戸定の昆虫 2012年 10〜12月


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 いきなりの台風でしたが,そろそろ気温も低くなるかな・・・更新は迅速ではないかも
しれませんが、気長にお待ちください。


11月 25日(日)

 自宅にミスジミバエが迷い込みました。写真を撮ったら飛び立ちましたが,なんとか離陸前の写真が撮れました。
複眼に緑色の模様が浮かび出てきれいだなと感じました。
     

11月 21日(水)

 全然外に出ていないので,フェロモントラップの調査の学生に同行して写真も狙いました。晩秋の昆虫を
いくつか撮影したので,ご覧ください。

 ツツジの樹の上にカマキリがいました。餌もないのにと思っていましたが,キタキチョウが付近を
飛んだりしていたのでそれなりに見つかるのかもしれませんね。

 
 ササキリがいましたが,ホシササキリにしては翅が小さいので,これはコバネササキリではないかと思うの
ですが,これだけではわかりません。本州には比較的多いようですが・・・

 
 小さいチョウがいましたが,ヤマトシジミでした。縁毛もきれいでこれはまだ羽化したばかりかな,
と思うメスでした。翅を開いてくれなかったのが残念です。

 
 ふとみると、緑の草にいるので目立つナナホシテントウがいました。まだ少し活動するのかな?

 
 花の上にいた大ハナアブです。複眼に模様があってよく見ると美しい感じがします。

 
 ハーブ上のオンブバッタです。緑のメスに茶色のオスが交尾していました。こういうペアをあまり見ないので
ちょっと嬉しくなりました。

 
 もう一匹カマキリがいました。カマキリもそろそろ産卵しておしまいですね。また来年今度は孵化の写真が
撮りたいなと思いました。

10月 15日(月)

 アベリアの花にホシホウジャクが来ていたので,写真を撮ってみました。動きが速いので
良いのはなかなか撮れないですね・・・

 
 似た角度が多いですね・・・

10月 5〜6日(金〜土)

 山形にヒメボクトウの被害実態調査に行きました。福島のリンゴ園を見せていただいた時も
衝撃を受けましたが,こちらでも樹が枯れています。
   
       各地で被害も出てきているので,本当に大変なことになっています。

   
   
 枯れた樹を割ると、こんな幼虫が入っています。この幼虫が集団で入っているのですから
枯れてしまうのも当然ですね。研究室のサイトにも報告しましたが,栃木県の梨に発生した
幼虫はDNAで調べた結果,ヒメボクトウの幼虫と同定されました。こんな幼虫がいたら
研究室に送っていただいて結構です。

 他の昆虫も少し撮影しました。
 
 動物(誰だろう?カラス??)にかじられたリンゴに、キタテハがきていました。
彼らはこうした果実にも結構やってきます。花よりこうした匂いが好きなのかな・・・

 
 果樹園そばの河原に入ってヤナギとかの被害も見ていましたが,足下のツユムシが気になります。
近くに人がいてもほとんど逃げませんでした。

10月 1日(月)

 9月はちっとも更新しなかったので,ページの最初ぐらいはと外に出ました。台風でもじっと
耐えていたのかチョウがみられました。クロアゲハとアオスジアゲハとイチモンジセセリは撮影
できませんでしたが・・・・ウラギンシジミはとまってくれました。
  
    少し痛んだ翅は台風の風によるのか・・・元気に生きてほしいと思います。

 サクラの樹にモンクロシャチホコの幼虫がいました。ちょっと遅めですが,終齢幼虫です。
  



 私事ですいませんが,11月に最愛の母 野村英子が急逝しました。まだ74歳でした。私が昆虫を
好きになったのも,この道に進んだのも、いつも私を励まし応援してくれた母のおかげだと思っています。
母がこれからの私を直接見てくれないのは残念ですが,いつもどこかで見てくれていると思って,
いろいろ活動していこうと思います。母の冥福を祈るとともに,来るべく年が良い年になるよう・・・
皆さんと頑張っていきたいです。...for the memories of my mom, Hideko Nomura...

      


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