グモを背負っている写真も撮りたいが・・・と探すと・・・
  
  背景に溶け込んでいて,クモの体も卵嚢の色も溶け込んでいます・・・ウヅキコモリグモのようです。
 卵嚢が大きく,メスの腹部は小さかったので,これまで見た写真から推測するに,孵化した幼体はメス
 親の腹部だけではなく,孵化後も卵嚢は保持していて卵嚢の上にも群がっているようです。
   次の機会に仔グモを背負うメスグモを探し出して,確かめたい・・・
  
  ウヅキコモリグモのオスは黒っぽい体でした。 オスとメスの体色が違うから分かりやすかった・・・
  
  何匹か撮影していたら頭胸部の縦条のくびれが少ない個体がいて,イナダハリゲコモリグモかとも
 思ったものの,クビレにも個体差があるのだろうと思って一応ウヅキコモリグモですかね・・・それとも
 同所的に2種いるのか・・・
  結局は卵嚢を持った個体しか撮れなかったので ,また撮影してみます・・・  

  4 12日(
 
  今日は学内にいましたが,ハウスへのエアコン設置と講義準備でほとんど観察時間はなし・・・
 でも外にいる時はカメラ持参して撮影しました。
  

  展開したばかりのヒイラギモクセイの葉を食べている ヘリグロテントウノミハムシ。まだ展葉した
 ばかりなのに,こうして食痕ができるので・・・美観を損ねてしまいます。
  
  初めて正面から撮影できました。テントウムシ類とは顔が全然違いますね。頭部の大きさに対して
 複眼が占める割合が大きいとか触角が長いことも大きな違いですけど。
  
  今年もヒイラギモクセイはこの虫にやられてしまいますね・・・

  アカボシゴマダラの幼虫は終齢になったようです。
  
  近づくと警戒して固まってしまいますが,少し下から写したので顔は分かりますね。

  4 5日(
 
  少し遠出してオツネントンボの写真を撮りたいと出かけましたが,晴れたものの寒気が下りている
 そうで,風が冷たくあまり出てきませんでした。寒いあとに晴れた昨日に大奥の個体が出てきてしまった
 のかもしれません。他の昆虫も撮影できたので,これはこれで
良かったです。
  
  朝早くからベニシジミが活動していました。この時は風は吹いていなかったのに,その後だんだん
 冷たい風が吹いてきました。
  
  ヤマトクサカゲロウは成虫越冬する冬場は褐色でしたが,色が緑色に戻ってきました。でもまだ
 完全に戻っていないし,枯れた草にとまる性質は残っているようです・・・
  
  アジアイトトンボの未成熟個体です。前回はメスがいましたが,今日はオスが見られました。まだ
 翅が白っぽくて体は薄いブルーです。まだ成熟には時間がかかるかな・・・
  
  やや小型のアメンボがいました。ナミアメンボかと思いましたが,赤褐色なのでコセアカアメンボ
 だと思います。普通種ですが,初めて意識したかも・・・
  
   交尾個体も見られました。越冬明け個体の活動は早いですね・・・
  
  オツネントンボ,気が付いたら産卵個体が見られました。交尾個体を狙っていたのですが,出てきた
 個体が少なかったので,今日は残念でした。産卵していたのは2ペアでした。
  
  こうして水に浮いている枯葉に産卵するのが絵になります同一ペアを追いかけていたら・・・
  
  立ち枯れた葉の先端が水に浸かっている部位に 産卵をはじめました。ちょうど水面の境に産んで
 いましたが・・・
  
   後ずさりして結構腹部が潜っても産卵していました。もしかして潜水産卵?とか思いましたが・・・
 これぐらいの位置でまた前進し,これ以上は水に入りませんでした。
  
  しばらくするとやはり水面上に戻りました。
  もう1ペアは非常に敏感で近づくとすぐに逃げます。ようやくまともな写真になりましたが・・・
  
  産卵している最中でも,前にいるオスはたまに 翅を羽ばたかせ,警戒しているように見えました。
 同じオツネントンボでも,性格?というか,周囲への警戒レベルに個体差があるようです。
  期待したほど見られず残念でしたが,いろいろな昆虫を探しのは楽しいものです。

  4 4日(
 
  やっと晴れたので,学内を少し散策しました。昆虫たちも活動していると思ったので,どんな状況
 かなと・・・
  
  バラの葉にいたヤブキリの1齢幼虫,やはり孵化していましたね。この幼虫を見ると
 本格的な春の訪れを感じます。
  
  エノキの葉にいたアカボシゴマダラ,頭部の角が大きいので脱皮した直後かもしれません。近くに
 もう1頭いました。
  
  そうですね,この個体は頭部などは褐色で角は短く,頭部の基部(胸部との境)が膨らんでおり,もう
  すぐ脱皮する状態(眠)のようでした。外来種といえども放した人が悪いので彼らに罪はないと思います。
  このような一生懸命生きている姿を見ると強く感じます。
  
  越冬明けのナナホシテントウはローズマリーの葉をうろうろしていて,小さな昆虫?ダニ?を食べて
  いるようでした。
  
  その近くにはナミテントウもいました。ほぼ無紋の赤型です。これからいろいろな植物で見ることが
 できますね・・・
  キンモクセイの樹が芽吹いていたので近づいてみると・・・
  
  ヘリグロテントウノミハムシが早速やって来て葉を食べていました。キンモクセイの方がとなりの
 ヒイラギモクセイよりも先に芽吹くので,まずこちらに来ますが,その後はヒイラギモクセイに移ります。
  
  よく見るとヒイラギモクセイも,まだ小さいですが芽を出しています。 でもこちらの葉の方が好き
 なようで,成虫はヒイラギモクセイに多く見られました。テントウムシより触角が長いことが大きな
 特徴です。体も二回り小さいですけど・・・
  ということで春も本番になってきたことが分かりました。

 ・・・今年度は多くの写真を紹介したいものです・・・
 


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